ネットボランチ RTA50iのFAQ
意図しない通信の原因と対策のアドバイス
最終変更日 | 2023/Jan/10 |
文書サイズ | 12KB |
使った覚えがないのにルータが通信している?(ように見える?)
[ ルータが自動接続するしくみ ]
1回線を1台のコンピュータ(人)で占有します。
プロバイダへの接続管理は、一人で行なわなければなりません。
プロバイダ : : 電話回線 : +-------------+ | モデム/TA | +------+------+ | +------+------+ | コンピュータ| +-------------+
1回線を複数のコンピュータや人で共有します。
プロバイダへの接続管理は、必要な時にルータが代行します。
プロバイダ : : ISDN回線 : +------------+ | RTシリーズ | (NATおよびIPマスカレード) +-----+------+ | 192.168.0.1 | 192.168.0.0/24 ------+----------------+----------------+----------------+----- | | | | |192.168.0.2 |192.168.0.3 |192.168.0.4 |192.168.0.5〜 +------+------+ +------+------+ +------+------+ +------+------+ | コンピュータ| | コンピュータ| | コンピュータ| | コンピュータ| … +-------------+ +-------------+ +-------------+ +-------------+
LAN上のコンピュータ達は、知りたいこと、知らないことは、とりあえず、 知っているかもしれない人(インターネット)に聞いてしまいます。
ルータは、接続を要求されたら、プロバイダに接続するように作られています。 というか、それがルータの本来の役割なのです。
[ こんなことしたら発呼してよ!(期待される発呼) ]
[ こんなことで発呼しないでよ!(期待されない発呼) ]
ルータは、「期待している発呼」と「期待されない発呼」を区別できません。
ルータにとっては、どちらも同等の情報なのです。
(人に)期待されようが、(人に)期待されまいが、 (コンピュータに)要求されれば、ルータは発呼します。
[ ファームウェアによるユーザ支援 (要望やtipsの盛り込み) ]
各リビジョンでの機能の追加・変更の詳しい内容は、
リリースノートで報告しております。
コンピュータの名前解決の為にDNSサーバに問い合せを行なうことは、 頻繁に行なうことで、発呼原因のひとつです。
例えば、Windowsであれば、 「NetBIOS名の名前解決でDNSへ問い合せたくない。」のような 設定を行うことで、典型的な発呼要因は抑えられますが、アプリケーションも それぞれ問い合せを行なうこともあり、発呼原因の追及はなかなか難しい。
IPフィルタのログと発呼の原因となったパケットのログで、対象がDNS問い 合わせパケットであれば、問い合わせているFQDNを一緒に表示するようにし た。また、自分がリカーシブ動作をして生成した問い合わせパケットであれ ば、元のDNS問い合わせパケットを送信したホストのIPアドレスも表示する ようにした。
ユーザ環境に合せた変更を可能とした。
設定内容と設定内容が理解されやすい説明やレイアウトになるように変更した。
一部のブラウザでは終了時に発呼してしまう症状がありました。 ユーザの要望に答えてIPパケットフィルタにこれをフィルタする機能(tcpfin)を 追加しました。
Rev.3.03.28以降へリビジョンアップしていただくことで、 フィルタ機能が追加されますが、そのままでは適用されません。
「かんたん設定」のプロバイダに関する設定の古い情報は捨てて、
新規登録することで、自動登録されます。
※[オプション設定]は継承されませんので、再設定してください。
「かんたん設定」でフィルタ設定が可能になりました。
→WWW設定のできること
IPパケットフィルタを適用するには、原因を探して設定変更する必要があるので
すが、症状がわかっていても、原因のわからないような事もたくさんおこります。
もし、意図しない発呼の原因となるデータが判明していれば、それを
フィルタで落とすことにより、発呼を抑えられます。
IPパケットフィルタを設定するには、コマンドラインから設定する必要がありましたが、 フィルタをブラウザで設定できるようにしたことにより、 設定しやすくなりました。
原因であるアプリケーションやコンピュータがダイヤルアップ接続環境での
利用形態を考慮されているのが理想ですが、現実はまだまだ未成熟で
そのようになってないようです。
ルータにメール着信の確認させる時、頻繁に確認させると通信費が増えます。
それ以前の設定で、メール着信確認機能を使用すると、
1回の確認で必ず180秒間接続していました。
この設定を必要な時間だけ接続するように変更しました。
手動確認が頻繁に行なわれることを防ぐようにした。
「かんたん設定」でメール着信確認をしない時間帯を選べるようにした。
深夜とか、昼間で、確認が無意味な時に接続しないようにすることができます。
ユーザ環境に合せた変更が可能
ユーザ環境に合せた変更が可能
ユーザ環境に合せた変更が可能
「かんたん設定」で[プロバイダの登録]をすると 自動的にNetBIOSのフィルタが適用されます。
Windowsを接続しておくと、Windowsを操作したり、ネットワークに アクセスすると、Windowsがインターネット接続を要求します。 ルータは、Windowsの指示に従い、インターネット接続します。
明らかに無用であると思われる要請をルータが受けつけないように
する設定を追加していますが、万能ではありません。
→なぜポート137,138,139(NetBIOS,便利な機能)を、フィルタするんですか?
そのような場合、Windowsの設定を正しく設定する必要があります。
→NetBIOS名の名前解決でDNSへ問い合せたくない。
[ 情報によるユーザ支援 (関連情報) ]
[ IP接続サービス対応ファームウェア配布中 ]
[ RTA50i / RTA50iのFAQ (files) / RTA50iの設定例集 / マニュアル配布 ]
[ ファームウェア配布 / ユーティリティ配布 ]
[ ネットボランチのリビジョンアップの御案内 ]