NATディスクリプタの概要


作成日1999/Jan/20
最終変更日2018/Nov/06
文書サイズ 16KB



コンセプト

[ 特徴 (NATとNATディスクリプタの違い) ]

[ 設計方針 ]

[ 実装方針 ]

[ 実装のポイント ]


NAT→NATディスクリプタによる拡張性


表記

[ 呼称、名称 ]

[ globalに相当する名称/表記 ]

[ privateに相当する名称/表記 ]


対応ファームウェアと対応機種

[ 対応ファームウェア ]

[ 対応機種 ]


注意事項

 

設定手順

  1. ネットワーク設計をする

    NATとしてどのような機能が必要なのか見極める為にも、 ネットワーク設計は重要です。
    ネットワーク設計に従って、NATの動作仕様を設計します。

  2. NATディスクリプタを定義する

    NATの動作仕様を決め、NATディスクリプタを使ったconfigを設定します。

    良く使われるネットワークのパターンと設定例も参照になります。

  3. NATディスクリプタをインタフェースに適用する

    実際にNATディスクリプタによるNAT処理を有効にするには、 必要なインタフェースにNATディスクリプタを適用する設定をします。

  4. 動作状況を確認する・把握する

    動作確認をしながら、 NATディスクリプタの適用状態やNAT処理の状態などチェックしたりします。


簡単な設定例

「端末型ダイヤルアップ接続でIPマスカレードを利用するネットワーク」

[ 構成図/ネットワーク図 ]

        プロバイダ接続
              : 03-3333-3333/Provider
              :
              : ISDN回線
              :
              : 06-6666-6666/Osaka
     +--------+--------+
     |     [ BRI ]     |
     |        |        |
     |      [NAT]      |←IPマスカレード
     |        |        |
     |  IPルーティング |
     |        |        |
     |     [ LAN ]     |RT103i
     +--------+--------+
              |192.168.0.1
              |               192.168.0.0/24
 -------------+-----------------------------

[ ネットワークの諸元 ]

種類IPアドレスなど
ネットワーク192.168.0.0 or 192.168.0.0/24
ネットマスク255.255.255.0 (24ビット)
ブロードキャスト192.168.0.255 or 255.255.255.255
ルータ192.168.0.1 → default
DNSサーバプロバイダに指定されたもの
アドレス変換ルール
global

private
プロバイダ割当アドレス
(IPCP)

192.168.0.1〜192.168.0.254
(全部)
空き192.168.0.2〜192.168.0.254

[ 端末の諸元 ]

種類IPアドレスなど
ホスト192.168.0.2〜192.168.0.254
ネットマスク255.255.255.0 (24ビット)
ブロードキャスト192.168.0.255 or 255.255.255.255
ゲートウェイ(ルータ)192.168.0.1
DNSサーバプロバイダに指定されたもの
または、192.168.0.1
SMTPサーバプロバイダに指定されたもの
POPサーバプロバイダに指定されたもの
ドメイン名プロバイダに指定されたもの

[ NAT処理の内容(NAT型表現) ]

設定インタフェースPP#1
NAT使用する
Masquerade使用使用する
グローバルアドレスプロバイダに割当られたアドレス (IPCP)
プライベートアドレスすべて

[ NAT処理の内容(NATディスクリプタ型表現) ]

NATディスクリプタ番号1
タイプmasquerade
外側アドレスプロバイダに割当られたアドレス (IPCP)
内側アドレスすべて
適用インタフェースPP#1

[ 設定例 ]