DNS サーバーを通知してもらう相手先情報番号を設定する。このコマンドで相手先情報番号が設定されていると、DNS での名前解決を行う場合に、まずこの相手先に発信して、そこで PPP の IPCPMS 拡張機能で通知された DNS サーバーに対して問い合わせを行う。
相手先に接続できなかったり、接続できても DNS サーバーの通知がなかった場合には名前解決は行われない。
dns server コマンドで DNS サーバーが明示的に指定されている場合には、そちらの設定が優先される。dns server コマンドに指定したサーバーから返事がない場合には、相手先への接続と DNS サーバーの通知取得が行われる。
この機能を使用する場合には、dns server pp コマンドで指定された相手先情報に、ppp ipcp msext on の設定が必要である。
DHCP サーバーから通知された DNS サーバーを使うときには、dns server dhcp コマンドを使う。
# pp select 2 pp2# ppp ipcp msext on pp2# dns server pp 2