[書式]
- ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid interface
- ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid pp peer_num [dlci=dlci]
- ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid tunnel tunnel_num
- ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid route network [nexthop]
- no ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid interface
- no ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid pp peer_num [...]
- no ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid tunnel tunnel_num
- no ipv6 interface vrrp shutdown trigger vrid route network
[設定値及び初期値]
- interface
- [設定値] : LAN インタフェース名
- [初期値] : -
- vrid
- [設定値] : VRRPv3 グループ ID (1..255)
- [初期値] : -
- peer_num
- [設定値] : 相手先情報番号
- [初期値] : -
- dlci
- [設定値] : DLCI 番号
- [初期値] : -
- tunnel_num
- [設定値] : tunnel インターフェース 番号
- [初期値] : -
- network
- [設定値] :
- IPv6 プレフィックス/プレフィックス長
- default
- [初期値] : -
- nexthop
[説明]
設定した VRRPv3 グループでマスタールーターとして動作している場合に、指定した条件によってシャットダウンすることを設定する。
形式 |
説明 |
LAN インタフェース形式 |
指定した LAN インタフェースがリンクダウンするか、あるいはlan keepalive でダウンが検知されると、シャットダウンする。 |
pp 形式 |
指定した相手先情報番号に該当する回線で通信できなくなった場合にシャットダウンする。通信できなくなるとは、ケーブルが抜けるなどレイヤ 1 が落ちた場合と、以下の場合である。
- 回線が ISDN 回線である時は、呼が接続されていない場合
- 回線が専用線である時には、LCP キープアライブによって通信相手が落ちたと判断した場合
- 回線がフレームリレーであって”dlci=dlci”を指定している場合には、PVC 状態確認手順によって指定した DLCI 番号が通信できないと判断した場合
- pp keepalive use 設定によりダウンが検出された場合
|
tunnel 形式 |
指定したtunnel インターフェースが以下の条件によりダウンした場合にシャットダウンする。
- IPsecトンネルで、ipsec ike keepalive use設定によりダウンが検出された場合
- L2TP/IPsec、L2TPv3、L2TPv3/IPsecのいずれかのトンネルで、l2tp keepalive use設定によりダウンが検出された場合
- PPTPトンネルで、pptp keepalive use設定によりダウンが検出された場合
- IPIPトンネルで、ipip keepalive use 設定によりダウンが検出された場合
|
route 形式 |
指定した経路が経路テーブルに存在しないか、nexthop で指定したインタフェースもしくは IPv6 アドレスで指定するゲートウェイに向いていない場合に、シャットダウンする。nexthop を省略した場合には、経路がどのような先を向いていても存在する限りはシャットダウンしない。 |
[ノート]
RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.18 以降のファームウェア、および、Rev.14.01 系以降のすべてのファームウェアで使用可能。
tunnel インターフェースは RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.32以降、RTX1210 Rev.14.01.28以降、RTX830 Rev.15.02.03以降、および Rev.15.04 系以降のファームウェアで使用可能。
[適用モデル]
RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830