http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.23.00/relnote_23_00_05.html
Revision : 23.00.05
Release : Apr. 2023, ヤマハ株式会社

RTX1300 Rev.23.00.05 リリースノート


Rev.23.00.04 からの変更点


■機能追加

  1. YNOのLASで、機器統計情報の送信に対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/agent/las/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. BIGLOBE IPv6オプションに対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/biglobe/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  3. IKEv2で、Configuration Payloadに対応した。
    この変更により、AndroidとiOSの端末でIKEv2を使ったリモートアクセスVPN接続が可能になる。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ipsec/ikev2_ras/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  4. コマンドラインからOSPF、BGP、OSPFv3を設定したとき、configure refreshコマンドの実行を促す注意喚起メッセージを表示するようにした。

  5. コマンドラインから以下を設定したとき、再起動を促す注意喚起メッセージを変更した。

  6. IPヘッダーおよびIPv6ヘッダーのDSフィールドを書き換えるコマンドを追加した。

    ○IPパケットのDSフィールドの書き換えの設定

    [書式]
    ip dscp supersede id dscp filter_num [filter_num_list]
    no ip dscp supersede id [dscp]
    [設定値及び初期値]
    • id
      • [設定値] : 識別番号 (1..65535)
      • [初期値] : -
    • dscp
      • [設定値] :
        • 書き換えるDSCP値 (0..63)
        • 以下のニーモニックが利用できる
          • cs1/cs2/cs3/cs4/cs5/cs6/cs7/af11/af12/af13/af21/af22/af23/af31/af32/af33/af41/af42/af43/ef
      • [初期値] : -
    • filter_num
      • [設定値] : 静的フィルターの番号 (1..21474836)
      • [初期値] : -
    • filter_num_list
      • [設定値] : 静的フィルターの番号 (1..21474836) の並び
      • [初期値] : -
    [説明]
    IP パケットを中継する場合に DS フィールドを指定した値に書き換える。
    識別番号順にリストをチェックし、filter_numリストのフィルターを順次適用していく。そして、最初にマッチしたIPフィルターがpass、pass-log、pass-nolog、restrict、restrict-log、restrict-nolog のいずれかであれば DS フィールドが書き換えられる。
    reject、reject-logまたはreject-nologである場合は書き換えずに処理を終わる。
    ip tos supersedeコマンドの設定と本コマンドの設定で条件が同じ場合、本コマンドの設定が優先される。
    [ノート]
    RTX830 は Rev.15.02.27以降で使用可能。
    RTX1300 は Rev.23.00.05以降で使用可能。

    ○IPv6パケットのDSフィールドの書き換えの設定

    [書式]
    ipv6 dscp supersede id dscp filter_num [filter_num_list]
    no ipv6 dscp supersede id [dscp]
    [設定値及び初期値]
    • id
      • [設定値] : 識別番号 (1..65535)
      • [初期値] : -
    • dscp
      • [設定値] :
        • 書き換えるDSCP値 (0..63)
        • 以下のニーモニックが利用できる
          • cs1/cs2/cs3/cs4/cs5/cs6/cs7/af11/af12/af13/af21/af22/af23/af31/af32/af33/af41/af42/af43/ef
      • [初期値] : -
    • filter_num
      • [設定値] : 静的フィルターの番号 (1..21474836)
      • [初期値] : -
    • filter_num_list
      • [設定値] : 静的フィルターの番号 (1..21474836) の並び
      • [初期値] : -
    [説明]
    IPv6 パケットを中継する場合に DS フィールドを指定した値に書き換える。
    識別番号順にリストをチェックし、filter_numリストのフィルターを順次適用していく。そして、最初にマッチしたIPv6フィルターがpass、pass-log、pass-nolog、restrict、restrict-log、restrict-nologのいずれかであればDSフィールドが書き換えられる。
    reject、reject-logまたは reject-nologである場合は書き換えずに処理を終わる。
    [ノート]
    RTX830 は Rev.15.02.27以降で使用可能。
    RTX1300 は Rev.23.00.05以降で使用可能。
  7. ipsec ike durationコマンドで、古くなったSAの寿命を強制的に短縮する時間を設定できるようにした。

    ○SAの寿命の設定

    [書式]
    ipsec ike duration sa gateway_id second [kbytes] [rekey rekey] [forced-reduction=del_time] ★
    no ipsec ike duration sa gateway_id [second [kbytes] [rekey rekey] [forced-reduction=del_time]] ★
    [設定値及び初期値]
    • sa
      • [設定値] :
        設定値 説明
        ipsec-sa (もしくは child-sa) IPsec SA (CHILD SA)
        isakmp-sa (もしくは ike-sa) ISAKMP SA (IKE SA)
      • [初期値] : -
    • gateway_id
      • [設定値] : セキュリティー・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • second
      • [設定値] : 秒数(300..691200)
      • [初期値] : 28800
    • kbytes
      • [設定値] : キロ単位のバイト数
        設定値 説明
        100..2147483647 キロ単位のバイト数 (RTX830 Rev.15.02.27以降、RTX1300)
        100..100000 キロ単位のバイト数 (上記以外)
        off バイト寿命を設定しない(RTX830 Rev.15.02.27以降、RTX1300)
      • [初期値] :
        • 2000000 (RTX830 Rev.15.02.27以降、RTX1300)
        • - (上記以外)
    • rekey : SAを更新するタイミング
      • [設定値] :
        設定値 説明
        70% - 90% パーセント
        off 更新しない(SAパラメーターでisakmp-sa (ike-sa) を指定したときのみ設定可能)
      • [初期値] : 75%
    • del_time
      • [設定値] : 古くなったSAの寿命を強制的に短縮する時間(1..691200) ★
      • [初期値] : -
    [説明]
    各 SA の寿命を設定する。
    kbytes パラメーターを指定した場合には、 second パラメーターで指定した時間が経過するか、指定したバイト数のデータを処理した後に SA は消滅する。
    kbytes パラメーターは SA パラメーターとして ipsec-sa (child-sa) を指定したときのみ有効である。SA の更新はkbytes パラメーターに設定したバイト数の75%を処理したタイミングで行われる。また、IPsec SA (CHILD SA) が更新されたとき古くなった既存の IPsec SA (CHILD SA) の寿命が 30 秒以上である場合は、寿命が 30 秒に短縮される。

    rekey パラメーターは SA を更新するタイミングを決定する。例えば、 secondパラメーターで 20000 を指定し、 rekeyパラメーターで75%を指定した場合には、SA を生成してから 15000 秒経過したときに新しい SA を生成する。rekeyパラメーターは second パラメーターに対する比率を表すもので、 kbytesパラメーターの値とは関係がない。

    sa パラメーターで isakmp-sa(ike-sa) を指定したときに限り、rekeyパラメーターで 'off'を設定できる。このとき、 IPsec SA (CHILD SA) を作る必要がない限り、ISAKMP SA (IKE SA)の更新を保留するので、 ISAKMP SA (IKE SA) の生成を最小限に抑えることができる。

    その他、動作するIKEのバージョンによって異なる、本コマンドの影響、注意点については以下の通り。

    • IKEv1
      始動側として働く場合に、このコマンドで設定した寿命値が提案される。応答側として働く場合は、このコマンドの設定に関係なく相手側から提案された寿命値に合わせる。

      また、 ISAKMP SA に対する rekey パラメーターを offに設定した場合、その効果を得るためには、次の2点に注意して設定する必要がある。

      1. IPsec SAよりも ISAKMP SA の寿命を短く設定する。
      2. ダングリングSAを許可する。すなわち、ipsec ike restrict-dangling-sa コマンドの設定をoff にする。

    • IKEv2
      IKEv2 では SA 寿命値は折衝されず、各セキュリティー・ゲートウェイが独立して管理するものとなっている。従って、確立されたSA には、常にこのコマンドで設定した寿命値がセットされる。ただし、相手側セキュリティー・ゲートウェイの方が SA更新のタイミングが早ければ、 SA はその分早く更新されることになる。

    forced-reduction オプションに時間を指定すると、SA を更新した際に古くなった既存の SAの寿命を強制的に設定値に変更し、消滅までの時間を早めることができる。ただし、IPsec SA (CHILD SA) で kbytesパラメーターにバイト寿命値を指定している場合は、del_time パラメーターで 31秒以上の値を設定していても、短縮される値は30秒となる。また、IKEv1 では寿命が設定値よりも短い場合は変更しない。 ★

    ISAKMP SA (IKE SA) の寿命が IPsec SA (CHILD SA) の寿命より先に尽きた場合は、ISAKMP SA(IKE SA) の寿命値を IPsec SA (CHILD SA) の寿命値に合わせる。

    なお、このコマンドを設定しても、すでに存在するSAの寿命値は変化せず、新しく作られる SA にのみ、新しい寿命値が適用される。
    [ノート]
    forced-reduction オプションは以下の機種およびリビジョンで使用可能。★
    RTX830は Rev.15.02.27 以降。
    RTX1300は Rev.23.00.05 以降。
  8. bgp export filterコマンドのpreferenceオプションが比較するBGP経路の種別を変更するコマンドを追加した。

    ○BGPで受信した経路に対するbgp export filterのpreferenceオプションを使用した経路選択プロセスの動作を設定 ★

    [書式]
    bgp export route selection rule rule
    no bgp export route selection rule [rule]
    [設定値及び初期値]
    • rule
      • [設定値] : ebgp-only, all
        設定値 説明
        ebgp-only EBGPで受信した同じ宛先の経路を比較対象とする。
        all 全てのBGPで受信した同じ宛先の経路を比較対象とする。
      • [初期値] : ebgp-only
    [説明]
    BGPで同じ宛先の経路を複数の相手から受信した際、一方を選択するための優先度による比較対象を設定する。
    本コマンドの設定によりbgp export filter コマンドのpreferenceオプションで比較する経路の種別が変更される。

    ruleに ebgp-onlyを設定した場合、EBGPで受信した経路にのみpreferenceによる比較が働く。このため、IBGPで受信した経路では、preferenceによる比較は働かない。
    ruleにallを設定した場合、全てのBGPで受信した経路にpreferenceによる比較が働く。このため、EBGPとIBGPで受信した経路間でも、preferenceによる比較が働く。

    従来IBGPで受信した経路はEBGPで受信した経路よりも低い優先度の経路として扱われていたが、ruleにallを指定することでIBGPで受信した経路の優先度をEBGPで受信した経路よりも高くすることが可能になる。
    また、bgp export filterコマンドのpreferenceはLocal Preferenceよりも高い優先度であるため、IBGP経路同士の場合にもより柔軟にネットワークを設計することが可能になる。

    本コマンドに対応していないリビジョンでは、ruleがebgp-onlyのときの動作をする。
    [ノート]
    本コマンドで動作を設定可能な経路選択プロセスは以下のURLを参照してください。 EBGPとIBGP間で同じ宛先の経路を受信する環境下で特定の経路を優先するよう制御したい場合、本コマンドを設定することで実現できる。

    RTX830 は、Rev.15.02.27 以降で使用可能。
    RTX1300 は、Rev.23.00.05 以降で使用可能。
  9. ipv6 routeコマンドで、ゲートウェイにRAにて決定されるデフォルトゲートウェイの指定を追加した。

    ○IPv6の経路情報の追加

    [書式]
    ipv6 route network gateway gateway [parameter] [gateway gateway [parameter]]
    no ipv6 route network [gateway...]
    [設定値及び初期値]
    • network
      • [設定値]
        設定値 説明
        IPv6 アドレス/プレフィックス長 送り先のホスト
        default デフォルト経路
      • [初期値] : -
    • gateway : ゲートウェイ
      • [設定値] :
        • IP アドレス % スコープ識別子
        • pp PEER_NUM [dlci=DLCI] : PP インターフェースへの経路。"dlci=dlci"が指定された場合は、フレームリレーの DLCI への経路
          • PEER_NUM
            • 相手先情報番号
            • anonymous
        • pp anonymous name=NAME
          設定値 説明
          name PAP/CHAP による名前
        • dhcp INTERFACE
          設定値 説明
          INTERFACE DHCPにて与えられるデフォルトゲートウェイを使う場合の、DHCPクライアントとして動作するLANインターフェース名、ブリッジインターフェース名(送り先が Defaultの時のみ有効)
        • ra INTERFACE ★
          設定値 説明
          INTERFACE RAにて決定されるデフォルトゲートウェイを使う場合の、RAクライアントとして動作する LANインターフェース名、ブリッジインターフェース名(送り先がDefaultの時のみ有効)
        • tunnel TUNNEL_NUM : トンネルインターフェースへの経路
        • LOOPBACKインターフェース名、NULLインターフェース名
      • [初期値] : -
    • parameter : 以下のパラメーターを空白で区切り複数設定可能
      • [設定値]
        設定値 説明
        metric
        METRIC
        メトリックの指定
        • METRIC
          • メトリック値 (1..15)
          • 省略時は 1
        hide 出力インターフェースが LANインターフェース、またはPPインターフェース、TUNNELインターフェースの場合のみ有効なオプションで、回線が接続されている場合だけ経路が有効になることを意味する
      • [初期値] : -
    [説明]
    IPv6 の経路情報を追加する。LAN インターフェースが複数ある機種ではスコープ識別子でインターフェースを指定する必要がある。インターフェースに対応するスコープ識別子はshowipv6 addressコマンドで表示される。
    LANインターフェースがひとつである機種に関しては、スコープ識別子が省略されるとLAN1が指定されたものとして扱う。

    なおLOOPBACKインターフェース、NULLインターフェースは常にアップ状態なので、hideオプションは指定はできるものの意味はない。
    [ノート]
    RTX1220、RTX1210、RTX830、RTX810 では、PPインターフェースの dlci= オプションは指定できない。
    ra interfaceは RTX830 Rev.15.02.27 以降、RTX1300 Rev.23.00.05 以降のファームウェアで指定可能。
    ブリッジインターフェースは RTX810 Rev.11.01.21 以降、RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.12以降のファームウェア、および、Rev.14.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
  10. IPv6の経路情報に変化があった時にログに記録するか否かを設定するコマンドを追加した。

    ○IPv6の経路情報に変化があった時にログに記録するか否かの設定 ★

    [書式]
    ipv6 route change log log
    no ipv6 route change log [log]
    [設定値及び初期値]
    • log
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on IPv6経路の変化をログに記録する
        off IPv6経路の変化をログに記録しない
      • [初期値] : off
    [説明]
    IPv6の経路情報に変化があった時にそれをログに記録するか否かを設定する。
    ログはINFOレベルで記録される。
  11. 以下のコマンドで、ルーター広告で配布するRDNSSオプションに任意のDNSサーバーアドレスを指定できるようにした。

    ○ルーター広告で配布するRDNSSオプションの定義

    [書式]
    ipv6 nd ra-rdnss rdnss_id dns_ipv6_address [dns_ipv6_address...][option=value]
    no ipv6 nd ra-rdnss rdnss_id [...]
    [設定値及び初期値]
    • rdnss_id
      • [設定値] : RDNSSオプション番号(1..21474836)
      • [初期値] : -
    • DNS_IPV6_ADDRESS
      • [設定値] :
        設定値 説明
        dhcpv6 DHCPv6で通知されたDNSサーバーのIPv6アドレス
        ipv6_address 任意のDNSサーバーのIPv6アドレス
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUE の列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        lifetime 秒数、infinity DNSサーバーの有効時間 (0..4294967294 秒)infinityはDNSサーバーを無期限で使用できることを示す。
      • [初期値] :
        • lifetime = ipv6 rtadv sendコマンドのルーター広告を送信する最大間隔(max-rtr-adv-interval)の3倍
    [説明]
    ルーター広告で配布するRDNSSオプションを定義する。実際に広告するためには、ipv6 interface rtadv sendコマンドのRDNSSオプションの設定が必要である。
    dns_ipv6_addressは最大3つまで指定可能。

    ○ルーター広告の送信の制御

    [書式]
    ipv6 interface rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    ipv6 pp rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    no ipv6 interface rtadv send [...]
    no ipv6 pp rtadv send [...]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • prefix_id
      • [設定値] : プレフィックス番号
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUEの列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        m_flag on、off managed address configurationフラグ。ルーター広告による自動設定とは別に、DHCP6に代表されるルーター広告以外の手段によるアドレス自動設定をホストに許可させるか否かの設定。
        o_flag on、off other stateful configuration フラグ。ルーター広告以外の手段により IPv6アドレス以外のオプション情報をホストに自動的に取得させるか否かの設定。
        max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大間隔 (4-1,800 秒 )
        min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小間隔 (3-1,350 秒 )
        adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定される端末のデフォルト経路の有効時間 (0-9,000 秒 )
        adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末が、ノード間で確認した到達性の有効時間 (0-3,600,000 ミリ秒 )
        adv-retrans-time ミリ秒数 ルーター広告を再送する間隔 (0-4,294,967,295 ミリ秒 )
        adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数 (0-255)
        mtu auto、off、バイト数 ルーター広告に MTU オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。autoの場合はインターフェースの MTU を採用する。
        rdnss rdnss、off、dhcpv6、RDNSSオプション番号★ ルーター広告に RDNSS オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。rdnssの場合はRAのRDNSSオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。
      • [初期値] :
        • m_flag = off
        • o_flag = off
        • max-rtr-adv-interval = 600
        • min-rtr-adv-interval = 200
        • adv-default-lifetime = 1800
        • adv-reachable-time = 0
        • adv-retrans-time = 0
        • adv-cur-hop-limit = 64
        • mtu = auto
        • rdnss = rdnss
    [説明]
    インターフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィックスとして、ipv6 prefixコマンドで設定されたものが用いられる。また、オプションとしてm_flagおよびo_flagを利用して、管理するホストがルーター広告以外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができる。オプションでは、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる情報の設定を行うこともできる。
  12. IPv6の経路情報に変化があった時にメールで通知するか否かをmail notifyコマンドのオプションで設定できるようにした。

    ○メール通知のトリガーの設定

    [書式]
    mail notify id template_id trigger backup if_b [[range_b] if_b ...]
    mail notify id template_id trigger route route [route ...]
    mail notify id template_id trigger route6 route6 [route6 ...] ★
    mail notify id template_id trigger filter ethernet if_f dir_f [if_f dir_f ...]
    mail notify id template_id trigger status type [type ...]
    mail notify id template_id trigger intrusion if_i [range_i] dir_i [if_i [range_i] dir_i ...]
    mail notify id template_id trigger qac-tm qac_type
    mail notify id template_id trigger lan-map
    no mail notify id [...]
    [設定値及び初期値]
    • id
      • [設定値] : 設定番号(1..10)
      • [初期値] : -
    • template_id
      • [設定値] : テンプレートID(1..10)
      • [初期値] : -
    • if_b : メール通知を行うバックアップ対象のインターフェース
      • [設定値] :
        設定値 説明
        pp PPバックアップ
        lanN LANバックアップ
        tunnel TUNNELバックアップ
      • [初期値] : -
    • range_b
      • [設定値] : インターフェース番号および範囲指定
        pp,tunnelのみ(*,xx-yy,zz etc)
      • [初期値] : -
    • route
      • [設定値] : ネットマスク付きの経路
        default
      • [初期値] : -
    • route6
      • [設定値] : プレフィックス長付きの経路
        default
      • [初期値] : -
    • if_f
      • [設定値] : メール通知を行うイーサネットフィルターの設定されたLANインターフェース
      • [初期値] : -
    • dir_f : フィルター設定の方向
      • [設定値] :
        設定値 説明
        in 受信方向
        out 送信方向
      • [初期値] : -
    • type : メール通知で通知する情報
      • [設定値] :
        設定値 説明
        all 全ての内容
        interface インターフェースの情報
        routing ルーティングの情報
        vpn VPN の情報
        nat NAT の情報
        firewall ファイアウォールの情報
        config-log 設定情報とログ
      • [初期値] : -
    • if_i : 不正アクセス検知設定のインターフェース
      • [設定値] :
        設定値 説明
        pp PPインターフェース
        lanN(N,M,N/M) LANインターフェース
        wan1 WANインターフェース
        tunnel TUNNELインターフェース
        * 全てのインターフェース
      • [初期値] : -
    • range_i
      • [設定値] : インターフェース番号および範囲指定 lan(*,x) pp,tunnel(*,x,xx-yy,zz etc)
      • [初期値] : -
    • dir_i : 不正アクセス検知設定の方向
      • [設定値] :
        設定値 説明
        in 受信方向
        out 送信方向
        in/out 受信/送信方向
      • [初期値] : -
    • qac_type : QAC/TM機能
      • [設定値] :
        設定値 説明
        server-error 管理サーバー情報更新失敗時
        unqualified 不適格PC接続時
      • [初期値] : -
    [説明]
    メール通知の行うトリガー動作の設定を行う。バックアップ、経路変更、イーサネットフィルターのログ表示、mail notify status execコマンド実行時、および不正アクセス検知時をトリガーとして指定できる。

    バックアップおよび経路については以下で設定されたものが対象となる。
    PPバックアップ pp backup コマンド
    LANバックアップ lan backup コマンド
    TUNNELバックアップ tunnel backup コマンド
    経路に対するバックアップ(IPv4) ip route コマンド
    経路に対するバックアップ(IPv6) ipv6 route コマンド ★

    イーサネットフィルターについてはログ表示されるものが対象となる。
    イーサネットフィルター....... pass-log,reject-logパラメーターの定義

    内部状態を通知する場合は、mail notify status execコマンドを実行する必要がある。

    不正アクセス検知についてはip interface intrusion detectionコマンドの設定により検出されたものが通知対象となる。

    QAC/TM機能については以下の条件が対象となる。

    • 管理サーバー情報の更新に失敗したとき
    • クライアントPCの接続時の認定で不適格と判定したとき

    LANマップによる異常検知についてはswitch control use interfaceコマンドが設定されたLANインターフェースが対象となる。
    スナップショット機能による異常を含める場合はlan-map snapshot use interfaceコマンドを設定する必要がある。

    また、一つのテンプレートIDに所属するメール通知設定はまとめて処理される。

  13. 受信パケットバッファのサイズを変更できるようにした。

    ○LANインターフェースの受信パケットバッファサイズの設定

    [書式]
    lan receive-buffer-size size
    no lan receive-buffer-size [size]
    [設定値及び初期値]
    • size
      • [設定値] : 受信パケットバッファサイズ (1..16384)
      • [初期値] :
        • RTX1300: 1024 (QoS設定時は64) ★
        • RTX5000/RTX3500: 1024 (QoS設定時は128)
    [説明]
    LANインターフェースの受信パケットバッファサイズ(受信キュー長)をパケットの個数で設定する。
    本コマンドで設定したサイズが全CPUコアの受信処理に適用され、LANインターフェースごとの設定はできない。
    QoS設定の有無で初期値が変化するが、本コマンドを使用してサイズを明示的に設定している場合は、QoS設定の有無に関係なく、常にその設定値が適用される。
    [ノート]
    RTX5000、RTX3500 は、Rev.14.00.18 以降で使用可能。
    RTX1300は、Rev.23.00.05 以降で使用可能。

■仕様変更

  1. IPsecのスループットを向上させた。

  2. DPIのファストパスに対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/dpi/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  3. IPv6の処理性能を向上させた。

  4. コネクション処理性能を向上させた。

  5. 動的フィルターで、多セッションの処理性能を向上させた。

  6. 外部メモリ起動機能で、起動時間を短縮した。

  7. Luaスクリプト機能で、rt.httprequest関数のHTTPリクエスト設定テーブルのurlフィールドの最大文字数を半角255文字から半角2048文字に変更した。

  8. show dpi application detailコマンドで、シグネチャーのアプリケーションの説明がマルチバイト文字だった場合には、ヤマハの「Ysig Book」ページへ誘導するメッセージを表示するようにした。

    DPIで識別可能なアプリケーション一覧 (Ysig Book)については、以下のURLをご覧ください。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/signature/ysig_book/index.html

  9. モバイルインターネット接続機能で、モバイル端末をアタッチした際に、自局番号の取得に一定回数失敗した時、自局番号を取得せずにインターネットに接続できるようにした。

    自局番号を取得しない場合、show status usbhostコマンドにて、ダミーの自局番号"----------"が表示される。

  10. show techinfoコマンドで表示される内容に、show dpi cacheコマンドの実行結果を追加した。

  11. MTUが1280未満のICMPv6 Packet-Too-Bigメッセージを受信したとき、IPv6フラグメントヘッダーを付けずに応答するようにした。

  12. ipv6 rtadv sendコマンドにprf_flagオプションを追加した。

    ○ルーター広告の送信の制御

    [書式]
    ipv6 interface rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    ipv6 pp rtadv send prefix_id [prefix_id...] [option=value...]
    no ipv6 interface rtadv send [...]
    no ipv6 pp rtadv send [...]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインターフェース名
      • [初期値] : -
    • prefix_id
      • [設定値] : プレフィックス番号
      • [初期値] : -
    • option=value : NAME=VALUEの列
      • [設定値] :
        NAME VALUE 説明
        m_flag on、off managed address configuration フラグ。ルーター広告による自動設定とは別に、DHCP6 に代表されるルーター広告以外の手段によるアドレス自動設定をホストに許可させるか否かの設定。
        o_flag on、off other stateful configuration フラグ。ルーター広告以外の手段により IPv6 アドレス以外のオプション情報をホストに自動的に取得させるか否かの設定。
        prf_flag high、medium、low default router preference フラグ。ルーター広告の優先度を示す設定。 ★
        max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大間隔 (4-1,800 秒 )
        min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小間隔 (3-1,350 秒 )
        adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定される端末のデフォルト経路の有効時間 (0-9,000 秒 )
        adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末が、ノード間で確認した到達性の有効時間 (0-3,600,000 ミリ秒 )
        adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数 (0-255)
        mtu auto、off、バイト数 ルーター広告に MTU オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。auto の場合はインターフェースの MTU を採用する。
        rdnss rdnss、off、dhcpv6、RDNSSオプション番号 ルーター広告に RDNSS オプションを含めるか否かと、含める場合の値の設定。rdnss の場合はRAのRDNSSオプションで割り当てられたサーバー群を通知する。
      • [初期値] :
        • m_flag = off
        • o_flag = off
        • prf_flag = medium ★
        • max-rtr-adv-interval = 600
        • min-rtr-adv-interval = 200
        • adv-default-lifetime = 1800
        • adv-reachable-time = 0
        • adv-retrans-time = 0
        • adv-cur-hop-limit = 64
        • mtu = auto
        • rdnss = rdnss
    [説明]
    インターフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィックスとして、ipv6 prefixコマンドで設定されたものが用いられる。また、オプションとしてm_flagおよびo_flagを利用して、管理するホストがルーター広告以外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができる。オプションでは、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる情報の設定を行うこともできる。
  13. 以下のselectコマンドがエラーとなったとき、プロンプトがselectコマンドの対象を選択していない状態 (none) に遷移するようにした。

  14. ipsec ike local idコマンド、およびipsec ike remote idコマンドを設定したとき、SAの削除およびIKEの初期化を行うようにした。

  15. 以下のとき、USB,SDインターフェースの給電停止時間を10秒に変更した。

  16. SNMPのifTable、および、yrIfClassTableで、PP AnonymusのQoS向けのMIB変数を取得できないようにした。

  17. RAプロキシーで、RAによるプレフィックスのpreferred lifetimeが残り60秒になったとき、RSを送出するようにした。

  18. USB通信端末が通信デバイスモードにならなかった場合、USB通信端末への給電をOFF、ONして再接続するようにした。
    また、給電をOFF、ONしたとき、INFOレベルのSYSLOGで以下のログを出力するようにした。

  19. tunnel templateコマンドを実行したときの処理時間を短縮した。
    また、tunnel templateコマンド実行時に進捗状況を示すメッセージを出力するようにした。

  20. ip flow timerコマンドで、FIN/RSTビットのセットされたTCPパケットの寿命の初期値を5秒に変更した。

    ○フローテーブルの各エントリの寿命を設定する

    [書式]
    ip flow timer protocol time
    no ip flow timer protocol [time]
    [設定値及び初期値]
    • protocol : 寿命を指定するプロトコル
      • [設定値] :
        設定値 説明
        tcp TCP パケット
        udp UDP パケット
        icmp ICMP パケット
        slow FIN/RST ビットのセットされた TCP パケット
      • [初期値] :
        • tcp = 900
        • udp = 30
        • icmp = 30
        • slow =
          • 5 (RTX830 Rev.15.02.27 以降、RTX1300 Rev.23.00.05 以降)★
          • 30 (上記以外)★
    • time
      • [設定値] : 秒数 (1..21474836)
      • [初期値] : -
    [説明]
    フローテーブルの各エントリの寿命をプロトコル毎に設定する。
    FIN/RSTの通過したエントリには 'slow' が適用される。
    NATや動的フィルターを使用している場合には、それらのエントリの寿命が適用される。
  21. 欠番

  22. show environmentコマンドで、各コアのCPU使用率を常に表示するようにした。
    これに伴い、detailオプションを廃止した。
    また、show techinfoコマンドで、show environmentコマンドをdetailオプション無しで出力するようにした。

  23. Web GUIの以下のページで、「v6プラス」固定IPサービスを設定したとき、トンネルインターフェースのMTUの値を1280から1460へ変更した。

  24. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]および詳細設定の[プロバイダー接続]で接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、以下のIPv4 over IPv6トンネルを設定できるようにした。

  25. Web GUIのLANマップで、デザインやレイアウト等を修正し、視認性や操作性を向上させた。

  26. Web GUIのかんたん設定、および詳細設定の[プロバイダー接続]ページで、v6プラスとOCNバーチャルコネクトの表記を一部変更した。

  27. Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]のヘルプで、「1.概要」の「IPv6 IPoE接続」に説明を追記した。

  28. Web GUIの[管理]-[保守]-[コマンドの実行]のヘルプページの実行できないコマンド一覧に、以下のコマンドを追記した。

■バグ修正

  1. LANインターフェースやトンネルインターフェースなどの複数のインターフェースで同時にキープアライブがダウンしたとき、リブートすることがあるバグを修正した。

  2. pp selectコマンドで接続先を選択している状態、またはswitch selectコマンドでスイッチを選択している状態のときに、tunnel enable/disableコマンドの設定変更やloadコマンドで設定を読み込むと、トンネル接続の設定が正しく反映されなかったり、リブートすることがあるバグを修正した。

  3. YNOエージェント機能で、YNOマネージャーの[機器詳細]-[コマンド実行]からlogin userコマンドのPASSWORDパラメーターを指定して実行するとリブートするバグを修正した。

  4. 以下のコマンドにより外部メモリーに統計情報を保存する設定がされているとき、ごく稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  5. IKEv2のIPsecトンネルで、IKE SAの生成時にリブートすることがあるバグを修正した。

  6. ルーター稼働中にごく稀にリブートやハングアップが発生する可能性を排除した。
    ただし、実機上でこの現象が発現することは確認できていない。

  7. syslog hostコマンドにFQDNを設定しているとき、以下のコマンドを実行すると、パケット送受信ができなくなったりハングアップしたりすることがあるバグを修正した。

  8. Web GUIの詳細設定の[メール通知]-[登録されているメールサーバーの一覧]で、メールサーバーの設定をするとメモリーリークが発生するバグを修正した。

  9. LANマップで、端末情報が大量に蓄積された状態で新規端末を検出すると、メモリーリークが発生することがあるバグを修正した。

  10. 外部メモリ起動機能で、約10.4MB以上のサイズのファームウェアファイルを読み込んだとき、起動できないバグを修正した。

  11. IPsecで、ごく稀に不当にパケットが破棄されるバグを修正した。

  12. IPsecで、heartbeat方式のキープアライブを使用しているとき、リキーのタイミングで不当に切断が検知されることがあるバグを修正した。

  13. OSPFとBGPで、自分側アドレスが設定されており相手側アドレスが設定されていないトンネルインターフェースをゲートウェイとする経路を広告できないバグを修正した。

  14. HTTPサーバー機能で、リクエストヘッダーやエンティティーヘッダーの、ヘッダー名の大文字小文字の違いが無視されないバグを修正した。

  15. YNOエージェント機能で、YNOマネージャーの[SYSLOG管理]-[リアルタイム表示]でSYSLOGが表示されなくなることがあるバグを修正した。
    ルーターの内部時計を過去の時間に戻したときに発生する。

  16. YNOエージェント機能で、常時接続回線の状態が正しく通知されないバグを修正した。
    LANバックアップのバックアップ回線に切り替わったときに発生する。

  17. YNOエージェント機能で、YNOエージェントが起動するタイミングでYNOのコマンドを変更すると、configは設定されるが、実行されないことがあるバグを修正した。

  18. 生存通知機能 リリース2で、暗号化されたパケットを受信したとき、認証チェックが失敗しても正常に受信したと誤認識するバグを修正した。

  19. YNOのゼロコンフィグ機能で、lan flexible-portコマンドを含むCONFIGを適用したときに通常はCONFIG適用後に自動で再起動されるが、稀に自動で再起動されないことがあるバグを修正した。

  20. DHCPv6のIRに対するReplyにReconfigure Acceptオプションが付与されていた場合、Replyを処理しないバグを修正した。

  21. IPマスカレード機能で、PPTPの通信パケットとは認識されないGREパケットにポート番号が割り当てられることがあるバグを修正した。

  22. IPv6で、ICMPv6 Time Exceededパケットを送信しないことがあるバグを修正した。

  23. SYSLOG機能で、SYSLOGホストにATコマンドログを送信しないバグを修正した。

  24. ルーター宛のIPv4フラグメントパケットの一部を一定時間内に受信できなかったとき、ICMP Time Exceededパケットを送信しないバグを修正した。

  25. dhcp manual leaseコマンドでリース情報を追加したとき、不正なリース情報が設定されてしまうバグを修正した。

  26. wol sendコマンドを実行したとき、Wake On Lanパケットがディレクテッドブロードキャストアドレスではなくリミテッドブロードキャストアドレスへ送信されてしまうバグを修正した。

  27. IPv6で、上位層ヘッダーがないフラグメントパケットを受信したときの以下のバグを修正した。

  28. IPv6で、フラグメントされた近隣探索パケットを受信したとき、破棄せずに処理していたバグを修正した。

  29. RAプロキシーで、IPv6 IPoE接続中のルーターを外してその回線に別のルーターを繋ぎ変えたとき、別のルーターですぐにIPv6 IPoE接続ができないバグを修正した。

  30. 以下のコマンドで、ユーザー名に空の文字列が設定できてしまうバグを修正した。

  31. tunnel templateコマンドで以下のコマンドが展開されないバグを修正した。

  32. HTTPリビジョンアップ機能で、ファームウェアを更新したときに出力されるログの誤記を修正した。

  33. LAN/SFP+コンボポートで、SFP+ポートが10GBASE-Rでリンクアップしたときに通信できないことがあるバグを修正した。

  34. 電源投入後の起動時に、内部で保持している時刻が1980/01/01 09:00:00 JSTにリセットされる可能性を排除した。
    ただし、この問題が実機上で発現することは確認できていない。

  35. LANマップで、端末情報が蓄積された状態で端末管理機能を一旦無効にしてから有効にした場合、検出できる端末の数が減少するバグを修正した。

  36. bgp export filterコマンドで、preferenceパラメーターによる経路選択が正常に動作しないことがあるバグを修正した。

  37. ルーター起動時、本来DEBUGレベルで出力されるべきPHYデバイス名がINFOレベルで出力されるバグを修正した。

  38. IPv6機能で、DHCPv6のIRに対するReplyを連続で受信したとき、DNSサーバー情報が取得できないバグを修正した。

  39. 温度センサーが異常を検知したとき、ALARM LEDが点灯しないことがあるバグを修正した。

  40. マルチポイントトンネルで、トンネルの切断後にクライアントが再接続処理を開始しないことがあるバグを修正した。

  41. OCNバーチャルコネクト 固定IP8/16契約で、以下の条件をすべて満たす場合に、MAP-Eトンネルに設定されたグローバルIPv6アドレスが更新されずIPv4通信ができなくなるバグを修正した。

  42. SNMPで、SERIALポートからのログイン情報を表す以下のMIB変数が、SFTPからのログアウトを契機に不当に変更されるバグを修正した。

  43. ip interface intrusion detectionコマンドで、オプションに誤った文字列を指定したとき、エラーが表示されないバグを修正した。

  44. 以下のコマンドで、不正なオプションを設定することができるバグを修正した。

  45. IPsec IKEv1メインモードで、トンネルアップした約30秒後にトンネルダウンすることがあるバグを修正した。

  46. IKEv2で、パケットのロスや遅延が発生しているとき、受信したIKEメッセージが認証エラーになることがあるバグを修正した。

  47. DPIを用いたフィルター型ルーティングの設定がある場合に、以下の機能が使用できないことがあるバグを修正した。

  48. ip routeコマンドで、フィルター型ルーティングの設定をしたとき、不適切なエラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  49. pingコマンドを実行したとき、応答時間に不正な値が表示されることがあるバグを修正した。

  50. フィルター型ルーティングまたはパケット転送フィルターを使用しているとき、ルーターからtelnetコマンドやrdateコマンドなどを実行すると、通信できないバグを修正した。

  51. ファストパスが有効な場合、IF-MIB変数の最大値が1小さくなるバグを修正した。

  52. LAN/SFP+コンボポートで、lan port typeコマンドによってLANポートの速度を固定して使用するとき、以下の場合にSFP+ポートで通信できなくなるバグを修正した。

  53. CPU使用率が不当に高く表示されることがあるバグを修正した。

  54. セキュリティー対策ソフトがインストールされているPCでWeb GUIを開こうとしたときに、正常に画面が表示されないことがあるバグを修正した。

  55. Web GUIの管理の[保守]-[CONFIGファイルの管理]-[CONFIGファイルのインポート]で、末尾に改行コードがないコンフィグファイルをインポートしたとき、最終行の設定内容が反映されないバグを修正した。

  56. Web GUIの以下のページで、「IPv6 IPoE接続」の「IPv4 over IPv6 トンネルの設定」に「OCN バーチャルコネクトサービス」を選択したとき、ipv6 sourceaddress selection ruleコマンドが設定されないバグを修正した。

  57. Web GUIのLANマップの以下のページの入力欄で、全角文字が使用できないバグを修正した。

  58. Web GUIの以下のページで、「IPv6 IPoE接続」の「ひかり電話の契約」で「契約していない」を選択したとき、ngn typeコマンドが設定されないバグを修正した。

  59. Web GUIのダッシュボードの[Live]-[インターフェース情報]ガジェットで、画面分離中に表示するインターフェースを変更すると、ダッシュボードの[Live]に表示されるガジェットの配置が初期状態になるバグを修正した。

  60. Web GUIの詳細設定の[DNSサーバー]で、「DNSサーバー機能の基本設定」の設定実行後に「中継先DNSサーバーの一覧」の「問い合わせの内容」の設定内容のツールチップを表示すると、画面遷移ができないバグを修正した。

  61. Web GUIの詳細設定の[IPアドレス]-[IPv4アドレスの設定]の確認画面で、不正なメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  62. Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]で、IPv4 over IPv6トンネルの設定を「使用する」から「使用しない」に変更したとき、IPv4 over IPv6トンネルの設定が削除されないバグを修正した。

  63. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]で、IPv6 PPPoE接続を設定したとき、ppp ipcp msext onコマンドが設定されないバグを修正した。

  64. Web GUIのダッシュボードの[Live]-[インターフェース情報]ガジェットで、ツールチップに表示される動作モードの誤記を修正した。

  65. Web GUIの詳細設定の[DNSサーバー]-[DNSサーバー機能の基本設定]ページで、「DNSサーバー機能を使用する(リカーシブサーバー)」を設定したとき、dns serviceコマンドの初期値が明示的に設定されるバグを修正した。

  66. Web GUIの以下のプロバイダー接続で各設定項目に長い文字列を設定したとき、インターネットに接続できないことがあるバグを修正した。

  67. Web GUIの以下のプロバイダー接続の設定時に、設定されるLuaスクリプトのインデントを削除した。スクリプトの動作に変更はない。

  68. Web GUIのLANマップの接続機器ビューと[一覧マップ]で、SWX2220-10NT/SWX2221P-10NTのポート10配下に端末もしくはL2MSエージェントが接続されているとき、ポート10のVLAN設定を表示するべき箇所にポート9のVLAN設定が表示されるバグを修正した。

  69. Web GUIの以下のページで、IPアドレスを設定するとhttpd hostコマンドが不当に書き換わることがあるバグを修正した。

  70. Web GUIの管理の[保守]-[コマンドの実行]で、以下のコマンドが入力できないバグを修正した。

  71. Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]で、モバイル接続(イーサネット方式)を設定するとき、プライマリーDNSサーバーのみアドレスを指定して設定すると、不正なセカンダリーDNSサーバーのアドレスが設定されるバグを修正した。

  72. 以下のプロバイダー接続を設定しているとき、Web GUIのかんたん設定からVPN接続の設定をしても接続できないバグを修正した。

  73. Web GUIの以下のページで、8桁のフィルター番号を設定したとき、1の位が表示されないバグを修正した。

  74. Web GUIの以下のページで、誤記を修正した。

  75. コマンドヘルプで、表示する文字列が不当に改行されることがあるバグを修正した。

  76. コマンドヘルプの誤記を修正した。


■更新履歴

Apr. 2023, Rev.23.00.05 リリース
Apr. 2023, バグ修正[60] 文言修正
Sep. 2023, 仕様変更[21] 削除

以上