5. 設定

以下の方法で本製品の設定を行うことができます。

本製品へのログインには、一般ユーザーでログインする場合と、管理ユーザーでログインする場合があります。本章では、管理ユーザーでログインする手順を説明します。
詳しくは、以下のWebサイトで本製品のページをご覧ください。
ヤマハネットワーク機器の技術資料: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/

本製品で使用するコマンドの詳細は、コマンドリファレンスをご覧ください。
コマンドリファレンスは、以下のWebサイトで公開されています。
ヤマハネットワーク機器マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual.html

5.1. Web GUIを使用して設定する

Web GUIを使用して本製品にログインするまでの手順を説明します。
使用可能なWebブラウザーについては、以下のWebサイトをご覧ください。
ヤマハネットワーク製品Web GUIのWebブラウザー対応状況: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/gui/browser.html

5.1.1. Webブラウザーを使用して本製品にログインする

  1. 本製品とパソコンをLANケーブルで接続します。

  1. 本製品の電源を確認します。
    本製品の電源が入っていないときは、「 電源コードを接続する 」を参照して電源を入れます。電源が入っているときは、手順3に進みます。

  1. Webブラウザーを起動し「http://(本製品のIPアドレス)/」にアクセスします。
    アクセスに成功すると、ユーザー名とパスワードを入力するログイン画面が表示されます。

    メモ

    • 本製品のIPアドレスは、工場出荷時の状態では192.168.100.240/24が設定されています。

    • 本製品をネットワークに接続していない場合は、設定に使用するパソコンのIPアドレスを、192.168.100.0/24のセグメントとなるように変更します。
      パソコンのIPアドレスの変更方法は、パソコンのマニュアルをご覧ください。

  1. ユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」ボタンをクリックします。
    工場出荷時の状態ではユーザー名とパスワードは設定されていないため、ユーザー名とパスワードの入力は不要です。

5.2. Telnetを使用してコマンドラインで設定する

LAN上のホストから、Telnetクライアントを使用して本製品にログインするまでの手順を説明します。

5.2.1. Telnetクライアントを使用して本製品にログインする

パソコンなどのTelnetクライアントを使用して、本製品のTelnetサーバーに接続します。
例として、WindowsのTelnetクライアントを使用して本製品のTelnetサーバーに接続する手順を説明します。

  1. 本製品とパソコンをLANケーブルで接続します。

  1. 本製品の電源を確認します。
    本製品の電源が入っていないときは、「 電源コードを接続する 」を参照して電源を入れます。電源が入っているときは、手順3に進みます。

  1. Windowsのコマンドプロンプトを起動します。

  1. telnet コマンドで本製品のIPアドレスを入力します。
    本製品が工場出荷時の状態のときは、telnetコマンドの後に“192.168.100.240”を入力します。

    telnet 192.168.100.240
  1. [Enter]キーを押します。
    ユーザー名入力待ち状態になります。
    事前にユーザー名を設定している場合は、ユーザー名を入力します。
    工場出荷時の状態では、ユーザー名が設定されていないので入力は不要です。

    Username:
  1. [Enter]キーを押します。
    パスワード入力待ち状態になります。
    事前にパスワードを設定している場合は、パスワードを入力します。
    工場出荷時の状態およびパスワードを設定していない場合は、入力は不要です。

    Password:
  1. [Enter]キーを押します。
    パスワード認証が成功するとコマンドプロンプトが表示され、コマンドを入力できるようになります。

    SWX2210P>

コマンドの詳細は、コマンドリファレンスをご覧ください。
コマンドリファレンスは、以下のWebサイトで公開されています。
ヤマハネットワーク機器マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual.html

メモ :Windowsの場合、初期設定ではTelnet機能は無効になっています。Telnet機能を使用するには、Telnetクライアントを有効にしてください。

5.3. 本製品の設定を工場出荷時の状態に戻す

本製品の設定を、工場出荷時の状態に戻すまでの手順を説明します。

注意 :工場出荷時の状態へ戻す場合は、以下の点にご注意ください。

  • 実行した直後にすべての通信が切断されます。

  • 本製品のIPアドレスが初期設定値(192.168.100.240)に戻ります。

  • 工場出荷時の状態に戻した後は、設定内容を復元できません。必要に応じて、事前にパソコンなどに設定内容を退避してください。
    Configファイルの読み出し方法については、ヤマハWebサイトの「コマンドリファレンス」をご覧ください。コマンドリファレンスは、以下のWebサイトで公開されています。
    ヤマハネットワーク機器マニュアル: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual.html

5.3.1. 本製品のWeb GUIから工場出荷時の状態に戻す

Web GUIから設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

  1. 「管理」タブ-「保守」-「再起動と初期化」を順に選択します。
    「再起動と初期化」画面が表示されます。

  1. 「初期化」項目の「進む」ボタンをクリックします。
    「初期化」画面が表示されます。

  1. 管理者パスワードを入力し、「確認」ボタンをクリックします。
    「実行内容の確認」画面が表示されます。

  1. 内容を確認し、「実行」ボタンをクリックします。
    本製品が工場出荷時の状態へ戻されます。また、「初期化」ダイアログが表示され、本製品が再起動します。

  1. 本製品の再起動が完了した後、Web GUIに再度アクセスします。

メモ

  • 再起動中は、Web GUIを開いているパソコンが本製品と通信できない状態になります(パソコンのネットワークアダプターの状態表示で「ネットワークケーブルが接続されていない」と表示されます)。再起動が完了すると通信状態が復旧します。本製品のランプの点滅終了後に、パソコンの通信状態が復旧していることを確認してから「192.168.100.240/24」をクリックしてください。

  • 本製品のIPアドレスが192.168.100.240に戻ります。Web GUIを再表示するときは、192.168.100.240にアクセスしてください。

5.3.2. cold startコマンドで工場出荷時の状態に戻す

Telnetを使用して、コマンドラインから設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

注意 :Telnetでログインしている場合は、その通信が切断されます。

メモ :ここでは、「 Telnetを使用してコマンドラインで設定する 」でログインしたことを前提に説明します。

  1. enable を入力し、[Enter]キーを押します。
    特権EXECモードに変更されます。

    SWX2210P>enable
    SWX2210P#
  1. cold start コマンドを入力し、[Enter]キーを押します。
    管理者パスワードの入力が要求されます。

    SWX2210P#cold start
    Password:
  1. 管理者パスワードを入力し、[Enter]キーを押します。
    本製品に保存されている設定を工場出荷時の状態に戻し、SYSLOGを消去して本製品が再起動します。

5.3.3. LED MODEボタンで工場出荷時の状態に戻す

電源OFF時に、前面のLED MODEボタンを押した状態で電源を入れると、設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。

メモ :本製品には電源スイッチはありません。本製品に接続した電源コードのプラグをコンセントに差し込むことで、電源が入ります。

  1. 指で前面のLED MODEボタンを押した状態で、電源を入れます。
    本製品が起動します。

  1. 指で前面のLED MODEボタンを押した状態で、10秒間ほど待ちます。
    本製品に保存されている設定を工場出荷時の状態に戻し、SYSLOGを消去します。

  1. POWERランプとSTATUSランプを除くすべてのランプが橙色に点灯したら、LED MODEボタンから指を離します。

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© 2019 Yamaha Corporation
2019年11月 発行
YJ-A0