13.13 IKE キープアライブ機能の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


IKE キープアライブの動作を設定する。
本コマンドは、以下のように動作が異なる。

  • キープアライブの方式としては、heartbeat、ICMP Echo、DPD(RFC3706) の 3 種類から選ぶことができる。第 1 書式は自動的に heartbeat 書式となる。
  • heartbeat 書式を利用するには第 1 、第 2 書式を使用する。 heartbeat 方式において switch パラメータが auto に設定されている場合は、相手から heartbeat パケットを受信したときだけ heartbeat パケットを送信する。従って、双方の設定が auto になっているときには、 IKE キープアライブは動作しない。
  • ICMP Echo を利用するときには第 3 書式を使用し、送信先の IP アドレスを設定する。オプションとして、 ICMP Echo のデータ部の長さを指定することができる。この方式では、switch パラメータが auto でも on の場合と同様に動作する。
  • DPD を利用するときには第 4 書式を使用する。この方式では switch パラメータが auto でも on の場合と同様に動作する。
  • その他、 IKEv1 で対応していない方式 ( 書式 ) が設定されている場合は、代替方式として heartbeat で動作する。このとき、 switchcountintervalupwait パラメータは設定内容が反映される。

[ノート]


相手先が PP インタフェースの先にある場合、down オプションを指定することができる。down オプションを指定すると、キープアライブダウン検出時と IKE の再送回数満了時に PP インタフェースの切断を行うことができる。網側の状態などで PP インタフェースの再接続によりトンネル確立状態の改善を望める場合に利用することができる。


length パラメータで指定するのは ICMP データ部分の長さであり、IP パケット全体の長さではない。
同じ相手に対して、複数の方法を併用することはできない。

Rev.11.00.36 以降で使用可能。