13.6 メール通知のトリガの設定

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]


障害時にメール通知を行う条件の設定を行う。
一つのテンプレート ID に所属するメール通知設定はまとめて処理される。
一つのテンプレート ID に異なる設定が入力された場合は、設定を有効にする方を優先する。
( 例えば同一のテンプレート ID に packet_log=on と packet_log=off が設定された場合は on の設定が優先される )

障害度レベルを設定すると、設定した障害度レベル以上の障害に関する情報を通知する。障害度レベルは以下の 5 段階。
    拠点障害内容 電話帳サーバー障害内容
1 一時的に使用不可 ビジー (486) ビジー (486)
2 操作ミス ダイヤル操作ミス (404) ダイヤル操作ミス (404)
3 設定ミス -


4xx 系のエラーを返す場合
(404, 408, 486は除く )

4 拠点が使用不可


エラーレスポンスを返す場合、
487,422 は除く
Registerの expires が満了した場合


408 エラーを返す場合
再送エラーを検知した場合

5 システム全体が使用不可 - 5xx,6xx 系のエラーを返す場合
packet-log=on を指定した場合は、SIP の詳細なパケットログ情報をファイルで添付する。電話帳サーバーにおいて保存されるパケットログの保存方法は、sip packet-log コマンドで設定された方法になる。

sip-proxy-redundancy を指定した場合は、冗長構成のセカンダリーサーバーにおいて、動作状態の変化に応じたメール通知が行われる。

メール通知の行うトリガ動作の設定を行う。mail notify status exec コマンド実行時、および不正アクセス検知時をトリガとして指定できる。

内部状態を通知する場合は、mail notify status exec コマンドを実行する必要がある。

不正アクセス検知については ip interface intrusion detection コマンドの設定により検出されたものが通知対象となる。

また、一つのテンプレート ID に所属するメール通知設定はまとめて処理される。

[設定例]

mail notify 1 1 trigger sip level=3 packet_log=on
mail notify 2 3 trigger sip-proxy-redundancy
mail notify 4 1 trigger status all
mail notify 5 1 trigger intrusion lan1 in/out pp * in tunnel 1-3,5 out