[書式]
- dhcp scope option scope_num option=value [option=value...]
- no dhcp scope option scope_num [...]
[設定値及び初期値]
- scope_num
- [設定値] : スコープ番号 (1..65535)
- [初期値] : -
- option
- [設定値] :
- オプション番号
- 1..49,62..254(Rev.11.00.20以降)
- 1..49,64..76,85..87,128..254(Rev.11.00.20以前)
- 主なニーモニック
router |
3 |
dns |
6 |
hostname |
12 |
domain |
15 |
wins_server |
44 |
- [初期値] : -
- value : オプション値
- [設定値] :
- 値としては以下の種類があり、どれが使えるかはオプション番号で決まる。例えば、'router','dns','winsserver' は IP アドレスの配列であり、'hostname','domain' は文字列である。
1 オクテット整数 |
0..255 |
2 オクテット整数 |
0..65535 |
2 オクテット整数の配列 |
2 オクテット整数をコンマ (,) で並べたもの |
4 オクテット整数 |
0..2147483647 |
IP アドレス |
IP アドレス |
IP アドレスの配列 |
IP アドレスをコンマ (,) で並べたもの |
文字列 |
文字列 |
スイッチ |
"on","off","1","0" のいずれか |
バイナリ |
2 桁十六進数をコンマ (,) で並べたもの |
- [初期値] : -
[説明]
スコープに対して送信する DHCP オプションを設定する。dns server コマンドやwins server コマンドなどでも暗黙のうちに DHCP オプションを送信していたが、それを明示的に指定できる。また、暗黙の DHCP オプションではスコープでオプションの値を変更することはできないが、このコマンドを使えばそれも可能になる。
[ノート]
Rev.11.00.35 以前では、
dhcp scope コマンドを実行した場合に、同一のスコープ ID を持つ以下のコマンドの設定が消去される。
- dhcp scope bind
- dhcp scope option