トンネルインタフェース端点の IP アドレスを設定する。IP アドレスは IPv4/IPv6 いずれのアドレスも設定できるが、local と remote では IPv4/IPv6 の種別が揃っていなくてはいけない。トンネルインタフェース端点として IPv4 アドレスを設定した場合には、IPv4 over IPv4 トンネルと IPv6 over IPv4 トンネルが、IPv6 アドレスを設定した場合には IPv4 over IPv6 トンネルと IPv6 over IPv6 トンネルが利用できる。
local を省略した場合は、適当なインタフェースの IP アドレスが利用される。
このコマンドにより設定した IP アドレスが利用されるのは、tunnel encapsulation コマンドの設定値が l2tp、l2tpv3-raw、l2tpv3、ipip の場合である。IPsec トンネルでは、トンネル端点は ipsec ike local address および ipsec ike remote address コマンドにより設定される。
L2TP/IPsec サーバーの Anonymous で受ける場合には設定する必要はない。