http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.02.06/relnote_02_06_13.html
Revision : 2.06.13
Release : Feb. 2023, ヤマハ株式会社

SWX2322P Rev.2.06.13 リリースノート


ファームウェアのリビジョンアップを行う前に必ずお読みください


Rev.2.06.10以降のファームウェアには、無名ユーザーの廃止などログインに関わる重要な変更が含まれています。
リビジョンアップ前の設定状況によっては、リビジョンアップ後に今まで使用していたユーザー・パスワードでログインできなくなる可能性があります。

リビジョンアップを行う場合は必ず事前に以下のWebサイトを確認してください。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/strengthen_security.html


SWX2322P Rev.2.06.10 からの変更点


■機能追加

  1. ケーブル診断機能に対応した。
    また、Web GUIの管理の[保守]にケーブル診断ページを追加した。

  2. http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2320/Rev_2_05_13/oam/oam_cable_diag.html?rev=2.05.13&category=oam

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  3. SDカードブート自動適用機能に対応した。

  4. http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2320/Rev_2_05_13/oam/oam_sd.html?rev=2.05.13&category=oam

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  5. ポート認証機能で認証方式を併用している場合、認証の順番を変更できるコマンドを追加した。

  6. MAC認証機能で、FDBにスタティックエントリーとして登録できるコマンドを追加した。

  7. IGMPスヌーピングで以下の対応を行った。

  8. SYSLOGのファシリティー値を変更できるようにした。

    また、Web GUIの管理の[保守]-[SYSLOGの管理]で、SYSLOGファシリティー値の設定を変更・表示できるようにした。

  9. SNMPサーバーへのアクセスを制限するためのコマンドを追加した。

    また、Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]に、SNMPを使用したアクセスの設定画面を追加した。

  10. ループ検出のプライベートMIBに対応した。

  11. Web GUIで以下の対応を行った。

■仕様変更

  1. ARPに関して以下の変更を行った。

  2. IGMPスヌーピングの高速脱退機能がIGMPv3でも動作するようにした。

  3. LACPリンクアグリゲーションで、論理インターフェースがリンクアップするまでの時間を改善した。

  4. ファームウェア更新に利用するURLで「"」、「'」、「`」、「\」を使用できないようにした。

  5. ヤマハの特定のDante対応機器が送信するLLDPフレームを受信すると、そのLLDPフレームを受信したポートに対してtlv-select ieee-8023-org-specificコマンドが設定されるようにした。

  6. スタック有効時、PTPのshow系コマンドを実行した場合にエラーメッセージが表示されるようにした。

  7. Web GUIのログイン画面で、ブラウザの表示サイズが小さいときにスクロールバーを表示するようにした。

  8. Web GUIの詳細設定と管理のアコーディオンメニューを整理した。

  9. Web GUIの管理の[SNMP]-[コミュニティー]でコミュニティーの設定を変更・削除するとき、「コミュニティーに関連する設定をあわせて変更する」または「関連する設定から適用を解除する」にチェックを入れておくと、そのコミュニティーを指定していたSNMPサーバーにアクセス可能なクライアントの設定もあわせて変更・削除されるようにした。

  10. Web GUIの全般のヘルプに記載されているJavaScriptの設定とCookieの設定についての説明文を変更した。

■バグ修正

  1. 不正なLLDPフレームを受信するとリブートすることがあるバグを修正した。

  2. SSHで接続したとき、以下のコマンドによるリビジョンアップが行えないバグを修正した。

    Rev.2.06.10でのみ発生する。

  3. スタック構成時にSSHで接続したとき、tech-supportを取得できないバグを修正した。
    Rev.2.06.10でのみ発生する。

  4. スタック機能で、共にスタンドアロンで起動したあとでスタックを構成するとメンバースイッチ側のポートで通信ができなくなることがあるバグを修正した。

  5. usernameコマンドでpasswordキーワードを省略することによって既存ユーザーのprivilegeのみを変更すると、そのユーザーでコンソールにログインするときにパスワードなしでログインできるバグを修正した。
    Rev.2.06.10でのみ発生する。

  6. MAC認証でゲストVLANが有効なとき、認証ができなくなることがあるバグを修正した。

  7. 論理インターフェースにポート認証の設定があるとき、論理インターフェースのアクセスVLANを変更しても、所属するLAN/SFPポートに反映されないバグを修正した。

  8. リンクアグリゲーションで、FDBに登録されたMACアドレス宛のユニキャストパケットのロードバランスが正しく動作しないことがあるバグを修正した

  9. スタック構成でARPエントリが一度に大量に登録または削除されるとき、スタック間でARPエントリの不整合が発生してメンバースイッチに接続した機器が通信できなくなることがあるバグを修正した。

  10. ポートの通信モードが半二重のとき、パケットが転送できなくなることがあるバグを修正した。

  11. SNMP機能で、スタックのメンバースイッチが再起動中にMIBを取得すると、その後MIBが取得できなくなることがあるバグを修正した。

  12. スタック再構成時にIGMPスヌーピングが正しく動作せず、一部のポートへマルチキャストが転送されないことがあるバグを修正した。

  13. l2-unknown-mcast discardが設定されているとき、マルチキャストルータポートへ必要なストリームが転送されないことがあるバグを修正した。

  14. IGMPスヌーピングで、送信するIGMPv2レポートメッセージの送信元IPアドレスにVLANのIPアドレスが反映されないことがあるバグを修正した。

  15. MAC認証で、FDBのエージングタイムが満了する前に認証情報がクリアされることがあるバグを修正した。

  16. NTP時刻補正などにより現在時刻が変更されたとき、一部の機能の動作が不安定になることがあるバグを修正した。

  17. スタック構成で、ルーティングの対象となるパケットを受信したとき、FDBに登録されないことがあるバグを修正した。

  18. ファームウェア更新で使用するHTTPプロキシサーバーの設定にURLエンコード値の入力ができないバグを修正した。

  19. スタックのメンバースイッチの再起動中に、Web GUIのダッシュボードのページを開くと、エラーログが出力されることがあるバグを修正した。

  20. ポートセキュリティー機能で、スタックを再構成したあと、ポートセキュリティー情報のステータスがBlockingにならないことがあるバグを修正した。

  21. no switchport multiple-vlan groupコマンドの書式の誤りを修正した。

  22. Web GUIのLANマップで、機器詳細と設定ビューの情報が正しく更新されないことがあるバグを修正した。

  23. スタック再構成後に論理インターフェースの設定を削除すると、Web GUIの詳細設定の[ポート認証]で、一部の物理インターフェースが表示されないバグを修正した。

  24. Web GUIの詳細設定の[インターフェース設定]-[ポート認証]-[ポート認証の設定]で、トランクポートにダイナミックVLANを設定しようとしても正しくエラーが表示されないバグを修正した。

  25. Web GUIの管理の以下のページで、フレーム転送が無効なVLANが存在する状態で最適設定を実行するとエラーになるバグを修正した。

  26. Web GUIのヘルプで、一部の表記ゆれを修正した。

  27. NTPによる時刻同期やclock setコマンドによる時刻設定などにより内部時刻が変更されるとき、変更処理に失敗すると内部時刻が変更できなくなるバグを修正した。


■更新履歴

Feb. 2023, Rev.2.06.13 リリース Mar. 2023, バグ修正[27] 追記