7.12.26 OSPFエリアに広告するときの集約先ネットワークアドレスの設定(OSPFv2)

[書式]


[キーワード]

not-advertise : 集約先ネットワークアドレスに含まれる宛先を持つ外部経路情報は、OSPFエリアに広告されなくなる。

[パラメーター]

network : ネットワークの範囲。指定した範囲のIPアドレスが設定されたインターフェースでOSPFが動作する。入力形式は以下。
設定値 説明
A.B.C.D/M サブネットマスク長を指定したIPv4アドレス
A.B.C.D E.F.G.H ワイルドカードビット(E.F.G.H)付きの IPv4アドレス(A.B.C.D)
tag : <0-4294967295>
経路タグ番号

[初期設定]

なし

[入力モード]

OSPFv2モード

[説明]

外部経路情報を集約してOSPFエリアに広告するときの集約先ネットワークアドレスを設定する。

設定したネットワークアドレスに含まれる宛先を持つ外部経路情報が集約の対象となる。

ASBRであるときのみ有効となる。

[設定例]

外部経路情報として172.16.1.0/24と172.16.2.0/24がRIBに登録されているとき、172.16.0.0/16に集約してOSPFエリアに広告する。

SWX3200(config-router)# summary-address 172.16.0.0/16

外部経路情報として保持しているものの中で、172.16.0.0/16に含まれる経路情報は広告しない。

SWX3200(config-router)# summary-address 172.16.0.0/16 not-advertise