48.1.4 端末情報の監視時間間隔の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

LAN マップで管理しているネットワークの端末情報の定期取得を行う間隔を設定する。

マネージャーは、各エージェントからの端末の接続/切断の即時通知を契機に取得する端末情報と、指定の間隔で各エージェントに対して行う定期取得処理を契機に取得する端末情報を基に LAN マップの端末情報を更新している。ただし、端末の接続/切断を即時通知できるエージェントと、端末の接続/切断を即時通知できないエージェントがあり、それぞれで定期取得処理の実行間隔と目的が以下のように異なる。
  • 定期取得1

    マネージャー、および端末の接続/切断を即時通知できるエージェントを対象機器として、time1 に設定した時間が経過する度に端末情報を取得する。定期取得1は端末情報の補正を目的としている。端末の接続/切断を即時通知できるエージェント配下の端末の接続/切断は、time1 の経過を待たずに LAN マップに即時に反映される。しかし、端末からの通信がなく、エージェントの MAC アドレステーブルに端末が登録されていなかった場合やパケットロスにより端末情報を受信できなかった場合、端末の接続は LAN マップに即時に反映されない。このような場合は、time1 が経過する度に行う定期取得により、端末情報が取得できたときに LAN マップに反映される。

  • 定期取得2

    端末の接続/切断を即時通知できないエージェントを対象機器として、time2 に設定した時間が経過する度に端末情報を取得する。端末の接続/切断を即時通知できないエージェント配下の端末の接続/切断は、LAN マップに即時に反映されず、time2 の間隔で反映される。

[ノート]

端末の接続/切断を即時通知できないエージェントは以下の無線 AP である。
  • WLX202
  • WLX302
  • WLX313
  • WLX402 (Rev.17.00.09 より前のファームウェア)
他のエージェントは端末の接続/切断の即時通知が可能である。


switch control mode コマンドで mode に manager が設定されていない場合、本コマンドの設定は L2MS の動作に反映されない。
switch control use コマンドで terminal オプションに on が設定されていない場合、本コマンドの設定に関わらず、端末情報の補正、および更新は行わない。
RTX1210 は Rev.14.01.09 以降で time2 オプションを使用可能。

[適用モデル]

RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830