11.13 相手側のセキュリティ・ゲートウェイの名前の設定

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]


相手側のセキュリティ・ゲートウェイの名前とIDの種類を設定する。
その他、動作するIKEのバージョンによって異なる、本コマンドの影響、注意点については以下の通り。


  • IKEv1

    このコマンドの設定は、フェーズ 1 のアグレッシブモードで使用され、メインモードでは使用されない。
    また、type パラメータは相手側セキュリティ・ゲートウェイの判別時に考慮されない。

  • IKEv2

    相手側セキュリティ・ゲートウェイの判別時には nametype パラメータの設定が共に一致している必要がある。
    type パラメータが 'tel' の場合、相手側IPv6アドレス(ID_IPV6_ADDR)を相手側セキュリティ・ゲートウェイの判別に使用する。
    type パラメータが 'tel-key' の場合、設定値をID_KEY_IDとして相手側セキュリティ・ゲートウェイの判別に使用する。
    type パラメータが 'key-id' 以外の場合、name から相手側セキュリティ・ゲートウェイの IP アドレスの特定を試み、特定できれば、そのホストに対して鍵交換を始動する。この場合、ipsec ike remote address コマンドの設定は不要である。
    ただし、ipsec ike remote address コマンドが設定されている場合は、そちらの設定にしたがって始動時の接続先ホストが決定される。

[ノート]


type パラメータの 'tel' および 'tel-key' は vRX VMware ESXi 版で指定可能。

[適用モデル]

vRX Amazon EC2 版, vRX VMware ESXi 版