機器のバックアップと復元

UTX100/UTX200の設定をバックアップ・復元するための手順は以下になります。

  1. バックアップの仕様
  2. 制限事項
  3. バックアップ手順
  4. 復元手順

※ UTX100、UTX200で同じ手順になります。以下の説明では「UTX」と称します。
※ GUIの画面は、ファームウェアバージョンR80.20.15 (992001680) のキャプチャーになります。


1. バックアップの仕様

機器のバックアップ・復元機能は、以下の場合に活用することができます。

バックアップできる情報は以下になります。

ログ情報(システムログ、セキュリティーログ)は保存されません。

(※) バックアップファイルに保存したライセンス情報は、バックアップファイルの復元先の機器によって復元後の挙動が変わります。

生成されるバックアップファイルは「(ホスト名)_(ファームウェアバージョン)_(作成日時).zip」というファイル名で保存されます。
例)UTX-ID-AABBCCDD_R80.20.15_992001680_2021-Mar-26-15_10_20.zip


2. 制限事項

バックアップ・復元機能を使用する際は、以下の点に注意してください。

「バックアップ元の機器」と「復元先の機器」の<機種><ホットフィックスビルド番号までを含んだファームウェアバージョン>が一致している必要があります。

※ バックアップファイルのビルドバージョン番号が異なる場合でも復元作業自体は完了しますが、内部データベースの整合性の影響などにより、正しいパスワードを入力しても機器にログインができない等の事象が発生することがあります。

(参考情報)

UTXのファームウェアバージョンは、以下のように呼びます。

R80.20.15 (992001680)
  • R80:メジャーバージョン
  • 20:マイナーバージョン
  • 15:ホットフィックスバージョン
  • (992001680):ホットフィックスビルド番号

3. バックアップ手順

以下の手順でバックアップファイルを生成できます。

  1. UTXのWeb GUIにログインします
  2. 左のメニューから【デバイス】 >【システム操作】とメニューを開きます
  3. [システム設定とバックアップと復元]の「バックアップファイルの...」をクリックします
  4. 「バックアップの作成」をクリックすると、バックアップファイルが生成されます

    ※「ファイルの暗号化」にチェックを入れ、パスワードを設定することで、バックアップファイルを暗号化することができます

  5. バックアップファイルが生成されると、「ダウンロード」が表示されます
  6. 「ダウンロード」をクリックするとバックアップファイルをPCにダウンロードできます

3. 復元手順

以下の手順でバックアップファイルを復元します。

  1. UTXのGUIにログインします
  2. 左のメニューから【デバイス】 > 【システム操作】とメニューを開きます
  3. [システム設定とバックアップと復元]の「復元」をクリックします
  4. 「参照」をクリックして保存しているバックアップファイルを選択した後、「ファイルのアップロード」をクリックします

    ※ バックアップファイルはzipファイルのまま使用してください

  5. バックアップファイルにパスワードを設定してある場合はパスワードを入力した後、「復元」をクリックしてください
  6. 復元の確認が表示され、「OK」をクリックすると復元処理が実行されます
  7. 復元が完了すると、自動で再起動します

[EOF]