RTシリーズのケーブルに関するFAQ
RT用LANケーブル
最終変更日 | 2022/Sep/05 |
文書サイズ | 5.7KB |
RT用LANケーブル
LANケーブルには、カテゴリーと呼ばれる種類があります。カテゴリーはLANケーブルの性能を規定しており、LANで利用したい通信速度に応じて適切なカテゴリーのケーブルを使用する必要があります。
カテゴリーと通信速度の関係を以下の表に示します。
カテゴリー | ISDN | 10BASE-T | 100BASE-TX | 1000BASE-T | 1000BASE-TX | 10GBASE-T |
3 | ◯ | ◯ | × | × | × | × |
5 | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × |
5e | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
6 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
6a | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
この表で×になっている組合せでもケーブル長が短ければ通信できることはありますが、ノイズに弱くなるなどの問題がありますので、必ず適切なカテゴリーのケーブルを使用するようにしてください。
10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tのケーブルでは、 ストレートケーブル 、 クロスケーブル のいずれも利用できます。しかし、基本的には ストレートケーブル を利用するようにし、クロス接続が必要な場合には以下のような手段で回避するのがよいでしょう。
現在、生産されているRTシリーズのLAN/WANポートはすべて、MDI/MDI-X自動判別機能がついています。ケーブルをつなげただけでストレート接続なのかクロス接続なのかを自動的に判別しますので、ストレートケーブルで接続すればどのような相手でも正しく接続できます。
古いRTシリーズでは、LAN/WANポートに「NOR/REVスイッチ」を持っていrるものがあります。このスイッチを操作することでLANポートを反転することができるので、クロス接続が必要な場合でもストレートケーブルだけで接続することができます。
クロス接続が必要な場合にクロスケーブルを使うのではなく、ストレートケーブルとクロスアダプタの組合わせで接続します。クロスアダプタを用いていると、クロス接続していることが一目でわかるので、後々のトラブルを避けることができます。
どうしてもクロスケーブルが必要な場合には、クロスケーブル専用の色を決めておくのも一つの手です。また、ケーブルのコネクタ近くに取り付けられるタグも市販されているので、そのようなタグでクロスケーブルであることがすぐに分かるようにしておきましょう。
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