Revision : 05.03.29b Release : Aug 2003, ヤマハ株式会社 RTW65b/RTW65i Rev.5.03.29b リリースノート ========================================================================== ○ Rev.5.03.25からの変更点 ========================================================================== ※機種特有の項目については、文末に機種名を明記した([RTW65b]、[RTW65i]等) ■機能追加 [1] インターネット電話・機器間アナログ機能の音声制御に関わる analog pad rtp receive analog pad rtp send analog rtp buffer mode コマンドを追加した。これによって、 ・インターネット電話・機器間アナログ接続時に限った音量調整 ・FAX通信時のライン落ちの可能性を減らす設定 が可能となる。[RTW65i] ○RTP音声の受話PADの設定 [入力形式] analog pad rtp receive PORT PAD [パラメータ] PORT ... アナログポート番号 PAD -12dB ... -12dB PAD挿入 -9dB ... -9dB PAD挿入 -6dB ... -6dB PAD挿入 -3dB ... -3dB PAD挿入 off ... PADなし +3dB ... 3dB PAD挿入 +6dB ... 6dB PAD挿入 +9dB ... 9dB PAD挿入 +12dB ... 12dB PAD挿入 [説明] 指定したアナログポートのRTP音声(機器間アナログ、インターネット 電話)に対する受話PADを設定する。 最終的な音量は、analog pad receive と組み合わさった値となる。 [ノート] 通常の音量は問題なく、RTP音声の音量だけを調整したい場合に使用 する。 音量を上げる方向にPADを設定した場合、エコーのレベルも大きくな るため、通話に支障がでる場合がある。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] off ○RTP音声の送話PADの設定 [入力形式] analog pad rtp send PORT PAD [パラメータ] PORT ... アナログポート番号 PAD -12dB ... -12dB PAD挿入 -9dB ... -9dB PAD挿入 -6dB ... -6dB PAD挿入 -3dB ... -3dB PAD挿入 off ... PADなし +3dB ... 3dB PAD挿入 +6dB ... 6dB PAD挿入 +9dB ... 9dB PAD挿入 +12dB ... 12dB PAD挿入 [説明] 指定したアナログポートのRTP音声(機器間アナログ、インターネット 電話)に対する送話PADを設定する。 最終的な音量は、analog pad send と組み合わさった値となる。 [ノート] 通常の音量は問題なく、RTP音声の音量だけを調整したい場合に使用 する。 音量を上げる方向にPADを設定した場合、エコーのレベルも大きくな るため、通話に支障がでる場合がある。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] off ○RTP音声のバッファリング形式の指定 [入力形式] analog rtp buffer mode PORT MODE [パラメータ] PORT ... アナログポート番号 MODE ... 0 通常の再生バッファリング 1 再生開始までのバッファリング量を増やす [説明] RTP(機器間アナログやインターネット電話)で音声パケットを受けて から、再生を開始するまでのバッファリング方法を調整する。 [ノート] FAXでライン落ちが発生する場合、MODEを1に設定すると、状況が改善 されることがある。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] 0 [2] アザー・ダイヤルトーンが鳴る状況(一般回線による発呼ができない状況) においても、通常のダイヤルトーンが鳴る設定ができるように、 analog extension other-dial-tone コマンドを実装した。[RTW65i] ○アザーダイヤルトーンを出すかどうかの切替 [入力形式] analog extension other-dial-tone SW [パラメータ] SW on ... アザーダイヤルトーンを出す off ... アザーダイヤルトーンを出さない [説明] 一般回線から発呼できない場合のダイヤルトーン(アザーダイヤルト ーン)を区別するかどうかを設定する。offとした場合、内線を含めて 発信が可能な場合は通常のダイヤルトーンが鳴る。 [初期値] on [3] かんたん設定ページの切断コード表にエラーコード552を追加した。 [RTW65b] [4] かんたん設定ページの切断コード表にエラーコード1285を追加した。 [5] SIPで、session-timerを利用できるようにした。[RTW65i] (draft-ietf-sip-session-timer-08 対応) 以下のコマンド設定により相手が(停電などにより)突然停止した場合にタ イマにより自動的に通話が切断される。 sip session timer TIME sip server session timer N TIME ○SIP の session timer のタイマ値を設定する [入力形式] sip session timer TIME [パラメータ] TIME ... タイマ値 (0-86400) [説明] SIPの通話中に相手が停電などにより突然落ちた場合にタイマにより 自動的に通話を切断する。 TIME=0でsession-timerを利用しない設定となる。 [初期値] 0 ○SIP の session timer のタイマ値をサーバ毎に設定する [入力形式] sip server session timer NUM TIME [パラメータ] NUM ... サーバの登録番号 (1-65535) TIME ... タイマ値 (0-86400) [説明] SIPの通話中に相手が停電などにより突然落ちた場合にタイマにより 自動的に通話を切断する。 サーバがsession-timerに対応していれば、端末が2台同時に突然落ち てもサーバでの呼の持ち切りを防ぐ事ができる。 NUMはsip serverコマンドで設定されているサーバの登録番号のみ設 定が可能。 TIME=0でsession-timerを利用しない設定となる。 [初期値] 0 [6] IPv6アドレスの自動設定機能およびこの削除機能を追加した。 他のIPv6ルータのルータ広告(Router Advertisement)を受信してインタフ ェースのIPv6アドレスを自動設定することができる。同時に、ルータ広告 を送信したルータをデフォルトゲートウェイとしたデフォルト経路を設定 する。  ipv6 INTERFACE address (delete)コマンドにautoパラメータを追加した。 [入力形式] ipv6 INTERFACE address auto ipv6 INTERFACE address IP6アドレス/プレフィックス長 ipv6 INTERFACE address delete auto ipv6 INTERFACE address delete IP6アドレス/プレフィックス長 [パラメータ] auto ... アドレスの自動設定を行なう または自動設定を削除する [デフォルト] アドレスは、自動設定も含めてすべてなし [ノート] 複数のインタフェースで自動設定機能を利用することができる。その 場合、デフォルト経路は最後に自動設定が完了したインタフェースに 向く。 [7] SIPサーバとの接続をサポートした。[RTW65i] かんたん設定ページでは、 「電話設定」→「インターネット電話設定」→「IP電話サーバ」 のページを追加し、インターネット電話帳の「種別」に登録したIP電話 サーバを選択できるようにした。 追加および拡張されたコマンドは以下の通り。 ○TELポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話 (SIP)発信の設定 [入力形式] analog extension sip address NUMBER DIAL_NUMBER SIP_ADDRESS [SERVER_NUMBER [phone] or presence or phone] [DESCRIPTION] [パラメータ] ・NUMBER 登録番号 (1-65535) ・DIAL_NUMBER TELポートからのダイヤル番号 ・SIP_ADDRESS ... SIPで発呼する先のSIP URI ・SERVER_NUMBER SIPで発呼する時に使用するサーバの登録番号 (1-65535) ・phone ... user=phoneのタグを付けて発信することを示す ・presence ... Windows Messengerに発信することを示す ・DESCRIPTION ... 登録名 [説明] TELポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話 (SIP)発信の設定を行う。 [ノート] ダイヤル番号に合致する設定を登録番号順に検索し、はじめに合致した 設定が適用される。 SIP_ADDRESSは、"sip:user_name@domain_name"という形式。 SERVER_NUMBERは、sip serverコマンドで登録したSIPサーバの登録番 号を指定する。サーバの指定がない場合あるいは登録番号で登録され たサーバがない場合は、サーバを使用せず、直接接続を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んで発呼す る。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 発呼する相手がWindowsMessengerの場合、presenceを指定する。 DESCRIPTIONには自由な登録名が設定できるが、日本語を入力したい場合 はかんたん設定のページから行う必要がある。 [デフォルト値] なし ○TELポートからのダイヤル時、特定のプレフィックスによる発呼経 路の設定 [入力形式] analog extension dial prefix ROUTE [SIP_SERVER_NUM [phone]] [DIAL] [パラメータ] ・ROUTE line ... 公衆回線(ISDN/PSTN)でかけるためのプレフィックス設定 sip ... インターネット電話(SIP)でかけるためのプレフィックス 設定 ・SIP_SERVER_NUM ... ダイヤルした番号を埋め込むサーバ ・phone ... 宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込む ・DIAL 入力なし ... プレフィックスなし 2#-9# ... 2#, 3#, ... , 9#のプレフィックスに対する設定 [説明] TELポートからのダイヤル時に、特定のプレフィックスによる発呼 経路を設定する。 プレフィックスの設定が重複した場合、line -> sipの順番で設定が優先 される。 SIP_SERVER_NUMを設定すると、sip serverコマンドによるサーバ設定に おけるSIP_URIのユーザ名部分をダイヤルした番号に置き換えてSIPの発 呼を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んでSIPの発 呼を行う。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 [デフォルト値] (デフォルト値でもconfigには表示する) line sip 9# ○TELポートからのダイヤル時、特定の発呼経路に割り当てられたプ レフィックス設定の削除 [入力形式] analog extension dial prefix delete ROUTE SIP_SERVER_NUM [phone] [パラメータ] ・ROUTE sip ... インターネット電話(SIP)でかけるためのプレ フィックス設定 ・SIP_SERVER_NUM ... サーバ番号 ・phone ... user=phoneのタグが設定されるプレフィックスを示す [説明] TELポートからのダイヤル時に、特定の発呼経路に割り当てられた プレフィックス設定を削除する。 削除できる設定はSIPサーバを経由するものに限られる。 [デフォルト値] なし ○SIPサーバとの接続状態を表示する [入力形式] show status sip server [NUM] [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバとの接続状態を表示する 接続状態 未接続 接続されていません 通信中 接続されています 接続中 接続しようとしています 切断中 切断しようとしています 切断コード 0 エラー無し 3018 サーバレスポンス無し 3004 サーバの名前解決失敗 3002 経路不明 3000 認証失敗 3200 その他のエラー ○SIPサーバに手動で接続(サインイン)する [入力形式] sip server connect NUM [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバに手動で接続(サインイン)する。 基本的には自動的にSIPサーバに接続するので、本コマンドは手動で切断 した時や接続されていない状態を確認した時に、接続する場合に使用す る。 ○SIPサーバから手動で切断(サインアウト)する [入力形式] sip server disconnect NUM [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバから手動で切断(サインアウト)する。 切断後、ルータを再起動するか手動で接続しない限りSIPサーバに接続し ない。 [8] PPTPのコネクション制御のsyslogを追加した。 ○PPTPのコネクション制御のsyslogを出力するか否かを設定する。 [入力形式] pptp syslog SW [パラメータ] SW on ... PPTPのコネクション制御のsyslogを出力する off ... PPTPのコネクション制御のsyslogを出力しない [説明] PPTPのコネクション制御のsyslogを出力するか否かを設定する。 キープアライブ用のEcho-Request, Echo-Replyについては出力されな い。 [デフォルト] off ■仕様変更 [1] SIPへの発呼時、相手がオフフックして通話が接続状態になったときにTEL ポートの極性が反転していなかったのを、一般回線や内線接続と同様に極 性反転するようにした。[RTW65i] [2] アナログ機能に関する以下の設定内容がshow analog configで表示される ようにした。[RTW65i] analog extension other-dial-tone analog pad rtp send/receive analog rtp buffer mode [3] analog use PORT off、analog sip use call PORT off、sip use offの各 設定により一般回線/SIPに発呼できない場合に、INFOレベルで以下の様な ログを表示するようにした。[RTW65i] analog use PORT off [TEL] Call to LINE is not allowed for this TEL port. analog sip use call PORT off [TEL] Call to SIP is not allowed for this TEL port. sip use off [TEL] No SIP gateway is found. Call to SIP is rejected. [4] SIPで、session-timer利用時のre-INVITEの再送間隔を変更した。[RTW65i] Session-Expireヘッダで指定されたor指定した値の1/2の間隔で送信する ようにした。 [5] show status analog extension (機器間アナログ状態チェック用のデバッ グレベルコマンド)において、SIP GWのEPの状態が表示されるようにした。 [RTW65i] [6] かんたん設定ページで、回線抜け時の発信エラーを「BRI connecter trouble」から「WAN connector trouble」に変更した。[RTW65b] [7] かんたん設定ページで、新規登録で選択できないプロバイダ接続形態も表 示するようにした。 選択できない項目は色を変え、ラジオボタンのチェックボックスは非表示 となる。 [8] GREにてシーケンス番号エラーと判定したときのsyslogの書式を変更した。 例: TUNNEL[n] GRE Invalid sequence number (RecvSeq: m, SendAck: m, WinSize: m) TUNNEL[n] GRE Invalid ack number (RecvAck: m, PrevAck: m, SendSeq: m) [9] PPTP接続にて、送受信のバッファがオーバーフローしたときに出力される syslogの書式を変更した。 例: TUNNEL[n] GRE RxQueue overflow TUNNEL[n] PPTP RxQueue overflow [10] UPnPのポートマッピング用タイマのタイプを従来のNormalにarpテーブル の情報を監視し情報が無くなるとタイマを起動するタイプを追加した。 今後はarp情報を参照するタイプを初期値とする。 これに合わせて、タイマのデフォルト値を3600秒とし、タイマタイプが normalに変更されると今までの172800秒に自動的に変更するようにした。 また、タイプの追加に合わせてshow status upnpの表示を拡張した。 〇UPnPのポートマッピング用タイマのタイプの設定 [入力形式] upnp port mapping timer type タイプ [パラメータ] タイプ normal ... arp情報を参照しない arp ... arp情報を参照する [説明] UPnPのポートマッピングを消去するためのタイマのタイプを設定する。 [初期値] arp [11] UPnPで、同一IPアドレスとポート番号の組で同じポートマッピング要求が 来た時に今まではエラーを返していたのを、200 OKを返すようにした。 [12] ネットボランチDNSで、IPアドレス変更時の自動更新のデフォルト値をoff からautoに変更した。 これに伴い、かんたん設定ページでネットワーク型プロバイダのときに、 電話アドレスサービスの選択プロバイダにセレクトメニューが表示されて いたのを、「使用できるプロバイダはありません」と表示させるようにし た。 [13] ネットボランチDNSで、認証エラーになったときにデバッグレベルのログ を表示するようにした。 [14] ip INTERFACE(lan1/lan2/pp/tunnel) secure filterコマンドで指定でき るフィルタの数を200個にした。 [15] DHCPサーバ機能で、RFC2131ではDHCPサーバ側で受けるDHCPメッセージサ イズに関する規定はないので、これまで548bytes以上のDHCPメッセージを 破棄していたのを受け入れるように変更した。受信時のログ表示はこれま でのように行う。 [16] DirectX 9.0対応としてUPnPのGetStatusInfoアクションに対応した。 [17] UPnP機能のDescriptionで通知するURLを http://setup.netvolante.jp/ から http://LAN1のIPアドレス/ に変更した。 また、ルータのHTTPDの接続ポートが80以外の場合は、 http://LAN1のIPアドレス:ポート番号/ で通知される。 これにより、Windows XP/Meのマイネットワークに表示されるアイコンを ダブルクリックすると、http://setup.netvolante.jp/ではなくて、 http://LAN1のIPアドレス/がブラウザで開かれるようになる。 ■バグ修正 [1] 動的フィルタでTCPのFINフラグによるネゴシエーションが完了した後でも、 一定時間だけ、そのコネクションを通過させる機能が働かない場合がある のを修正した。 [2] IPv6の重複アドレス検出(DAD)で同じIPv6アドレスを持つ機器を発見した ときにルータの動作が不安定になるバグを修正した。 [3] DHCPクライアント機能で、DHCPサーバから不正なrenewal time, rebinding timeを受け取った時に意図しない動作となることがあるバグを修正した。 リース期間満了で再リースが不可能になるなどの現象として発生していた。 [4] DHCPクライアント機能によりIPアドレスを取得済みの状態のときにdhcp client client-identifierおよびdhcp client hostnameの設定を変更して も、指定時間後のIPアドレスの再取得時に設定が反映されないバグを修正 した。 [5] RT56vをアナログ子機として繋ぎ、TELポートからの発呼がRT56vのPSTN経 由で行われる場合、090, 080ではじまる電話番号に発呼できないバグを修 正した。[RTW65i] [6] RT56vをアナログ子機にした場合にダイヤルできないバグを修正した。 [RTW65i] なお、以後、RT56vのPSTNを経由した発呼の場合、回線のダイヤルトーン ではなくルータの内部で発生するダイヤルトーンが鳴るようになる。 [7] インターネット電話の切断を両側から同時に行なうと、その後のTELポー トへの着信をオフフックしても正常に繋がらず、場合によってはISDN(Bch) 回線が使用できなくなってしまう事があるバグを修正した。[RTW65i] [8] ネーム・ディスプレイ機能で、発信者名情報が通知されてきていないにも かかわらず以前通知された発信者名を表示してしまうバグを修正した。 [RTW65i] [9] ネーム・ディスプレイ機能で、ネーム・ディスプレイ対応のアナログ機器 によってはネーム・ディスプレイ機能を使用する設定で発信者名非通知の 着信があるとエラー表示となるバグを修正した。[RTW65i] 以下の場合に発信者番号または非通知理由が正常に表示されない可能性が ある。 ・発信者番号通知+発信者名非通知の着信 ・発信者番号非通知+発信者名非通知の着信 [10] SIPに対して発呼したとき、空きリソースがないために発呼できない場合 のINFOレベルのログにおいて、 [SIP] SIP Call to [...] from [...] rejected with cause NO CHANNEL (3034). のto, from部分が正しく表示されないバグを修正した。[RTW65i] [11] 以下のような場合に、呼び出し回数0で擬似着信転送が設定されている場 合に、転送動作あるいは着信動作が行われないバグを修正した。[RTW65i] 1. 内線通話中 2B空いている状態での擬似着信転送ができず、相手に切断コード17を 返していた 2. 外線通話中、かつ、失敗時は着信する設定(話中着信設定有り) 話中着信になるべきが、相手に切断コード17を返していた [12] 内線と外線の切り替え通話で、外線通話中にオンフックすると内線の呼 び返しとなるが、そのタイムアウトで保留側の呼が切断されないバグを修 正した。[RTW65i] [13] ネーム・ディスプレイの表示内容で、JIS漢字コードで0x5cの文字コード を持つ文字以降が文字化けしてしまう不具合を修正した。[RTW65i] [14] SIPアドレス帳登録において、宛先名が65535以下の数字で構成されてお り、SIPサーバ経由・対WindowsMessengerの発呼でない場合、再起動後に 宛先名が使用するSIPサーバの登録番号として読み込まれてしまうバグを 修正した。[RTW65i] 以下のようにanalog extension sip addressコマンドを修正した。 なお、互換性保持のために従来形式のconfigも読み込み可能となっている ため、この修正前の設定の読み込みによって宛先名がサーバの登録番号と して読み込まれた場合、手作業によって設定を修正する必要がある。 ○アナログポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話(SIP) 発信の設定 [入力形式] analog extension sip address NUMBER DIAL_NUMBER SIP_ADDRESS [server=SERVER_NUMBER [phone] or presence or phone] [name=DESCRIPTION] [パラメータ] ・NUMBER 登録番号 (1-65535) ・DIAL_NUMBER アナログポートからのダイヤル番号 ・SIP_ADDRESS ... SIPで発呼する先のSIP URI ・SERVER_NUMBER SIPで発呼する時に使用するサーバーの登録番号 (1-65535) ・phone ... user=phoneのタグを付けて発信することを示す ・presence ... Windows Messengerに発信することを示す ・DESCRIPTION ... 登録名 [説明] アナログポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話 (SIP)発信の設定を行う。 [ノート] ダイヤル番号に合致する設定を登録番号順に検索し、はじめに合致し た設定が適用される。 SIP_ADDRESSは、"sip:user_name@domain_name"という形式。 SERVER_NUMBERは、sip serverコマンドで登録したSIPサーバーの登録 番号を指定する。サーバーの指定がない場合あるいは登録番号で登録 されたサーバーがない場合は、サーバーを使用せず、直接接続を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んで発呼 する。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 発呼する相手がWindowsMessengerの場合、presenceを指定する。 DESCRIPTIONには自由な登録名が設定できるが、日本語を入力したい 場合はかんたん設定のページから行う必要がある。 [デフォルト値] なし [15] dns syslog resolv onを設定するとルータが動作しなくなるバグを修正 した。 [16] PPTP接続がUDPで負荷をかけると不安定になるのを修正した。 [17] PPTPで、ccp type noneとppp ccp no-encryption rejectを設定すると、 接続できてしまうバグを修正した。 [18] PPTPで、IPマスカレードを使わないLAN間接続VPNでインターネット側の LANアドレスと端末が接続されている側のLANアドレスが異なる場合、トン ネルの開始要求をする側でtunnel endpoint addressコマンドのローカル アドレスを指定しないと通信できないバグを修正した。 [19] pptp service on/offコマンドが使えないバグを修正した。[RTW65b] [20] PPTPで、確保したanonymous番号が解放されないことがあるバグを修正し た。 [21] pptp lan remote addressコマンドとpptp lan secondary remote address コマンドで、インタフェースにLAN2を指定できないバグを修正した。 [22] PPTP接続で、最初に発生したエラーが保存されず、後から発生したエラ ーに置き換えられるバグを修正した。 [23] シーケンス番号が0で開始されるGREパケットを廃棄しないようにした。 Windows 2000/XPなどのPPTPクライアントから接続を行ったときに、最初 のパケットを廃棄していたため再送が発生し、LCPのネゴシエーションに 余計な時間がかかっていた。 [24] tunnel defaultコマンドを実行してもデフォルト値に戻らないものがあ るバグを修正した。 [25] UPnPのDeletePortMappingで削除されたポートに対して動的に生成された IPマスカレードエントリが存在している間に同一の組合せで AddPortMappingを行ったとき、マッピングできないバグを修正した。 [26] かんたん設定ページで、ログイン時のパスワードを3回間違えたときに表 示される説明を修正した。 [27] かんたん設定ページで、[手動接続/切断]ページの接続ボタンを押して接 続エラーになったとき、OKボタンのリンク先の説明が2つ表示されるバグ を修正した。 [28] かんたん設定ページの[メール機能]のヘルプで、「確認/転送の許可」の 表示が間違っているのを修正した。 「禁止中 → 禁止」==>「停止中 → 再開」 [29] かんたん設定ページで、CATV型プロバイダ+PPTP-LAN間(クライアント) 接続設定かつbri disableコマンドが設定されているとき、PPTP-LAN間接 続の接続ボタンを押すと「ISDN回線によるLAN間接続はできません」とエ ラー表示されるのを修正した。 [30] かんたん設定ページで、static routeを設定した状態でPPTP-LAN間 接続の設定をすると、static routeの設定を上書きしてしまうバグ を修正した。 [31] かんたん設定ページで、新規登録ページのヘルプの情報を更新した。 [RTW65b] [32] かんたん設定ページで、「複数プロバイダ+自動接続しない」設定にし たとき、接続/切断ボタンが表示されないバグを修正した。 [33] かんたん設定ページで、[システム管理]-[コマンド入力]欄からip route コマンド、ip pp route addコマンドを設定した後に再起動すると、設定 したコマンドが消えてしまうバグを修正した。 [34] かんたん設定ページのLAN/WAN設定で、設定変更後の確認ページでキャン セルをしても一部の設定がされてしまうバグを修正した。 [35] かんたん設定ページの[システム管理]-[コマンド設定]-[HTML形式の Config保存]で、"analog supplementary-service clear"が表示されてい たバグを修正した。[RTW65b] [36] かんたん設定ページでネットワーク型プロバイダとNATの設定をしたとき、 コンソールからnat descriptor address innerに複数個のアドレスを設定 するとリブートする場合があるバグを修正した。 [37] かんたん設定ページでネットワーク型プロバイダの新規登録時にNATの inner addressを複数個(コマンド文字列で256byte以上)設定するとリブー トするバグを修正した。 [38] かんたん設定ページでネットワーク型プロバイダとNATのinner address を複数個(コマンド文字列で256byte以上)設定をした場合、DMZホストの設 定を追加するとリブートするバグを修正した。 [39] IPアドレス情報がない場合 (自動更新をしない設定にして再起動後、 netvolante-dns get hostname list コマンドを実行)、show status netvolante-dnsコマンドのIPアドレス欄に0.0.0.0と表示されるのを表示 しないようにした。 [40] 電話機からの設定でパスワードの設定(機能番号00)を失敗すると次回か らパスワードの設定が行えなくなってしまうバグを修正した。[RTW65i] [41] tftpで以下のコマンドを設定するとき、最大値が65535ではなく65565ま で受け付けてしまうバグを修正した。[RTW65i] isdn voip outgoing list [delete] analog sip arrive myaddress [delete] analog arrive incoming signal [delete] analog arrive restrict list add/delete analog arrive ringer-type list add/delete analog extension sip address [delete] analog extension sip call-deflection [delete] analog extension dial prefix [delete] sip server [delete] [42] show commandコマンドで、analog arrive another-device permitコマン ドが重複しているのを修正した。[RTW65i] [43] PIAFSの被起動側として動作しているときに、同期外れを検出した後に再 同期が確立してもデータ通信可能な状態に復帰できずに T002タイムアウ トが発生して通信を切断することがあるバグを修正した。[RTW65i] [44] PIAFSの被起動側として動作しているときに、同期外れ後に同期が再確立 してもT003タイムアウトにより通信が切断されることがある可能性を排除 した。[RTW65i] [45] 静的NATでNetMeetingを処理するとルータがリブートしたり、NetMeeting で接続できないバグを修正した。 [46] TCPのFINビットをセットしたセグメントを送信して、コネクションの半 分を終了した状態で相手からデータを受信すると、システムが不安定にな ったりリブートしたりするバグを修正した。 [47] UPnP機能で、upnp use offの状態でSSDPが送信されるバグを修正した。 [48] UPnP機能で、GetExternalIPAddress要求に対して返すIPアドレスが正しく ないバグを修正した。 [修正前] 接続中 : プロバイダから取得したIPアドレス 切断中 : NAT(マスカレード)エントリが残っている場合は外側 IPアドレス、残っていない場合はLAN1のIPアドレス [修正後] 接続中 : プロバイダから取得したIPアドレスもしくは、インタ フェースに直接設定したアドレス 切断中 : 0.0.0.0 [49] UPnP機能のGetStatusInfo要求に対するレスポンスで、LANインタフェース に関する接続状態が正しくない場合があるバグを修正した。 DHCPでIPアドレスを取得できない場合でもConnectedを返していたのを、 Disconnectedを返すようにした。 [50] UPnP機能で、データの受信に失敗するとメモリリークするバグを修正した。 [51] 再起動をするとNATディスクリプタ番号が置換されてしまうことがあるの を修正した。 以上