40.6.19 Magic Packet の送信

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

指定した LAN インタフェースに Magic Packet を送信する。


第 1 書式では、IPv4 UDP パケットとして UDP ペイロードに Magic Packet データシーケンスを格納したパケットを送信する。終点 IP アドレスと、終点 UDP ポート番号を指定できるが、省略した場合には、終点 IP アドレスとしてはインタフェースのディレクティッドブロードキャストアドレスが、終点ポート番号には 9(discard) が使われる。
また、終点 IP アドレスを指定した場合にはユニキャストでパケットを送信する。その場合、通常のルーティングや ARP の手順は踏まず、終点 MAC アドレスはコマンドで指定したものになる。終点 IP アドレスを省略した場合にはブロードキャストでパケットを送信する。

第 2 書式では、Ethernet ヘッダの直後から Magic Packet のデータシーケンスが始まるパケットを送信する。

どちらの形式でも、-i、-c オプションで Magic Packet の送信間隔および回数を指定できる。パケットの送信中でも、^C キーでコマンドを中断できる。

[ノート]

ヤマハルーター自身が直結している LAN インタフェース以外には Magic Packet を送信できない。