ルーター経由のSNMPでスイッチの状態を取得する方法

$Date: 2011/09/29 06:36:08 $

  1. 概要
  2. 対応機種とファームウェアリビジョン
  3. 詳細
  4. 注意事項
  5. コマンド
  6. syslogメッセージ
  7. 関連文書
  8. 既知の不具合

1. 概要

ヤマハルーターに接続したヤマハスイッチの状態をルーター経由のSNMPで取得できます。


2. 対応機種とファームウェアリビジョン

ヤマハルーターでは、以下の機種およびファームウェアで接続したヤマハスイッチの状態をルーター経由のSNMPで取得できます。

機種 ファームウェア
RTX810 Rev.11.01.04以降
NVR500 Rev.11.00.13以降
RTX1200 Rev.10.01.29以降

また、以下のスイッチをサポートしています。

機種
SWX2200-8G
SWX2200-24G

3. 詳細

ルーターのインタフェース番号

MIB

スイッチの指定方法

以下のコマンドでは、対象となるスイッチを指定する必要があります。

スイッチの指定方法には、MACアドレスによる指定とポート番号による指定の2種類があります。

MACアドレスによる指定とポート番号による指定で同じ機器の設定がなされた場合にはMACアドレスの設定が優先されます。

ポート番号による指定方法では、対象となる機器までの経路を、ルーターを基点として途中にある各機器のポート番号を順に記述します。

 +----------+
 | ルーター |
 +----+-----+
      | lan1 port 2
      |
+-----+------+
| スイッチA  |
+-----+------+
      | port 5
      |
+------------+
| スイッチB  |
+-----+------+
      | port 13
      |
+-----+------+
| スイッチC  |
+------------+

上図のような構成でスイッチCを指定する場合の表記は "lan1:2-5-13" となります。

設定の同期

スイッチがルータの管理下に入る時など、設定の同期を行うことがあります。同期処理中にはスイッチは他の操作を受け付けることができません。
この状態の時にはSNMPマネージャへも正しい応答を返すことができませんので、SNMPマネージャでエラーやタイムアウトが発生することがあります。
設定にもよりますが、同期処理には数十秒〜数分の時間を要します。この時間を待った後で再度SNMPマネージャから要求を送ってください。

設定の同期について、詳しくはスイッチの操作の資料を参照してください。


4. 注意事項

ヤマハルーターとヤマハスイッチの間に他社製スイッチを挟み込むなどして、 同一経路上にヤマハスイッチが複数接続されている場合は正しく情報を取得できません。


5. コマンド

スイッチのインタフェースの情報を MIB2 の範囲で表示するか否かの設定

[書式]
snmp yrifswitchdisplayatmib2 MODE
no snmp yrifswitchdisplayatmib2 [MODE]
[設定値]
[説明]
MIB 変数 yrIfSwitchDisplayAtMib2 の値をセットする。この MIB 変数は、スイッチのインタフェースを MIB2 の範囲で表示するかどうかを決定する。
[初期値]
MODE ... on

スイッチの状態によるSNMPトラップの条件の設定

[書式]
snmp trap enable switch SWITCH TRAP [TRAP..]
snmp trap enable switch SWITCH all
snmp trap enable switch SWITCH none
no snmp trap enable switch SWITCH
no snmp trap enable switch default
[設定値]
[説明]
選択されたスイッチの監視状態に応じてトラップを送信する条件を設定する。defaultを指定して設定した場合は、個別のスイッチについて SNMP トラップの条件の設定がない場合の動作を決定する。
all を設定した場合には、すべてのトラップを送信する。none を設定した場合には、すべてのトラップを送信しない。個別にトラップを設定した場合には、設定されたトラップだけが送信される。
リンクアップ・リンクダウントラップは標準MIBのトラップであり、送信するには snmp trap enable snmp コマンドでもトラップ送信が許可されている必要がある。
ループ検出のトラップを送信するにはスイッチ側に switch control function set loopdetect-linkdown linkdown コマンドあるいは switch control function set loopdetect-linkdown linkdown-recovery コマンドが設定されている必要がある。
[初期値]
all

スイッチで共通のSNMPトラップの条件の設定

[書式]
snmp trap enable switch common TRAP [TRAP..]
snmp trap enable switch common all
snmp trap enable switch common none
no snmp trap enable switch common
[設定値]
[説明]
スイッチの監視状態に応じてトラップを送信する条件を設定する。
[初期値]
all

スイッチへ静的に付与するインタフェース番号の設定

[書式]
snmp ifindex switch static index INDEX SWITCH
no snmp ifindex switch static index INDEX [SWITCH]
[設定値]
[説明]
スイッチのインタフェースを示すオブジェクトIDのインデックスの先頭を静的に指定する。
[ノート]
オブジェクトIDが重複した場合の動作は保証されない。
静的にオブジェクトIDのインデックスの先頭を指定した場合、スイッチのインタフェースを示すオブジェクトIDのインデックスは動的に割り当てられない。
snmp yrswindex switch static indexコマンドが設定された場合、snmp yrswindex switch static indexコマンドで指定されたスイッチのみインデックスが割り当てられる。

※現在、本コマンドの動作に関して一部不具合があることが確認されています。詳しくは既知の不具合-1を参照してください。

スイッチへ静的に付与するスイッチ番号の設定

[書式]
snmp yrswindex switch static index INDEX SWITCH
no snmp yrswindex switch static index INDEX [SWITCH]
[設定値]
[説明]
スイッチのオブジェクトIDのインデックスを静的に指定する。
[ノート]
静的にオブジェクトIDのインデックスを指定した場合、スイッチのオブジェクトIDのインデックスは動的に割り当てられない。

6. syslogメッセージ

SNMPトラップに関わる、スイッチからの通知パケットを受けてルーターで表示します。

snmp trap enable switch default none や snmp trap enable switch SWITCH none、snmp trap enable switch common none コマンドを設定していても、これらのsyslogは表示します。

各メッセージは、[SWCTL]のプレフィックスとスイッチを示す識別子に続いて表示します。

レベル 出力メッセージ 内容
INFO find switch スイッチの発見
detect down スイッチの離脱
PORT link up (1000-fdx) ポート番号、リンクアップとリンク速度
PORT link down ポート番号、リンクダウン
fan lock ファン停止
PORT loop detect ポート番号、ループ検出

7. 関連文書


8. 既知の不具合

  1. スイッチへ静的に付与するインタフェース番号の設定後、設定を削除するとifTableを正常に取得できなくなることがある。

[EOF]