2.5.3 外部ストレージへのリダイレクト機能

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]


show コマンドの実行結果を外部ストレージに保存させることができる。
nameprefix には mount コマンドでマウントした外部ストレージを指定できる。マウントされている外部ストレージは show status storage interface コマンドで確認できる。
リダイレクト (>) により指定されたファイルは常に新規ファイルとして生成され、既存ファイルを指定した場合はファイルを上書きしてよいか確認メッセージが表示される。ただし、Luaのrt.commandから実行した場合は確認メッセージが表示されず、強制的に上書きされる。
外部ストレージの既存ファイルに対してリダイレクト (>>) を使用することで、コマンドの実行結果を既存ファイルに追加できる。
パイプ ( '|') と併用することで必要な行のみをファイルとして保存させることができる。
保存ファイルの暗号化には対応していない。

[ノート]

リダイレクトの後にパイプ ( '|') は指定できない。

リダイレクトを複数回指定できない。

show 以外から始まるコマンド、less から始まるコマンドは適用外となる。

ストレージの容量が不足している場合、書き込みに成功したサイズ分のファイルが生成される。


path に含まれるディレクトリ名およびファイル名は半角 255 文字以内。

[設定例]

パイプ ( '|') と併用し、必要な行のみを保存する。
# show log | grep IKE > smb001:/log.txt
リダイレクト (>)を使用して、コマンドの実行結果を既存ファイルを上書きして保存する。
# show log > smb001:( 既存 )log.txt
# 指定したファイルは既に存在しています。上書きしますか? (Y/N)
リダイレクト (>>) を使用して、コマンドの実行結果を既存ファイルに追加する。
# show log > smb001:/log.txt          ... 新規ファイル
# show log >> smb001:/log.txt         ... 既存ファイルの末尾に追加

[適用モデル]

vRX VMware ESXi 版