[書式]
- dhcp scope scope_num ip_address-ip_address/netmask [except ex_ip ...] [gateway gw_ip] [expire time] [maxexpire time]
- no dhcp scope scope_num [ip_address-ip_address/netmask [except ex_ip...] [gateway gw_ip] [expire time] [maxexpire time]]
[設定値及び初期値]
- scope_num
- [設定値] : スコープ番号 (1..65535)
- [初期値] : -
- ip_address-ip_address
- [設定値] : 対象となるサブネットで割り当てる IP アドレスの範囲
- [初期値] : -
- netmask
- [設定値] :
- xxx.xxx.xxx.xxx(xxx は十進数 )
- 0x に続く十六進数
- マスクビット数
- [初期値] : -
- ex_ip
- [設定値] : IP アドレス指定範囲の中で除外する IP アドレス ( 空白で区切って複数指定可能、'-' を使用して範囲指定も可能 )
- [初期値] : -
- gw_ip
- [設定値] : IP アドレス対象ネットワークのゲートウェイの IP アドレス
- [初期値] : -
- time : 時間
- [設定値] :
- expire time : DHCP クライアントからリース期間要求がない場合のリース期間
- maxexpire time : DHCP クライアントからリース期間要求がある場合の許容最大リース期間
設定値 |
説明 |
1..2147483647 |
分 |
xx:xx |
時間 : 分 |
infinity |
無期限リース |
- [初期値] :
- expire time=72:00
- maxexpire time=72:00
[説明]
DHCP サーバーとして割り当てる IP アドレスのスコープを設定する。
除外 IP アドレスは複数指定できる。リース期間としては無期限を指定できるほか、DHCP クライアントから要求があった場合の許容最大リース期間を指定できる。
[ノート]
ひとつのネットワークについて複数の DHCP スコープを設定することはできない。複数の DHCP スコープで同一の IP アドレスを含めることはできない。IP アドレス範囲にネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスを含む場合、割り当て可能アドレスから除外される。
DHCP リレーエージェントを経由しない DHCP クライアントに対して gateway キーワードによる設定パラメータが省略されている場合にはルーター自身の IP アドレスを通知する。
expire の設定値は maxexpire の設定値以下でなければならない。
工場出荷状態およびcold start コマンド実行後の本コマンドの設定値については「1.6 工場出荷設定値について」を参照してください。
Rev.11.00.35 以前では、
dhcp scope コマンドを実行した場合に、同一のスコープ ID を持つ以下のコマンドの設定が消去される。
- dhcp scope bind
- dhcp scope option