7.12.31 エリアをNSSAとして設定(OSPFv3)

[書式]


[パラメーター]

area_id : エリアID
設定値 説明
A.B.C.D IPv4アドレス形式のOSPFエリアID
<0-4294967295> 4オクテット整数形式のOSPFエリアID
option : オプション (当該NSSAのABRであるときのみ有効)
設定値 説明
default-information-originate [metric <0-16777214>] [metric-type <1-2>]

デフォルト経路のLSA(タイプ7)を当該NSSAに通知する。
metricオプションでデフォルト経路のLSA(タイプ7)のメトリック値を設定する。省略時は1となる。
metric-typeオプションでメトリックタイプを設定する。省略時は2となる。

no-redistribution 当該NSSAに外部経路を再配布しない。
no-summary 他のエリアの経路情報を当該NSSAに通知しない。
stability-interval <0-2147483647>

当該NSSAへのLSA(タイプ7)の通知を継続する時間(秒)を設定する。NSSAのTranslatorを他の機器に移行する場合に使用し、本設定により外部経路をLSA(タイプ7)で当該NSSAに通知することで余分なLSDBの更新を最小限に抑え、より安定したTranslatorの移行を行うことができる。

translator-role role

当該NSSAのABRとしての動作を指定する。
roleとしてalwaysを指定した場合、常にLSA(タイプ7)をLSA(タイプ5)に変換する。
roleとしてcandidateを指定した場合、当該NSSAのTranslatorのときのみLSA(タイプ7)をLSA(タイプ5)に変換する。
roleとしてneverを指定した場合、LSA (タイプ7)を変換しない。
省略時はcandidateとなる。

[初期設定]

なし

[入力モード]

OSPFv3モード

[説明]

指定したエリアをNSSAとして設定する。

オプションを指定したno形式により、特定のオプションを無効にすることができる。

[設定例]

エリア1をNSSAとして設定する。

SWX3200(config-router)# area 1 nssa