$Date: 2024/10/15 19:07:42 $
仮想ルーター vRX は仮想化基盤上で動作するソフトウェアルーターです。パブリッククラウドとプライベートクラウド (オンプレミス) の両仮想環境に対応しています。パブリッククラウドとプライベートクラウド間のネットワーク接続はもちろん、ヤマハのハードウェアルーターとソフトウェアの大部分を共通化しているため、ヤマハのハードウェアルーターが設置された拠点とクラウドをネットワーク接続する場合にも最適な製品です。例えば以下のようなユースケースが考えられます。
また、ヤマハ RTX シリーズの多くの機能を継承しているため、 vRX 単独でも様々なシーンで活用することができます。
その他の特長は「vRX 特長」に記載しています。
vRX の使用方法は機種別のユーザーガイドに記載しています。
各種コマンドの使用方法は「コマンドリファレンス」に記載しています。
vRX では LAN インターフェースの送信帯域と、確立できる VPN 対地数に制限を設けています。「基本ライセンス」および「VPN オプションライセンス」を投入することで、これらの制限を緩和または解除することができます。
詳細は「vRX ソフトウェアライセンス」に記載しています。
パブリッククラウドの仮想ネットワーク (VPC) では送受信できるパケットに制限が設けられており、ブリッジインターフェース (LAN インターフェースと L2TPv3 トンネルインターフェースを収容) および代理 ARP 機能の動作に制約があります。制約に抵触する場合には、以下の代替策をとってください。
代理 ARP 機能による MAC アドレスの応答は、EC2 インスタンスのネットワークインターフェースに登録されている IPv4 アドレスに対してのみ行われます。よって、代理 ARP 機能を使用する場合には、VPN クライアントの IPv4 アドレスを EC2 インスタンスのネットワークインターフェースの「セカンダリプライベート IPv4 アドレス」に登録しておく必要があります。ただし、登録数には上限があります。
ブリッジインターフェースに LAN インターフェースと L2TPv3 トンネルインターフェースを収容しても、収容インターフェース間でパケットが転送されることはありません (※)。なお、ブリッジインターフェースに複数のトンネルインターフェースを収容する場合、トンネルインターフェース間でのパケット転送は行われます。
※ 仮想サーバーの NIC に割り当てられていないユニキャスト MAC アドレスを送信元としたイーサネットフレームを送信したり、同様の MAC アドレスを宛先としたイーサネットフレームを受信したりすることができないため。(一部例外あり)
代理 ARP 機能の動作に制約はありません。
vRX の LAN インターフェースはリンクダウンしません。そのため、以下の機能において、LAN インターフェースのリンクダウンを契機とする動作に注意が必要です。
| 機能 | 動作上の注意事項 |
|---|---|
| implicit 経路の削除 | LAN インターフェースのリンクダウンを契機とした implicit 経路の削除は行われません。 |
| SNMP トラップの送出 | LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたトラップ (IF-MIB::linkDown) は送信されません。 |
| VRRP のマスタールーターのシャットダウン | シャットダウントリガーに LAN インターフェースを指定しても、リンクダウンを契機としたマスタールーターのシャットダウンは行われません。 lan keepalive use コマンドを併用するか、LAN インターフェース以外のトリガーを設定してください。 |
| OSPF のネイバーおよび経路情報の更新 | LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたネイバーおよび経路情報の更新は行われません。ネイバーおよび経路情報は Hello パケットの不通を契機に更新されます。更新までの許容可能な遅延時間を踏まえ、 ip INTERFACE ospf area コマンドの hello-interval パラメーターと dead-interval パラメーターに適当な値を設定してください。 |
| BGP-4 のネイバーおよび経路情報の更新 | LAN インターフェースのリンクダウンを契機としたネイバーおよび経路情報の更新は行われません。キープアライブを有効にすることで、KEEPALIVE メッセージの不通を契機とした更新が可能です。更新までの許容可能な遅延時間を踏まえ、 bpg neighbor コマンドの hold-time パラメーターに適当な値を設定してください。 |
以下の IPv4 アドレスは製品内部で使用するため、各インタフェースには設定しないでください。
IPv6 リンクローカルアドレスのスコープ識別子には LAN インタフェース、または LOOPBACK インタフェースの名称を指定してください(例: lan1, loopback1)。その他のインタフェース、および "show ipv6 address" コマンドで表示されるスコープ ID は指定できません。
IPv4 および IPv6 マルチキャストパケットのルーティングには対応していません。
vRX Amazon EC2 版を使用する場合は、以下の規約への同意が必要です。
vRX さくらのクラウド版を使用する場合は、以下の規約への同意が必要です。
vRX さくらのクラウド版を基本ライセンスおよび VPN オプションライセンス投入状態で使用する場合は、上記規約に加え、以下の規約への同意が必要です。
vRX VMware ESXi 版を使用する場合は、以下の規約への同意が必要です。
改訂履歴は以下の通りです。
パブリッククラウド「Amazon EC2」のインスタンスとして動作します。
以下のインスタンスでの動作を保証します。
| インスタンスタイプ | 仮想 CPU | 仮想メモリー | 仮想ネットワークアダプター | ネットワーク帯域幅 |
|---|---|---|---|---|
| t3.medium | 2 コア | 4 GB | 1 ~ 3 個 | 最大 5 Gbit/s |
| c5.large | 2 コア | 4 GB | 1 ~ 3 個 | 最大 10 Gbit/s |
| c5.xlarge | 4 コア | 8 GB | 1 ~ 4 個 | 最大 10 Gbit/s |
インスタンスタイプごとに発揮できる性能が異なります。詳しくは以下をご参照ください。
パブリッククラウド「さくらのクラウド」の仮想サーバーとして動作します。
以下の仮想サーバーでの動作を保証します。
| 仮想コア | 2 コア |
|---|---|
| メモリ | 2 GB / 3 GB / 4 GB |
| ディスク | SSD プラン 20 GB (準仮想化モード有効) |
| NIC | 1 ~ 4 個 (準仮想化モード有効) |
| キーボード | US 配列 |
ハイパーバイザー「VMware ESXi (VMware vSphere Hypervisor)」の仮想マシンとして動作します。
以下の環境での動作を保証します。
| ハイパーバイザー | VMware ESXi 6.0 Update 3 以降 / 6.5 / 6.7 / 7.0 / 8.0 (※1) |
|---|---|
| 物理 CPU |
インテル Core / Xeon プロセッサー(Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャー以降, AES-NI対応モデル) AMD Ryzen / EPYC プロセッサー(Zen2マイクロアーキテクチャー以降, AES-NI対応モデル) 2 コア以上 |
| 物理メモリー | 8 GB 以上 |
| 仮想 CPU | 2 コア / 3 コア / 5 コア |
| 仮想メモリー | 4 GB / 8 GB |
| 仮想ストレージ | 16 GB 以上 |
| 仮想ネットワークアダプター | 1 ~ 4 個 (VMXNET3 (※2)) |
※1 最新バージョンに順次対応する予定です。VMware 社のジェネラルサポートが終了した古いバージョンは、順次動作保証対象外となります。
※2 SR-IOV (Single Root I/O Virtualization) および DirectPath I/O には未対応です。
ハードウェアにより発揮できる性能が異なります。以下を参考にしてください。
vRX Amazon EC2版, VMware ESXi版には「通常モード」と「コンパクトモード」の 2 つの動作モードがあり、仮想メモリー 4GB 以下の環境では「コンパクトモード」、その他の環境では「通常モード」で動作します。
各モードで異なる仕様は以下の通りです。
| 通常モード | コンパクトモード | |
|---|---|---|
| VPN 対地数 (IPsec) (※1) | 6,000 | 1,000 |
| NAT セッション数 | 500,000 | 65,534 |
| IP keepalive 対地数 (※2) | 6,000 | 1,000 |
※1 有効な VPN オプションライセンスが無い場合、対地数は 0 です。必要な対地数分のライセンスの購入が必要です。
※2 VPN やネットワークバックアップ機能などを併用せず、IP keepalive 機能を監視に利用する場合の対地数です。
| リビジョン | ポート番号 |
|---|---|
| Amazon EC2 版 Rev.19.00.01 | 21024 - 25000 |
| 上記以外 | 49152 - 65535 |
[IPv6] <<LAN インタフェース名>> VPC router address: <<IPv6 アドレス>>
初回起動時、および初期化直後の起動時には以下のコマンドが自動で実行されます。
初回起動時、および初期化直後の起動時には以下のコマンドが自動で実行されます。
初回起動時、および初期化直後の起動時に自動で実行されるコマンドはありません。(デプロイ時実行コマンドを除く)
「AWS」「Amazon EC2」「Amazon VPC」は、Amazon Web Services, Inc の登録商標(または商標)です。
「さくらのクラウド」は、さくらインターネット株式会社の登録商標です。
「VMware ESXi」「VMware vSphere Hypervisor」は米国およびその他の地域における Broadcom Inc. および/または その子会社の商標および登録商標です。
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