ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/rta50i/win2000/README.txt (Shift-JIS) ------------------------------------------------------------------------ Windows 2000/XPでネットボランチのTA機能をご使用の際の注意事項 Fri May 17 2002 ------------------------------------------------------------------------ ■ 概要 o 新しいモデム定義(yamahata.inf)ファイルについて o yamahata.infを使ったTA機能のインストール方法 o TA機能のアンインストール(削除)方法 o プロトコルの切り換え方法(同期PPP 64k,128k/非同期V.110)(Sync, MP, Async) o 注意事項 ■ 新しいモデム定義(yamahata.inf)ファイルについて Windows 2000/XPでは、従来のモデム定義ファイル(INFファイル)に加えて ISDN TAに最適な形式のINFファイルがサポートされるようになりました。 yamahata.infは、その新しい形式に従って記述されたものです。 Windows 2000/XPでネットボランチシリーズのTA機能を使用される場合は この新しい定義ファイルにてインストールを行ってください。 ■ yamahata.infを使ったTA機能のインストール方法 ネットボランチのTA機能をWindows 2000/XPでご使用いただくために 以下の手順を実行してください。 1.「コントロールパネル」を開きます。 2.「電話とモデムのオプション」アイコンをダブルクリックします。 3.「モデム」タグをクリックして、「追加」ボタンを押します。 もし、ネットボランチのシリアルポートに接続しようとしている同じ COMポートに他のモデムが既にインストールされている場合は、 「削除」ボタンを押して削除してください。 4.「モデムを一覧から選択するので検出しない」をチェックして「次へ」進みます。 5.モデムの一覧が表示されますが、「ディスク使用」ボタンを押します。 6.yamahata.infファイルが収録されている場所を尋ねられるので、 以下の例のように入力し、「OK」ボタンを押します。 d:\win2000 ※この例はd:ドライブのwin2000というフォルダの中に収録されている 場合です。ご使用の環境によってドライブ番号やフォルダ名は変わります。 7.画面に以下の機種名が表示されます。 YAMAHA RTA50i YAMAHA RTA52i お手持ちのネットボランチシリーズの機種をクリックして、「次へ」進みます。 8.COMポートの選択画面となります。ネットボランチを接続するCOMポート の番号を選び、「次へ」進んでください。 9.Windows 2000の場合、「デジタル署名が見つかりませんでした」という警告が 出ますが、「はい」を押して継続します。 Windows XPの場合、「Windowsロゴテストに合格していません」という警告が 出ますが、「続行」を押して継続します。 10.「完了」ボタンを押してインストールは終了です。 ■ TA機能のアンインストール(削除)方法 インストールされたネットボランチのTA機能をWindows 2000/XPから削除するには 以下の手順を実行してください。 1.「コントロールパネル」を開きます。 2.「電話とモデムのオプション」アイコンをダブルクリックします。 3.「モデム」タグをクリックし、該当するネットボランチの機種名をクリックします。 4.「削除」ボタンを押します。 ■ プロトコルの切り換え方法(同期PPP 64k,128k/非同期V.110)(Sync, MP, Async) Windows 95/98/Meでは、同期PPP(Sync)や非同期V.110(Async)のプロトコルを切り 換えて使用するためには、プロトコル毎にモデムをインストールする必要がありま した。 Windows 2000/XPでは、モデムのインストールは一度だけで済むように改良されて おり、通信時にプロトコルをダイナミックに切り換えて使用することができるように なりました。新しいモデム定義ファイル(yamahata.inf)は、このダイナミックなプロ トコル切り換え機能に対応したものです。 ○プロトコル切り換え方法 (Windows 2000の場合) 1.「コントロールパネル」を開きます。 2.「ネットワークとダイヤルアップ接続」アイコンをダブルクリックします。 3.「新しい接続の作成」をダブルクリックし、電話回線(モデムまたはISDN)を 使ってインターネットに接続するように、ダイヤルアップ接続用のPhoneBookを 作成します。この際、モデムとしてはYAMAHA RTA50iあるいはYAMAHA RTA52iを 選択するようにします。 4.作成したPhoneBookを右クリックし、プロパティを開きます。 5.「全般」タグの接続方法に、YAMAHA RTA50iまたはYAMAHA RTA52iが選択されている ことを確認し、「構成」ボタンを押します。 6.モデムプロトコルとして以下のものが選択可能ですので、適切なプロトコルを 選択して「OK」ボタンを押します。 AUTO (1 ch) ... 着信用 PPP (128K) ... 同期 PPP 128K (MP) PPP (64K) ... 同期 PPP 64K (Sync) V.110 (57.6K) ... 非同期 V.110 (Async) ■ 注意事項 1.本モデム定義ファイルは、シリアルポート(RS232C)を持ったNetVolanteシリーズ を対象としています。USBポートを搭載した機種にはご使用になれません。 2.Windows 2000/XPでは、同じCOMポートに複数のモデムやTAをインストール することはできません。もしネットボランチをインストールしようと しているCOMポートに他のモデムやTAが既にインストールされている場合は、 それらを削除する必要があります。 3.Windows95/98のダイヤルアップ接続では、通信の切断後にリセットコマンド (ATZ)を発行してくるため、ダイヤルアップ接続により一時的に変更された コマンドはフラッシュメモリに保存された元の状態に戻るようになっていました。 Windows2000/XPではリセットコマンドを発行してこないようになっていますので、 元の状態に自動では戻りません。 必要であれば、ハイパーターミナルなどのターミナルソフトにて ATZコマンドを発行して設定を元に戻してください。 4.Windows 2000/XPではモデムやTAに発行する初期化コマンドの文字数は40文字まで です。 なお、初期化コマンドは以下の手順で入力可能です。 1.「コントロールパネル」を開きます。 2.「電話とモデムのオプション」アイコンをダブルクリックします。 3.「モデム」タグをクリックし、該当するネットボランチの機種名をクリックして 「プロパティ」ボタンを押します。 4.「詳細」タグをクリックすると初期化コマンド入力画面が現れます。 以上