11.1.12 ステルス機能の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

このコマンドを設定すると、指定されたインタフェースから自分宛に来たパケットが原因で発生する ICMP および TCP リセットを返さないようになる。

自分がサポートしていないプロトコルや IPv6 ヘッダ、あるいはオープンしていない TCP/UDP ポートに対して指定されたインタフェースからパケットを受信した時に、通常であれば ICMP unreachable や TCP リセットを返送する。しかし、このコマンドを設定しておくとそれを禁止することができ、ポートスキャナーなどによる攻撃を受けた時にルーターの存在を隠すことができる。

[ノート]

指定されたインタフェースからの PING にも答えなくなるので注意が必要である。


自分宛ではないパケットが原因で発生する ICMP はこのコマンドでは制御できない。それらを送信しないようにするには、 ip icmp * コマンド群を用いる必要がある。
WAN インタフェースは Rev.11.00.16 以降で指定可能。