[設定値] :
設定値 | 説明 |
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default | デフォルト経路 |
IP アドレス | 送り先のホスト/マスクビット数(省略時は 32) |
設定値 | 説明 |
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name | PAP/CHAP による名前 |
設定値 | 説明 |
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interface | DHCP にて与えられるデフォルトゲートウェイを使う場合の、DHCP クライアントとして動作する LAN インタフェース名 |
設定値 | 説明 |
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filter number [number..] | フィルタ型経路の指定
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metric metric | メトリックの指定
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hide | 出力インタフェースが LAN インタフェース、または PP インタフェース、TUNNEL インタフェースの場合のみ有効なオプションで、相手先が接続されている場合だけ経路が有効になることを意味する |
weight weight | 異なる経路間の比率を表す値
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keepalive keepalive_id | gateway1 に到達性のあるときにだけ有効となる
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IP の静的経路を設定する。
gateway のパラメータとしてフィルタ型経路を指定した場合には、記述されている順にフィルタを適用していき、適合したゲートウェイが選択される。
適合するゲートウェイが存在しない場合や、フィルタ型経路が指定されているゲートウェイが一つも記述されていない場合には、フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイが選択される。
フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイも存在しない場合には、その経路は存在しないものとして処理が継続される。
フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイが複数記述された場合の経路の選択は、それらの経路を使用する時点でラウンドロビンにより決定される。
filter が指定されていないゲートウェイが複数記述されている場合で、それらの経路を使うべき時にどちらを使うかは、始点/終点 IP アドレス、プロトコル、始点/ 終点ポート番号により識別されるストリームにより決定される。同じストリームのパケットは必ず同じゲートウェイに送出される。 weight で値 ( 例えば回線速度の比率 ) が指定されている場合には、その値の他のゲートウェイのweight 値に対する比率に比例して、その経路に送出されるストリームの比率が上がる。
いずれの場合でも、hide キーワードが指定されているゲートウェイは、回線が接続している場合のみ有効で、回線が接続していない場合には評価されない。なお LOOPBACK インタフェース、NULL インタフェースは常にアップ状態なので、hide オプションは指定はできるものの意味はない。
複数のゲートウェイを設定した時に、ロードバランスをせずに特定のゲートウェイだけを優先的に使用するには、weight オプションで 0 を設定する。
既に存在する経路を上書きすることができる。
デプロイ時の状態および cold start コマンド実行後の本コマンドの設定値については「1.6 デプロイ時の設定値について」を参照してください。
最初のgatewayキーワードより後のキーワードとパラメーターは合計129個まで設定可能。
# ip route default gateway 192.168.0.1
# ip route 192.168.1.0/24 gateway pp 1
※ NAT 機能と専用線キープアライブの併用が必要となる。 # ip route default gateway pp 1 weight 2 hide gateway pp 2 weight 1 hide
# ip route 192.168.0.1/24 gateway pp 1 hide gateway pp 2 weight 0