38.1.2 ONFS で使用する外部ストレージの初期設定 / ONFS の再起動

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

外部ストレージに ONFS の初期設定を行って ONFS を作動させたり、ONFS の再起動を行う。本コマンドの実行前に onfs bind コマンドを設定し、指定した外部ストレージインタフェースにストレージを接続しておく必要がある。本コマンドを実行するとルート直下に system / local / sync の 3 つのフォルダーが生成される。
ONFS の設定が済んでいないストレージに対して初めて本コマンドが実行された場合、password パラメータはストレージの認証パスワードに設定され、system フォルダーのユーザー認証用パスワードに適用される。

既に ONFS の設定が済んでいるストレージに対して本コマンドが実行された場合、password パラメータがストレージに適用されているパスワードと一致したときだけ本コマンドの実行が成功する。このとき、必要なフォルダーが存在しなければ再生成されるが、既存のフォルダー内のファイルやアクセス権の設定が消去されることはない。

new_password パラメータは、ストレージに適用されているパスワードを変更する場合のみ指定する。

パラメータをすべて省略した場合は、対話形式で必要なパラメータの入力が求められる。

既に本コマンドを実行済みのストレージとルーターの組み合わせであれば、ストレージを取り外した後の再接続時やルーターの再起動時に本コマンドを再実行する必要はない。ストレージもしくはルーターを交換する場合など、ストレージとルーターの組み合わせが変わる場合は本コマンドを再実行しなければ ONFS は機能しない。ルーターを工場出荷状態に戻したり、ストレージを再フォーマットした場合も本コマンドを再実行する必要がある。

[設定例]