YAMAHA NetVolante Online Help 切断コード表

TTC標準JT-Q850(JT-Q931)理由表示情報要素(0〜111,127)と独自に拡張したコー ド(0,112,128〜65535)によりISDN回線の切断理由を表しています。

<独自拡張した切断コード(0)>
10進数ログ表記
説明
0 No error.
通信中または正常終了。
<TTC標準JTQ850(JT-Q931)理由表示情報要素 (1〜111, 127)>
「正常クラス」
10進数ログ表記
説明
1 unallocated (unassigned) number(1)
欠番
存在しない番号に発信した。
相手先ISDN番号に間違いがある。
2 No route to specified transit network(2)
指定中継網へのルートなし。
相手先番号への中継網が存在しないかサービスを提供していない。
相手先番号に間違いがある。
3 No route to destination(3)
相手へのルートなし。
網が相手先番号へ着信を受け付けない。
相手先番号に間違いがある。
6 Channel unacceptable(6)
チャネル利用不可。
選択したBチャネルが使用できない。
すでに2つのBチャネルが使用されている可能性がある。
16 Normal call clearing(16)
正常切断。
17 User busy(17)
着ユーザビジー。
発信した相手がすでに他の端末と通信中で通信できない。
相手が話中。
18 No user responding(18)
着ユーザレスポンスなし。
発信したが規定時間内に何の反応も返ってこなかった。
相手の電源が切れているか、相手先番号が間違っている可能性がある。
19 No answer from user (user alerted)(19)
着ユーザ呼出中/応答なし。
発信した相手から呼出(ALERT)による反応があったが、その後、規定時間内に応答の反応がなかった。
相手先番号が間違っている可能性がある。
20 Subscriber absent(20)
加入者不在。
移動局と無線交信行なえない。
相手の携帯電話などの電源が入っていないか圏外にいる。
21 Call rejected(21)
通信拒否
何らかの理由で相手端末が着信を拒否した。ISDN関係のパラメータの不整合がある。
相手先番号が間違っている可能性がある。
また、相手側が着信可能な設定になっているか確認する。
22 Number changed(22)
相手加入者番号変更。
相手の番号が変更されている。
相手先番号に間違いがある。
26 Non-selected user clearing(26)
選択されなかったユーザの切断復旧。
着信に対して応答したが、他の端末の方が早く応答しており、 自端末の応答は選択されなかった。
27 Destination out of order(27)
相手端末故障中。
相手端末の電源OFFや故障、回線抜けなどにより相手インタフェースの起動不可。
通信中に電源をいきなり落した時など。
28 Invalid number format (address incomplete)(28)
無効番号フォーマット(不完全番号)。
相手先ISDN番号が間違っている。
30 Response to STATUS ENQUIRY(30)
状態問合せへの応答。
網からの状態問合せに対する応答を示す。
31 Normal, unspecified(31)
その他の正常クラス。
「リソース使用不可クラス」
10進数ログ表記
説明
34 No circuit/channel available(34)
利用可回線/チャネルなし。
利用可能な回線/Bチャネルがない。
すでに2つのBチャネルが使用されている可能性がある。
38 Network out of order(38)
網故障。
網に比較的長時間続きそうな障害が発生した。
しばらく使用を見合わせる必要がある。
41 Temporary failure(41)
一時的失敗。
網に比較的長時間続きそうもない障害が発生した。
再発信で接続できる可能性がある。
42 Switching equipment congestion(42)
交換機輻輳(ふくそう)。
網に障害(交換機が高トラフィックで輻輳)が発生した。
しばらく使用を見合わせる必要がある。
43 Access information discarded(43)
アクセス情報廃棄。
網が要求されたアクセス情報を相手に届けることができなかった。
しばらく使用を見合わせる必要がある。
44 Requested circuit/channel not available(44)
要求回線/チャネル利用不可。
要求した回線/Bチャネルが相手側のインタフェースで提供できない。
すでに2つのBチャネルが使用されている可能性がある。
47 Resources unavailable, unspecified(47)
その他のリソース使用不可クラス。
「サービス利用不可クラス」
10進数ログ表記
説明
49 Quality of service unavailable(49)
QOS(サービス品質)利用不可。
要求されたQOSが提供されない。
(RT/RTA では通常表示されない)
50 Requested facility not subscribed(50)
要求ファシリティ未契約。
要求された付加サービスが提供されない。
付加サービスに契約せずに、端末に付加サービスの設定がされている可能性がある。
57 Bearer capability not authorized(57)
伝達能力不許可。
許可していない伝達能力が要求された。
(RT/RTA では通常表示されない)
58 Bearer capability not presently available(58)
現在利用不可伝達能力。
利用不可である伝達能力が要求された。
(RT/RTA では通常表示されない)
63 Service or option not available, unspecified(63)
その他のサービスまたはオプションの利用不可クラス。
「サービス未提供クラス」
10進数ログ表記
説明
65 Bearer capability not implemented(65)
未提供伝達能力指定。
サポートしていない伝達能力が要求された。
(RT/RTA では通常表示されない)
66 Channel type not implemented(66)
未提供チャネル種別指定。
サポートしていないチャネル種別が要求された。
(RT/RTA では通常表示されない)
69 Requested facility not implemented(69)
未提供ファシリティ要求。
提供していない付加サービスが要求された。
(RT/RTA では通常表示されない)
70 Only restricted digital information bearer capability is available(70)
制限ディジタル情報伝達能力のみ可能。
非制限デジタルを要求されたが、制限ディジタルのみサポートしている。
(RT/RTA では通常表示されない)
79 Services or option not implemented, unspecified(79)
その他のサービスまたはオプションの未提供クラス。
「無効メッセージクラス」
10進数ログ表記
説明
81 Invalid call reference value(81)
無効呼番号使用。
使用中のものと異なる呼番号のメッセージを受信した。
(RT/RTA では通常表示されない)
82 Identified channel does not exist(82)
無効チャネル番号使用。
使用できないチャネル番号を要求した。
(RT/RTA では通常表示されない)
83 A suspended call exists, but this call identity does not(83)
指定された中断呼識別番号未使用。
中断された呼と異なる呼番号で再開しようとした。
(RT/RTA では通常表示されない)
84 Call identity in use(84)
中断呼識別番号使用中。
再開の可能性がある呼に対して中断を要求した。
(RT/RTA では通常表示されない)
85 No call suspended(85)
中断呼なし。
再開の可能性のある呼以外の呼に対して再開を要求した。
(RT/RTA では通常表示されない)
86 Call having the requested call identity has been cleared(86)
指定中断呼切断復旧済。
すでに切断した呼に対して再開を要求した。
(RT/RTA では通常表示されない)
88 Incompatible destination(88)
端末属性不一致。
端末属性が一致しない端末に発信した。
またはそのような端末からの着信を受け取った。
相手先番号が間違っている可能性がある。
例えば、自側が同期PPPで相手側がアナログモデムの場合の ように、双方での端末属性の設定に不一致がある。
91 Invalid transit network selection(91)
無効中継網選択。
誤ったフォーマットの中継網識別を受信した。
相手先番号が間違っている可能性がある。
95 Invalid message, unspecified(95)
その他の無効メッセージクラス。
「手順誤りクラス」
10進数ログ表記
説明
96 Mandatory information element is missing(96)
必須情報要素不足。
必要な情報要素が不足していた。
不正な相手からの着信を受け取った。
(RT/RTA では通常表示されない)
97 Message type non-existent or not implemented(97)
メッセージ種別未定義または未提供。
認識できないメッセージを受信した。
不正な相手からの着信を受け取った。
(RT/RTA では通常表示されない)
98 Message not compatible with call state or message type non-existent or not implemented(98)
呼状態とメッセージ不一致又は、メッセージ種別未定義又は未提供。
網との間で状態の不一致が発生した。
ルータを再起動する必要がある。
99 Information element/parameter non-existent or not implemented(99)
情報要素未定義。
未定義の情報要素を受信した。
(RT/RTA では通常表示されない)
100 Invalid information element contents(100)
情報要素内容無効。
情報要素の内容に誤りがある。
(RT/RTA では通常表示されない)
101 Message not compatible with call state(101)
呼状態とメッセージ不一致。
網との間で状態の不一致が発生した。
ルータを再起動する必要がある。
102 Recovery on timer expiry(102)
タイマ満了による回復。
レイヤ3でのタイムアウトが発生した。
111 Protocol error, unspecified(111)
その他の手順誤りクラス
「インタワーキングクラス」
10進数ログ表記
説明
127 Interworking, unspecified(127)
その他のインタワーキングクラス。
<独自拡張した切断コード(112, 128〜65535)>
10進数ログ表記
説明
112 Fail to establish L2-Link
L2リンクの設定に失敗した。
モジュラーケーブルの接続などを確認する必要がある。
545 No response for my calling
相手が呼出中のまま応答せずにタイムアウトした。
相手先番号が間違っている可能性がある。
548 Could not detect callback from other party
コールバック手順に成功して相手からコールバックされるのを 待っていたがタイムアウトした。
相手先番号が間違っている可能性がある。
549 Could not detect valid response for my callback request
コールバック手順の中でタイムアウトした。
相手先番号が間違っている可能性がある。
552 Data transaction timer expired
切断タイマ(isdn disconnect time)による切断。
正常切断。
553 Data transaction timer (SEND) expired
出力切断タイマ(isdn disconnect output time)による切断。
正常切断。
554 Data transaction timer (RECV) expired
入力切断タイマ(isdn disconnect input time)による切断。
正常切断。
555 Data transaction timer (FAST) expired
Fast Data 切断タイマ(isdn fast disconnect time)による切断。
正常切断。
556 Forced disconnect timer expired
強制切断タイマ(isdn forced disconnect time)による切断。
正常切断。
769 Could not detect callback response
コールバックの応答がなかった。
コールバック手順での問題。
相手先番号が間違っている可能性がある。
770 Fail to get callback response
コールバックの応答に失敗した。
コールバック手順での問題。
相手先番号が間違っている可能性がある。
772 BRI connector trouble
回線コネクタ抜けにより発信失敗。
774 Call retry prohibit
再発信禁止条件により発信失敗。
しばらくしてから再発信すれば接続できる。
780 Charge Limit
累積料金による発信制限により発信失敗。
通信履歴などで「意図しない接続」が行なわれていないことを確認後 累積料金情報をクリアする。
781 Connect Time Limit
累積接続時間による発信制限により発信失敗。
通信履歴などで「意図しない接続」が行なわれていないことを確認後 累積接続時間情報をクリアする。
782 Connect Count Limit
累積発信回数による発信制限により発信失敗。
通信履歴などで「意図しない接続」が行なわれていないことを確認後 累積発信回数情報をクリアする。
783 Loss of AC power
AC電源断により発信失敗。
バックアップ電池による動作中のため、発信できなかった。
848 PPPoE: Service-Name-Error
PPPoE接続でサーバによりサービスを拒否された。
要求したサービスがサーバにより拒否された。 (RT/RTAでは表示されない)
849 PPPoE: AC-System-Error
PPPoE接続でサーバによりサービスを拒否された。
サーバが高トラフィックで輻輳(ふくそう)している可能性がある。
850 PPPoE: Generic-Error
PPPoE接続で回復不能なエラーが発生した。
ログに表示された理由のエラーが発生した。
851 PPPoE: PADI Timeout
PPPoE接続でPADIタイムアウト。
接続先にサーバが存在しない。 または、サーバまでの区間の回線状態が良くない可能性がある。
852 PPPoE: PADR Timeout
PPPoE接続でPADRタイムアウト。
サーバまでの区間の回線状態が良くない可能性がある。
1025 PIAFS: Negotiation failed
PIAFS接続でネゴシエーション失敗。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1026 PIAFS: RTF out of range
PIAFS接続でRTFが範囲を超えている。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1027 PIAFS: Timer T001 expired
PIAFS接続でT001タイムアウト。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1028 PIAFS: Timer T002 expired
PIAFS接続でT002タイムアウト。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1029 PIAFS: Timer T003 expired
PIAFS接続でT003タイムアウト。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1030 PIAFS: Timer T101 expired
PIAFS接続でT101タイムアウト。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1031 PIAFS: Link Release sent K times
PIAFS接続でリンク解放受付K回送出済。
相手がPIAFSに対応していないか、または無線区間を含む回線状態 が良くない可能性がある。
1281 PPP: LCP Timeout
PPP手順においてLCPタイムアウト。
設定誤りの可能性がある。
1282 PPP: IPCP Timeout
PPP手順においてIPCPタイムアウト。
設定誤りの可能性がある。
1283 PPP: IPXCP Timeout
PPP手順においてIPXCPタイムアウト。
設定誤りの可能性がある。
1284 PPP: BCP Timeout
PPP手順においてBCPタイムアウト。
設定誤りの可能性がある。
1296 PPP: Peer refused callback
コールバックによる接続が拒否された。
設定誤りの可能性がある。
1297 PPP: Peer refused authentication
相手による認証が拒否された。
設定誤りの可能性がある。
1298 PPP: I refused authentication
自分が認証を拒否した。
設定誤りの可能性がある。
1299 PPP: Authentication failed
相手の認証に失敗した。
設定誤りの可能性がある。
1300 PPP: Authentication failed
相手に認証させるのに失敗した。
設定誤りの可能性がある。
1301 PPP: Too many authentication faileure
相手に認証させるのに失敗した回数が多すぎるため発信できない。
設定誤りの可能性がある。
1302 PPP: Authentication timeout
相手の認証でタイムアウトした。
設定誤りの可能性がある。
1303 PPP: Authentication timeout
相手に認証させるのにタイムアウトした。
設定誤りの可能性がある。
1304 PPP: Too many MP faileure
MPに失敗した回数が多すぎるため発信できない。
設定誤りの可能性がある。