IPv6試験ファームウェア"WS-ONE"について
ヤマハRTシリーズのIPv6対応試験ファームウェアは"WS-ONE"と呼ばれます。
"WS-ONE"につきましては
開発の経緯
を御覧下さい。
IPv6対応試験ファームウェアをダウンロードするためには、お持ちの機種に
対応した以下のリンクをクリックして下さい。
WIDE限定ファームウェア配布ページへ
注1: 内蔵メモリの制限により、
TA機能、かんたん設定(ブラウザ設定)機能、メール着信確認機能が削除されています。
これらの機能が必要な場合は正式配布されているファームウェアをご利用下さい。
このファームウェアには以下のような機能が含まれています。
- IPv6パケット処理
- RFC2460に基づいて、基本ヘッダと拡張ヘッダを処理する
- フィルタリング機能を有する
- 経路制御
- 静的、動的な経路制御を実装する
- 経路制御プロトコルとしてRIPng(RFC2080)を実装する
- 近隣探索(Neighbor Discovery)
- RFC2461に基づいて実装する
- 近隣探索の主な機能は以下の通り
- 定期的なRAの送信
- アドレス解決
- NDメッセージの処理
- 近隣キャッシュの状態遷移
- アドレス重複チェック(DAD)
- 初期の実装ではリダイレクトをサポートしない
- ICMPv6
- RFC2463に基づいて、ICMPv6を実装する
- 診断用の機能としてping6とtraceroute6を用意する
- UDP/TCP
- UDP/TCPをIPv6に対応させる
- IPv6に対応したUDPアプリケーションとして、TFTPD、RIPng(RFC2080)、
SYSLOG、RADIUSなどを用意する
- IPv6に対応したTCPアプリケーションとして、TELNETクライアント、TELNETDを用意する
- IPv6を経由して、TFTPDによるリビジョンアップと設定、
TELNETによる設定を可能とする
- PPP/IPV6CP
- PPPに関して、RFC2472に基づくIPV6CPを実装する
- IPV6CPのオプションとして、リンクローカルアドレスを交渉するための
Interface-Identifierオプションをサポートする
- 移行技術
- RFC2893に基づくIPv6 over IPv4トンネルとIPv4 over IPv6トンネルの機能を実装する
- DNS
- IPv4 transportを使ってAAAAを問い合わせることができる
- 静的なAAAAレコードを設定することができる
以下の機能はまだIPv6に対応していません。
- フレームリレー
- IPv6/IPv4トランスレータ
- ルータリナンバリング
- マルチキャストルーティング
- OSPFv3
- いくつかのアプリケーションはIPv4にしか対応していません
- HTTPD、WWWによる設定
- DNS
- SNMP
- NTP、RDATE
以下のドキュメントが用意されています。
このページから配布される試験ファームウェアに関する質問、意見、苦情、賛
辞、批判、悪口などはすべて、rt100i-users MLでお受けします。ヤマハRTシ
リーズの通常のサポート窓口では一切お受けできませんのでご了解下さい。ま
た、試験ファームウェアを使用してなにかトラブルが生じましても、ヤマハは
一切の責任を負いかねます。あくまでご自身の責任の元で使用していただくよ
うお願いします。
なお、rt100i-users MLはクローズドMLなので、加入しない限りメールを送る
ことができません。詳しくは以下のURLを参照して下さい。
rt100i-usersメーリングリスト
<http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Users/index.html>