***************************************************************************** ヤマハ ISDN&ブロードバンド無線ルータ/TA RTW65i ISDN&ブロードバンドルータ/TA RTA54i ブロードバンド&ISDNルータ/TA RTA55i RTAssist(接続/切断ユーティリティ) Ver.2.15 (Windows95/98/Me/2000/XP 専用) 2002/08/06 ヤマハ株式会社 ***************************************************************************** RTAssistはRTW65iまたはRTA54iまたはRTA55i(これ以降はまとめてルータと呼びます)の回 線の接続/切断をパソコン側で行うためのユーティリティソフトです。ルータはパソコン のデータを監視して自動的に回線接続/切断を行いますが、TAのように手動で接続切断 を制御したい場合にRTAssistで行うことができます。また、ルータの内部設定や通信記録 を読み出し、ファイルに保存することもできます。 ※ RTAssistは Windows95/98/Me/2000/XP 専用です。 Windows2000 または WindowsXP の場合、RTAssistのインストールのためには管理者 アカウントでログインする必要があります。 ※ パソコンの機種や環境によっては、RTAssistが正常に動作しない可能性があります。 その場合は、「かんたん設定ページ」での手動制御をご使用下さい。 ※ RTAssistを使用し、トラブルが発生した場合であっても、当社では責任を負いかね ますので、ご了承下さい。 ※ 本ユーティリティは予告なしに変更されることがあります。 RTAssistのインストール ―――――――――――――――――――――――――――――――― (注) Windows2000 または WindowsXP の場合、管理者アカウントでログインしてくだ さい。 1. RTAssistは、「スタート」メニューの「プログラム」の「RTAssist」にインストー ルされます。メニューを確認して、「RTAssist」がすでにある場合は、「マイコン ピュータ」フォルダ中の「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削 除」でアンインストールを行なっておきます。 2. 「マイコンピュータ」フォルダ中の CD-ROM ドライブのアイコン(ダウンロード版 の場合はダウンロードファイル解凍後のRTAssistフォルダ)を開き、InstAsst また は InstAsst.exe を起動(ダブルクリック)します。 これで RTAssist のインストールが始まります。 あとは画面に従って進み、インストールを完了して下さい。 RTAssistの起動 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ※起動する前に ・ルータの電源ON、ISDN/WAN/LANとパソコンの接続 ・ルータ本体の設定を完了しておきます(詳細はマニュアルをご覧下さい)。 を確認してください。 注意: ・RTAssistはtelnetにより制御を行っています。RTAssist起動中は他のtelnet によるルータへのアクセスはできません。同様に他のtelnetによりルータに アクセスしている場合は、RTAssistは使用できません。 ・RTAssist起動中は、「かんたん設定ページ」やコマンド、その他の方法によ るルータの設定変更は行わないで下さい。 ・RTAssistはルータ本体の設定を「かんたん設定ページ」(コマンド入力を除 く)で行った場合のみ利用可能です。 コンソールコマンドなどでルータ本体を設定した場合は正しく動作しません。 ・USB接続の場合は、事前に擬似LAN接続でルータへ接続しておく必要がありま す。 「スタート」メニューの「プログラム」の「RTAssist」の RTAssist から起動します。 RTAssistアイコンが既にタスクバーにある場合は、そのアイコン上で左ボタンのダブ ルクリック、または右ボタンでメニューを開き[開く]を選択します。 各画面の説明 ―――――――――――――――――――――――――――――――― -------------------------------------------------------- 1.[設定]ダイアログ -------------------------------------------------------- 注意:[設定]ダイアログでの変更は、次回の起動時から有効になります。 すぐに設定変更を有効にする場合、一旦「終了」して再起動してください。 [閉じる]はウインドウを閉じるだけですので、設定変更は有効になりません。 1.1 ルータのIPアドレス RTAssistで制御するルータのIPアドレスを設定します。 ルータの工場出荷状態のIPアドレスは 192.168.0.1 となっています。 ルータ本体のIPアドレスを変更した場合は、その際に設定したIPアドレスを指 定します。 1.2 パスワード ルータの管理者パスワードを指定します。 本体の「かんたん設定ページ」にアクセスする場合のパスワードと同じもので す。 1.3 パスワードを保存する[チェックボックス] 1.2 で指定したパスワードを保存することで、RTAssist起動時の毎回のパス ワード入力を省略できます。その分、他人のアクセスが可能になりますので十 分注意して下さい。 1.4 パスワードを管理者パスワードと区別して指定する[チェックボックス] パスワードが「ログインパスワード」と「管理者パスワード」に区別されてい る場合、1.2 で「ログインパスワード」を、ここのチェックで出現する場所に 「管理者パスワード」を指定します。 1.5 ルータを監視する時間 RTAssistは定期的にルータに状態を問い合わせて、その結果を表示しています。 その問い合わせの時間間隔を指定します。 短いと状態表示の反応は早くなりますが、ルータやパソコンの処理量が多く なってしまいます。 1.6 起動時にこのダイアログを表示しない[チェックボックス] RTAssist起動時にこの「設定」ダイアログボックスを表示しないようにできま す。パソコン起動時に自動的にRTAssistも起動する設定などの場合に便利です。 その場合は、IPアドレスやパスワードの設定を正しく行っておく必要がありま す。 1.7 アイコンをタスクバーに登録する(トレイアイコン)[チェックボックス] RTAssistを起動し、常駐させておきたい場合に使用します。 RTAssistアイコンがタスクバーにある場合にウインドウを開くには、そのアイ コン上で左ボタンのダブルクリック、または右ボタンでメニューを開き[開く] を選択します。 RTAssistアイコンがタスクバーにある場合にウインドウを閉じるには、そのア イコン上で左ボタンのダブルクリック、または右ボタンでメニューを開き [閉じる]を選択します。 RTAssistアイコンがタスクバーにある場合にRTAssistの常駐を解除し、プログ ラムを完全に終了するには、右ボタンでメニューを開き[終了]を選択します。 1.8 スタートアップにショートカットを登録する[チェックボックス] パソコン起動時に自動的に起動する設定です。 -------------------------------------------------------- 2.メイン画面(タイトルバーに "RTAssist Ver.x.xx" の表示) -------------------------------------------------------- 2.1 タイトルバー左(ウインドウの左上)のRTAssistアイコン 左クリックで各種メニューが表示されます。 2.2 プロバイダ選択と[接続]ボタン ルータ本体の「かんたん設定ページ」で登録したプロバイダがメニューに表示 されます。接続するプロバイダを選んで[接続]を押すことで、手動接続ができ ます。 2.3 ISDN, WAN の各状態表示と[切断]ボタン ISDN, WAN の現在の接続状態として 接続先プロバイダ名( 又はプロバイダから割り当てられたIPアドレス), 電話番号(ISDNのみ), 接続時間 が表示されます。 ISDNは2つのBchがありますので、最大2つの通信状態が表示されます。 TELポートの使用状況も表示されます。 プロバイダとの通信中に[ISDN]([WAN])テキストをクリックすると、 プロバイダから割り当てられたIPアドレスが表示されます。 再度[ISDN]([WAN])テキストをクリックすることで、元の表示に 戻すことができます。 [切断]ボタンでその行に表示されている通信の手動切断ができます。 2.4 [メール捨て箱]アイコン(ウインドウの左下) ルータ本体の(「かんたん設定ページ」で設定可能)メール通知機能によりMSG ランプが点滅している場合に、その点滅を停止するために使用します。 2.5 [設定]ボタン 1. の[設定]ダイアログを開きます 2.6 [ルータ情報]ボタン 3. の[ルータ情報]ダイアログを開きます。 ※トラブル発生時には原因調査の材料とするために、「ルータの設定」と 「通信記録」を保存することをお勧めします。 2.7 [通信情報] ダイアログが開き、料金情報ページと通信履歴ページが表示されます。 ( 通信履歴表示機能がサポートされていないリビジョンの場合は 料金情報ページだけ表示されます。) 料金情報ページには接続先毎、TELポート毎の累積料金と最終通信料金が表示 されます。 通信履歴ページには日付、接続(又は切断)した時刻、通信種別、経過時間、 料金(接続している場合は[通信中]と表示)、切断コード、通信相手情報が 表示されます。( 上限は過去100件分です。 ) ※通信料金はNTTから通知される料金を累積して表示しています。NTTから 通知される料金は少数点以下が切り上げられたり、各種割引サービスやNTT 以外の回線業者の料金が反映されないことなどにより、実際に請求される 料金と異なる場合があります。あくまで目安と考えてください。 ※通信履歴はルータの電源をONにしてからの履歴です。 ルータを再起動しますと通信履歴データは消えてしまいますのでご了承ください。 2.8 [終了]または[閉じる]ボタン タスクバーに常駐している場合は[閉じる]、していない場合は[終了]の表示に なります。 [終了]はRTAssistを完全に終了します。 [閉じる]はウインドウを閉じるだけで、RTAssistは常駐(起動)したままです。 RTAssistアイコンがタスクバーにある場合にRTAssistの常駐を解除し、プログ ラムを完全に終了するには、右ボタンでメニューを開き[終了]を選択します。 -------------------------------------------------------- 3.[ルータ情報]ダイアログ -------------------------------------------------------- 3.1 ルータ本体のファームウェアのリビジョンとMACアドレス ダイアログの1行目にルータ本体のファームウェアのリビジョン番号、2行目 にLANポート、WANポートのそれぞれのMACアドレスが表示されます。 3.2 [かんたん設定ページ]ボタン かんたん設定ページを開きます。 かんたん設定ページ上でルータの設定を変更することができますので、 開いた後に自動的にRTAssistは終了します。 3.3 転送形態選択と[実行]ボタン ルータ本体内部の情報を読み出してパソコンのファイルに保存します。 [ルータの設定(Config)をファイルに保存する]は、ルータの設定情報の全てを 読み出し、3.4 の書き込みファイルで指定したファイルに保存します。 [通信記録(syslog)をファイルに保存する]は、ルータの通信記録を読み出し 3.4 の書き込みファイルで指定したファイルに保存します。 ※ トラブル発生時には原因調査の材料とするために、「ルータの設定」と 「通信記録」を保存することをお勧めします。 注意:保存したファイルにはユーザIDやパスワードなどの重要な情報が含ま れていますので、扱いには十分注意して下さい。 3.4 書き込みファイルと [参照]ボタン 3.3 で読み出す情報を保存するファイルを指定します。 [参照]ボタンでフォルダの移動やファイルの指定ができます。 ファイル名を直接入力した場合は、デスクトップにファイルを作成します。 3.5 詳細な通信記録を取る(syslog debug on)[チェックボックス] 細かなデータのやり取りまで含めた通信記録を取る場合に指定します。 内部的に syslog debug on コマンドになります。 3.6 自動接続する[チェックボックス] ルータは通常のプロバイダ登録では、ルータがパソコンのデータを監視して 自動的に回線接続を行います。意図しない発信や安全のために、本RTAssistを 使用して完全に手動で接続を行いたい(TA的に使いたい)場合に使用します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 改版履歴 2001. 5.15 Ver 1.00 リリース 2001. 8.28 Ver 1.10 リリース 1. [ルータ情報]でMACアドレスが正しく表示されない場合があ   る不具合の修正。 2. インストール直後の起動で、RTAssistを終了せずにWindows を終了した場合、それ以降 RTAssist のダイアログが表示   されない不具合の修正。 2001. 9. 4 Ver 1.20 リリース 1. RTAssistの起動時に、RTAssistのアイコンを何度もクリック   すると、ルータへ接続できなくなる場合がある不具合の修正 2001.11. 1 Ver 2.05 リリース 1. Windows XP に対応 2. ISDN を持たない機種で使用したときの不具合の修正 2002.04.02 Ver 2.12 リリース 1. RTA55iに対応 2. プロバイダから割り当てられたIPアドレス表示機能追加 3. 通信履歴取得機能追加 4. かんたん設定ページへのリンク機能追加 2002.07.23 Ver 2.14 リリース 1.ブロードバンド回線に接続中にRTAssistを起動すると メモリアクセス違反で異常終了するバグを修正 2.ブロードバンド接続でキープアライブが設定されていると 切断を行っても再び接続してしまうバグを修正 3.Windows 2000/XPにおいて、RTAssistを起動したままスタンバイ 状態になると、復旧後ルータに接続できないバグを修正 4.ルータの監視時間に範囲外の値や数字以外の文字を入力すると、 エラー表示が3回されるのを1回だけ表示するように修正 2002.08.06 Ver.2.15 リリース 1.通信時間が24時間以上になると、接続時間の表示部分が おかしくなるバグを修正 以上