7.12.17 RIBとOSPFルーティングテーブル間の経路情報のフィルタリングの設定(OSPFv2)

[書式]


[パラメーター]

access_list_id : access-listコマンドで指定したアクセスリスト番号
 
kind : 経路の種別
設定値 説明
connected 直結経路を対象とする。
ospf [process_id] OSPFで持つ経路情報を対象とする。
rip RIPで持つ経路情報を対象とする。
static 静的経路情報を対象とする。
process_id : <0-65535> OSPFプロセスID (kindとしてospfが指定された場合のみ使用可能)
 

[初期設定]

なし

[入力モード]

OSPFv2モード

[説明]

RIB (Routing Information Base) とOSPFルーティングテーブル間の経路情報のフィルタリングを設定する。

ASBRであるときのみ有効となる。

[設定例]

静的に設定された経路の中で、203.0.113.0/24の経路をRIBからOSPFルーティングテーブルに取り込まない。

SWX3200(config)# access-list 1 deny 203.0.113.0/24
SWX3200(config)# access-list 1 permit any
SWX3200(config)# router ospf
SWX3200(config-router)# distribute-list 1 out static

OSFPで取得した203.0.113.0/24の経路は、RIBに取り込まない。

SWX3200(config)# access-list 1 deny 203.0.113.0/24
SWX3200(config)# access-list 1 permit any
SWX3200(config)# router ospf
SWX3200(config-router)# distribute-list 1 in