$Date: 2025/11/12 15:57:07 $
DiffServベースQoS制御設定を行う場合の参考情報です。
QoSの総合的な情報及びBRI/PRI回線インタフェースで優先制御/帯域制御 を行う場合の情報は、 RTシリーズのFAQ / Queue をご参照ください。
LANインタフェースの優先制御については 優先制御のページ を、帯域制御については 帯域制御のページ をご参照ください。
TOSベースQoSについては TOSベースQoSのページ をご参照ください。
| 機種 | ファームウェア |
|---|---|
| vRXシリーズ | すべてのリビジョン |
| RTX3510 | |
| RTX1300 | |
| RTX1220 | |
| RTX1210 | |
| RTX5000 | |
| RTX3500 | |
| RTX1200 | Rev.10.01.29以降 |
| RTX3000 | すべてのリビジョン |
| RTX1500 | Rev.8.03.05以降 |
| AF | = | Assured Forwarding |
| DS | = | Differentiated Services |
| DSCP | = | Differentiated Services codepoint |
| EF | = | Expedited Forwarding |
| PHB | = | Per-Hop Behavior |
| TOS | = | Type of Service |
DiffServベースQoSは、入力されたパケットのIPヘッダのDSフィールド中 の6ビットのDSCP値を参照し、DSCP値により定義されるPHBに応じてパケッ トをクラス分けするQoSです。分けられた各クラスはスケジューラで優先 制御もしくはシェーピングやDTCによる帯域制御により利用できます。
DSフィールドは、TOSフィールドがRFC2474で再定義されたものです。
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対応するPHBは以下のRFCの標準PHBに限定し、そのDSCP値はRFCで推奨さ れている値のみを有効とします。つまり、PHB-DSCPのマッピングは固定 であり変更できません。
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上記の標準PHBのクラス分けは基本的にDSCP値の上位3ビットに応じて行 い、TOSベースQoSと下位互換性を持ちます。ただし、EF PHBについては 専用の最優先クラスを割り当てます。その他のDSCP値はdefault PHBと同 じクラス1に割り当てます。PHB-クラスのマッピングは固定であり変更で きません。
具体的には以下の通りです。
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AF PHBでは、各クラスごとにDSCP値の下位3ビットで表される廃棄優先度 に応じてパケットの廃棄処理を行います。具体的には、高:110、中:100、 低:010 のそれぞれの廃棄優先度ごとにパケットをキューに積むことがで きるキューサイズの閾値が決まっています。低の場合は、パケットを追 加しようとするキューのキューサイズがqueue lengthコマンドで設定し たキュー長の100%になっている場合にパケットを廃棄し、中、高の順に 廃棄するキューサイズが小さくなります。
キューサイズの閾値は、キュー長に対する割合(%)として表します。また、 高と中については閾値はqueue lengthコマンドで任意に設定できます。 デフォルトでは中が75%、高が50%となります。
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┃ クラス キュー ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
キューに積まれるパケット 高、中、低 中、低 低
└──────────┴─────┴─────┘
キューサイズの閾値 50% 75% 100%
廃棄優先度 高 中 低
AF PHBとClass Selector PHBが混在するクラスでは、Class Selector PHB のクラス内での廃棄優先度はAF PHBのlowの場合と同等です。
DiffServベースQoS設定は、クラス分けのためのフィルタを設定する queue class filterコマンドでCLASSパラメータにクラス番号(1-8)の代 わりに"dscp"を設定します。
DiffServベースQoSは、LANインタフェース及びLANインタフェース上に設 定されたPPPoEインタフェースとトンネルインタフェースでのみ機能しま す。
| queue lan2 type priority | 優先制御を使用します |
| speed lan2 3m | 送出帯域を3Mbit/sに制限します |
| queue class filter 1 dscp ip * * udp * * | DiffServベースQoSの対象となるパケットのフィルタを定義します |
| queue lan2 class filter list 1 | クラス分けフィルタをLAN2に適用します |
PPPoEでカプセル化される前のPPインタフェースでDiffServベースQoSに よるPHB処理を行い、出力直前のLAN2インタフェースのキューで優先制御 を行います。
| queue lan2 type priority | 優先キューを使用します |
| speed lan2 3m | 送出帯域を3Mbit/sに制限します |
| pp select 1 | QoS設定を行なうPPインタフェースを指定します |
| pppoe use lan2 | LAN2でPPPoEを使用します |
| queue class filter 1 dscp ip * * udp * * | DiffServベースQoSの対象となるパケットのフィルタを定義します |
| queue pp class filter list 1 | フィルタをPPインタフェースに適用します |
| pp enable 1 |
IPsecでカプセル化される前のトンネルインタフェースでDiffServベース QoSによるPHB処理を行い、出力直前のLAN2インタフェースのキューで優 先制御を行います。
| queue lan2 type priority | 優先キューを使用します |
| speed lan2 3m | 送出帯域を3Mbit/sに制限します |
| tunnel select 1 | QoS設定を行なうトンネルインタフェースを指定します |
| queue class filter 1 dscp ip * * udp * * | DiffServベースQoSの対象となるパケットのフィルタを定義します |
| queue tunnel class filter list 1 | 暗号化前のトンネルインタフェースに適用します |
| ipsec sa policy ..... anti-replay-check=off | 受信時にシーケンス番号のチェックを行ないません |
| tunnel enable 1 |
| queue lan2 type shaping | 帯域制御キューを使用します |
| speed lan2 18m | 送出帯域を18Mbit/sに制限します |
| queue lan2 class property 1 bandwidth=1m | クラス1に1Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 2 bandwidth=2m | クラス2に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 3 bandwidth=2m | クラス3に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 4 bandwidth=2m | クラス4に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 5 bandwidth=2m | クラス5に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 6 bandwidth=2m | クラス6に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 7 bandwidth=2m | クラス7に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 8 bandwidth=2m | クラス8に2Mbit/sを割り当てます |
| queue lan2 class property 9 bandwidth=3m | クラス9に3Mbit/sを割り当てます |
| queue class filter 1 dscp ip * * udp * * | DiffServベースQoSの対象となるパケットのフィルタを定義します |
| queue lan2 class filter list 1 2 | クラス分けフィルタをLAN2に適用します |