RTシリーズのケーブルに関するFAQ


1000BASE-Tと1000BASE-TXは何が違うの?


最終変更日 2018/Nov/06
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1000BASE-Tと1000BASE-TXは何が違うの?


UTPケーブルで1Gbit/sの通信を可能にする規格には、1000BASE-Tと1000BASE-TXの2種類があります。この2つは名前が良く似ていますが、互換性は無く、1000BASE-Tの機器と1000BASE-TXの機器が通信することはできません。

1000BASE-Tと1000BASE-TXの違いについては、以下のサイトの説明が分かりやすいのでリンクしておきます。

Cyber Peripherals

ヤマハRTシリーズでは、1000BASE-Tにのみ対応しており、1000BASE-TXには対応していません。ですから、他社の1000BASE-TX対応機器とは1Gbit/sで通信できないことになります。実際に接続した場合には、オートネゴシエーション機能により、100BASE-TXで通信することになります。

一方、LANケーブルでも1000BASE-TX対応を謳うものがあります。これは、カテゴリー6と呼ばれるケーブルのことになりますが、このケーブルを使っている場合には、両端に1000BASE-Tの機器を接続しても通信できます。

機器A ケーブル 機器B 通信可否
1000BASE- 1000BASE- カテゴリー 1000BASE-
T T 5e T
T TX 6 T
T T 5e TX ×
T TX 6 TX ×
TX T 5e TX ×
TX TX 6 TX
機器とケーブルの対応規格と通信可否の関係
◯: 1Gbit/sで通信
×: 100Mbit/sにフォールバック

ケーブルのカテゴリーについては、 RTのLANケーブル を見てください。


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