http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.21.00/relnote_21_00_07.html
Revision : 21.00.07
Release : Dec. 2020, ヤマハ株式会社

Rev.21.00.07リリースノート


WLX212 Rev.21.00.04 からの変更点


■機能追加

  1. スタンドアローンモードに対応した。スタンドアローンモードを使用すると、クラスター管理機能のAP検出を停止し、AP単独での動作が行えるようになります。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx212/cluster-standalone.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

■仕様変更

  1. CLIで以下のコマンドを追加した。

    ○クラスター動作モードの設定

    [書式]
    [設定値及び初期値]
    [説明]

    クラスター管理機能の動作モードを設定する。
    ・自動構成
     同じL2ネットワークに接続されているクラスター管理機能対応APを検出し、自動的にクラスターを構成する。
    ・スタンドアローン
     同じL2ネットワークに接続されているクラスター管理機能対応APの検出を停止しAP単独での動作を行う。
     スタンドアローンに設定されたAPは必ずマスターAPになり、仮想コントローラーが立ち上がる。
     スタンドアローンに設定されていても管理・保守は仮想コントローラーを使用して行う。

    [ノート]

    スタンドアローン」であっても仮想コントローラーが動作する。
    そのためスタンドアローンに設定したAPはAP用と仮想コントローラー用の2つのIPアドレスを使用する。

  2. "show status cluster" コマンドにクラスター動作モードの情報を追加した。

  3. Captive Portal機能で使用する「ロゴ」、「利用規約」のファイルを、YNOマネージャーからクラスターCONFIGページを使用して設定できるようにした。

  4. 仮想コントローラーが動作するAPが切り替わったとき、GARPパケットを送信するようにした。

  5. 以下のSyslogを追加した。

    ログ番号については、ログメッセージリファレンスを参照してください。
    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx212/log_reference.html

■バグ修正

  1. 192bit暗号を有効にしたWPA3-EAPセキュリティ設定を持つVAPにiPhoneを接続すると、APがリブートすることがあるバグを修正した。

  2. バンドステアリング機能を有効にしているVAPがあると、WDSリピーター機能の接続が行えないバグを修正した。

  3. 仮想コントローラーで個別無線設定に固定チャンネルが設定されているとき、クラスター内の仮想コントローラーが動作するAPが何らかの理由で切り替わったあとでコンフィグを送信すると、個別チャンネル設定が自動になってしまうバグを修正した。

  4. WDSリピーター機能が設定されているとき、仮想コントローラーから設定を送信するとエラーメッセージが表示され、コンフィグ送信ができないバグを修正した。

  5. WDSリピーター機能が設定されているとき、クラスター管理機能が誤ってWDSリンクを越えて動作してしまうバグを修正した。

  6. 仮想コントローラーから時間指定をしてコンフィグ送信を行ったあとで、指定時間が到達する前に再度コンフィグの送信を行っても、スレーブAPに新しいコンフィグが適用されないバグを修正した。

  7. YNOマネージャーからクラスターCONFIGのコンフィグをバックアップしても、DHCPサーバー機能のコンフィグが含まれていないバグを修正した。

  8. [管理機能]-[LED]ページでLEDの点灯を "使用しない(消灯)" に設定していても、以下の動作を行うとLEDが点灯してしまうバグを修正した。

  9. プライマリRADIUSサーバー設定にRADIUSサーバーが存在しないIPアドレスを設定しているとき、セカンダリRADIUSサーバー設定でアカウンティングが有効になっていると、毎秒<0219>ログが誤って出力されるバグを修正した。

■更新履歴

Dec. 2020, Rev.21.00.07 リリース

以上