26.2.12 SIP サーバーへの接続状態に応じて発信するか否かの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


SIP サーバーへの接続状態 ( show status sip server コマンド参照 ) に応じて、SIP サーバーへの発信を行なうか否かを設定する。
normal を指定すると、接続状態にかかわらず常に発信する。
connect-only を指定すると、接続状態が「通信中」の場合のみ発信する。
電話番号ルーティングの自動迂回機能を利用し、第 1 経路としてSIP サーバーを指定している場合は、そのSIP サーバーがアクセス不能の時は常にタイムアウトを待って迂回発信することになるが、発信動作モードを connect-only に設定することで、即座に第 2 経路へ迂回発信させることができるようになる。
また、接続状況が「通信中」であっても、一度接続に失敗 ( タイムアウトするか、または500 番台の応答コードを受信 ) すれば、次の発信からは即座に迂回発信するようになる。
以降は再び SIP サーバーへのアクセスが可能となり接続状況が「通信中」となるまで、SIP サーバーへの発信は行われない。

[ノート]

SIP サーバーの登録でサーバー種類を no-register で登録している場合は、接続状況をあらかじめ知ることができないので、動作モードの指定によらず常に発信する動作になる。