42.4 外部メモリに保存する統計情報のファイル名のプレフィックスの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


統計情報を書き出すファイル名のプレフィックス ( 接頭語 ) を設定する。
実際のファイル名は、このプレフィックスをもとにして自動的に決まる。
例えば、プレフィックスを「yamaha」と設定した場合、LAN2 インタフェースのトラフィック量を書き出す。
ファイル名は、yamaha_traffic_lan2_20080708.csv のようになる。

[ノート]


term パラメータを指定できる機種では、term として daily を設定したときには 1 日ごとに新しいファイルが生成されるが、統計情報のファイル数は 100 個に制限されているため、統計情報の種類を絞るか、頻繁にファイルを削除しないと、すぐにファイルが最大数に達してしまうので注意が必要である。
term パラメータを指定できない機種では、上限を超えた場合、各種別・インターフェースの統計情報のファイルで最も古いファイルを削除して新しいファイルを作成する。
アプリケーションのトラフィック情報に関しては、crypto パラメータの有無にかかわらず、暗号化されない。
実際のファイル名は、prefix の後に種別や日付を表す文字列が加わる。

ファイル名の書式は以下に従う。 prefix_type[_id]_yyyymm[dd].ext
  • prefix
    • 本コマンドにより設定される任意の文字列
  • type
    • 統計情報の種類
      cpu CPU 使用率
      memory メモリ使用率
      flow ファストパスのフロー数
      route 経路数
      nat NAT テーブルのエントリー数
      filter 動的フィルターのセッション数
      traffic インタフェース別のトラフィック量
      qos QoS のクラス別のトラフィック量
      application アプリケーションのトラフィック情報
  • id
    • id の意味は統計情報の種類によって異なる
      • インタフェース別のトラフィック量...........インタフェースを表す
      • QoS のクラス別のトラフィック量.............インタフェースとクラスを表す
      • これ以外の統計情報では id は省略される
  • yyyy
    • 西暦 (4 桁 )
  • mm
    • 月 (2 桁 )
  • dd
    • 日 (2 桁 )
      • ファイルを月ごとに分割するときには、 dd は省略される
  • ext
    • 拡張子
      csv CSV
      rtfg 暗号化されたファイル

外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。

アプリケーションのトラフィック情報は、暗号化して保存することはできない。

max-filenum オプションで制限するファイル数は、すべての種別・インターフェースの統計情報を書き出したファイルの合計数となる。

アプリケーションのトラフィック情報に関しては、interval の設定によらず 1 分ごとに統計情報が書き出される。


第2書式、および第4書式は RTX1210 は Rev.14.01.34 以降、RTX830 は Rev.15.02.10 以降、および、Rev.15.04 系以降のファームウェアで使用可能。

[適用モデル]

RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830