$Date: 2023/07/06 20:30:28 $
本機能は、システム状態を監視し、その状態に応じてSYSLOG出力などのイベントを発生させる機能です。
本機能では以下のシステム状態を監視します。
発生させることができるイベントは以下です。
機種 | ファームウェア | |
---|---|---|
CPU使用率 メモリ使用率 |
内部温度 | |
vRX VMware ESXi版 | すべてのリビジョン | - |
vRX Amazon EC2版 | ||
RTX3510 | ||
RTX1300 | ||
RTX830 | Rev.15.02.10以降 | |
NVR510 | Rev.15.01.15以降 | |
NVR700W | Rev.15.00.16以降 | |
RTX1220 | すべてのリビジョン | すべてのリビジョン |
RTX1210 | Rev.14.01.34以降 | |
RTX5000 | Rev.14.00.29以降 | |
RTX3500 | Rev.14.00.29以降 | |
RTX1200 | - |
監視機能を有効にすると、以下のシステム状態を監視します。
以下のコマンドを設定することで監視機能を有効にすることができます。
(*1)は監視する上限の閾値、(*2)は監視する下限の閾値、(*3)は判定時間
監視しているシステム状態が、durationで指定した判定時間の間(内部温度は1秒固定)、上限の閾値に達した状態が続くと監視しているシステムの状態を知らせるイベントが発生します。
その状態から判定時間の間(内部温度は1秒固定)、継続して下限の閾値を下回った場合、監視しているシステムの状態を知らせるイベントが発生します。
システム状態の監視機能の初期設定は以下です。
監視しているシステム状態が上限の閾値に達した、または、下限の閾値を下回った場合は以下のイベントが発生します。
本機能において出力されるSYSLOGメッセージの一覧を以下に示します。
レベル | 出力メッセージ | 意味 |
---|---|---|
INFO | ||
SYSTEM ALARM (over xx%): CPU yy [%] | CPU使用率(yy)が上限の閾値(xx)に達した(*1) | |
SYSTEM ALARM (under xx%): CPU yy [%] | CPU使用率(yy)が下限の閾値(xx)を下回った(*1) | |
SYSTEM ALARM (over xx%): CPUn yy [%] | CPUnのCPU使用率(yy)が上限の閾値(xx)に達した(*2) | |
SYSTEM ALARM (under xx%): CPUn yy [%] | CPUnのCPU使用率(yy)が下限の閾値(xx)を下回った(*2) | |
SYSTEM ALARM (over xx%): Memory yy [%] | メモリ使用率(yy)が上限の閾値(xx)に達した | |
SYSTEM ALARM (under xx%): Memory yy [%] | メモリ使用率(yy)が下限の閾値(xx)を下回った | |
SYSTEM ALARM (over xxC.): Temperature yy [C.] | 内部温度(yy)が上限の閾値(xx)に達した(*3) | |
SYSTEM ALARM (under xxC.): Temperature yy [C.] | 内部温度(yy)が下限の閾値(xx)を下回った(*3) |
(*1)RTX1220, RTX1210
(*2)vRXシリーズ, RTX3510, RTX1300, RTX830, NVR510, NVR700W, RTX5000, RTX3500
(*3)内部温度計搭載機種のみ
内部温度計搭載機種でのみ、対応しています。上限の閾値に達した場合は点灯、下限の閾値を下回った場合は消灯します。
以下のコマンドを設定した場合、指定したホストへSNMPトラップを送信します。なお、内部温度に対するSNMPトラップの送信設定をするコマンドはありません
監視機能の設定
SNMPトラップの送信設定
SNMPトラップの内容
(*1)vRXシリーズ, RTX3510, RTX1300, RTX830, NVR510, NVR700W, RTX5000, RTX3500
SNMPトラップにおいて出力されるSYSLOGメッセージの一覧を以下に示します。
レベル | 出力メッセージ | 意味 |
---|---|---|
DEBUG | ||
[SNMPD] Send yrhCpuThresholdOver trap to IPアドレス (SNMPバージョン) | CPU使用率が上限の閾値に達したため、IPアドレス宛にトラップを送信した(*1) | |
[SNMPD] Send yrhCpuThresholdUnder trap to IPアドレス (SNMPバージョン) | CPU使用率が下限の閾値を下回ったため、IPアドレス宛にトラップを送信した(*1) | |
[SNMPD] Send yrhMultiCpuThresholdOver trap (CPUn) to IPアドレス (SNMPバージョン) | CPUnのCPU使用率が上限の閾値に達したため、IPアドレス宛にトラップを送信した(*2) | |
[SNMPD] Send yrhMultiCpuThresholdUnder trap (CPUn) to IPアドレス (SNMPバージョン) | CPUnのCPU使用率が下限の閾値を下回ったため、IPアドレス宛にトラップを送信した(*2) | |
[SNMPD] Send yrhMemoryThresholdOver trap to IPアドレス (SNMPバージョン) | メモリ使用率が上限の閾値に達したため、IPアドレス宛にトラップを送信した | |
[SNMPD] Send yrhMemoryThresholdUnder trap to IPアドレス (SNMPバージョン) | メモリ使用率が下限の閾値を下回ったため、IPアドレス宛にトラップを送信した |
(*1)RTX1220, RTX1210
(*2)vRXシリーズ, RTX3510, RTX1300, RTX830, NVR510, NVR700W, RTX5000, RTX3500
SNMPトラップの設定の詳細はSNMPを参照してください。
監視機能を停止するには、以下のコマンドを使用します。
ダッシュボードのリソースガジェットのCPU使用率およびメモリ使用率の警告検出は、80%を閾値として動作します。
ただし、監視機能のコマンドを有効にした場合、警告検出はsystem cpu thresholdコマンド、およびsystem memory thresholdコマンドで設定した値に従って動作します。