http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.04.00/relnote_04_00_08.html Revision : 4.00.08 Release : Jul. 2018, ヤマハ株式会社 Rev.4.00.08 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SWX3200 Rev.4.00.05 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] システム情報をmicroSDカードへコピーするコマンドを追加した。 - backup system http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx3200/cmdref/maintenance/general/backup_system.html http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx3200/Rev_4_00_08/oam/oam_sd.html?rev=4.00.08&category=oam 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] microSDカード内のシステム情報をリストアするコマンドを追加した。 - restore system http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx3200/cmdref/maintenance/general/restore_system_stack.html [3] SDカードブート(ファームウェア)の有効/無効を切り替えるコマンドを追加した。 - boot prioritize sd http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx3200/cmdref/maintenance/bootinfo/boot_prioritize_sd.html [4] TFTPサーバーの状態を表示するコマンドを追加した。 - show tftp-server http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx3200/cmdref/remote/tftp_server/show_tftp-server.html [5] Web GUIへアクセスしたときのログインタイムアウト時間を変更するコマンドを追加 した。 - http-server login-timeout http://www.rtpro.yamaha.co.jp//RT/manual/swx3200/cmdref/remote/http_server/http-server_login-timeout.html [6] Web GUIの詳細設定の[メール通知]に、メール送信テスト機能を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2310p/Rev_4_00_08/gui/detail/mail.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ■仕様変更 [1] L2MSのロールを変更したとき、システムを再起動しなくても設定が反映されるように した。 [2] スタティックリンクアグリゲーションの同時利用数を12から96に変更した。 [3] ACL機能で、TCPフラグ(ACK/FIN/PSH/RST/SYN/URG)が立っているIPv4パケットをフィ ルタリングできるようにした。 [4] ボイスVLANで、LLDPを使用してIP電話にVLAN,QoSの設定ができるようにした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx3200/Rev_4_00_08/layer2/layer2_vlan.html?rev=4.00.08&category=layer2 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [5] firmware-update sd executeコマンドで、以下の変更を行った。 - 更新を行うか否かの確認を省略できるオプションを追加した - microSDカードをマウントしたままにするか否かの確認を省略できるオプションを 追加した http://www.rtpro.yamaha.co.jp//RT/manual/swx3200/cmdref/maintenance/firmup/firmware-update_sd_execute.html [6] FDBエントリーの方式を変更した。 [7] カーネルログの出力機能を削除した。 [8] 以下のコマンドを特権EXECモードでのみ実行可能にした。 - clear access-list counters - clear counters - clear ip igmp - clear ip igmp snooping - clear ip rip statistic - clear lldp counters - clear logging - clear mac-address-table dynamic - clear qos metering-counters [9] CONFIGに表示されるDHCPのIPアドレス割り当て設定を、設定が追加された順に表示さ れるようにした。 [10] YNOマネージャー経由でWeb GUIの管理の[保守]-[ファームウェアの更新]にアクセス したとき、「PCからファームウェアを更新」を行えないようにした。 [11] Web GUIのダッシュボードで、システム情報ガジェットにSFP受光レベルを表示される ようにした。 [12] Web GUIの詳細設定の[DHCPサーバー]のトップページに、DHCPサーバー機能が有効な VLANインターフェースを表示されるようにした。 [13] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]で、アクセス可能なイン ターフェースとして保守VLANを表示されるようにした。 [14] startup-config selectコマンドで、microSDカード内のCONFIGを指定できるように した。 - この変更に伴い、startup-config select sdが設定されている場合に限り、SD カードブート(CONFIG)が行われるようにした。 - startup-config select http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx3200/cmdref/maintenance/config/startup-config_select_type2.html ■バグ修正 [1] QoSの設定がある物理ポートを論理インターフェースに参加させたあとで、QoSの設定 を削除するとリブートするバグを修正した。 [2] スタック構成時にRIP, OSPFまたはARPリクエストパケットを大量に受信するとメモリ 枯渇によってリブートすることがあるバグを修正した。 [3] スタック構成時に、特定のMACアドレスが連続してFDBに登録されるとき、リブートす ることがあるバグを修正した。 [4] スタック構成時に自発パケットを送信するとき、稀にリブートすることがあるバグを 修正した。 [5] スタック構成時にループ検出が有効なスレーブスイッチのポートに対してループ状態 の機器が接続されたとき、ハングアップすることがあるバグを修正した。 [6] 起動時にスパニングツリーが有効、かつ全てのポートがリンクアップするとき、コン ソールから入力ができなくなるバグを修正した。 [7] VLAN1にIPアドレスが設定されていないとき、SNMPv1トラップが送信されないバグを 修正した。 [8] スタック構成時にスパニングツリーで代替ポートがあるとき、経路が正しく構成され ず通信ができなくなることがあるバグを修正した。 [9] スタック構成時にマスタースイッチまたはスレーブスイッチを再起動させたとき、マ ルチキャスト通信ができなくなることがあるバグを修正した。 [10] スタックIDが#2のスイッチがマスタースイッチのとき、スレーブスイッチの論理イン ターフェースから自発パケットを送信できないバグを修正した。 [11] スタック構成時にスパニングツリーのインスタンスを使用しているとき、マスタース イッチを再起動するとループが発生するバグを修正した。 [12] スタック構成時にマスタースイッチを再起動したとき、当該スイッチに12ポート以上 リンクアップするポートがあるとハートビートエラーが発生するバグを修正した。 [13] スタック構成時にL2MSスレーブがスイッチに直接接続した状態で、システムを起動し 直すと、ハートビートエラーが発生することがあるバグを修正した。 [14] スタック構成時にL2MSスレーブとして動作しているとき、ループ状態のL2MSマスター を接続するとハートビートエラーが発生するバグを修正した。 [15] スタック構成時にファームウェア更新で順次再起動したとき、再起動後にスタック 構成が組めなくなることがあるバグを修正した。 [16] スレーブスイッチがマスタースイッチに昇格したときに発生する以下のバグを修正 した。 - スパニングツリーでブロック状態のポートが解除される - ループ検出でシャットダウンしていたポートがリンクアップできない - マスターに昇格したあとstandalone状態となったとき、論理インター フェースで通信できないことがある - システムのスパニングツリーが無効なとき、リンクダウンしていたポートで通信 ができないことがある - L2MSマスターとして動作しているとき、SWX2200の設定変更後にマスタースイッチ へ昇格するとSWX2200の設定が変更前に戻ってしまう - 端末監視を設定後にマスタースイッチへ昇格すると設定が反映されていない [17] スタック構成時に、マルチキャストパケットの送信元がスレーブスイッチに接続さ れているとき、マルチキャストパケットを配信できないバグを修正した。 [18] スタック構成時に、静的経路情報が動作に正しく反映されないことがあるバグを修正 した。 [19] スタック構成時にスタックリンクがリンクダウン後に再度リンクアップしたとき、 スレーブスイッチでリンクアップとリンクダウンが複数回起こるバグを修正した。 [20] スタック構成時にスイッチを再起動すると、スレーブスイッチのインターフェース 設定がrunning-configに反映されないことがあるバグを修正した。 [21] スタック構成時にメンバースイッチの交換を行ったとき、CONFIGの同期ができない ことがあるバグを修正した。 [22] スタック構成時にループが発生しているとき、CONFIGの同期ができないことがある バグを修正した。 [23] スタック構成時にTELNET、またはSSH経由でコマンドを入力したとき、CONFIGに反映 されないことがあるバグを修正した。 [24] スタック構成時にエラーが発生してLEDがSTATUSモードに遷移したとき、エラーが発 生しているメンバースイッチの電源を切ると、その他のメンバースイッチのLEDが STATUSモードから復帰しないバグを修正した。 [25] show tech-supportコマンドを実行したとき、show stackの内容が表示されないバグ を修正した。 [26] スタックポートにSFP+モジュールを使用したとき、スタックリンクがリンクアップ しないことがあるバグを修正した。 [27] スタック構成時にIPアドレスを変更したあとで、メンバースイッチが消失後に復帰し たとき、「ip addresssecondary」の設定がCONFIGに追加されるバグを修正した。 [28] 以下のいずれかを設定した状態で、マスタースイッチとスレーブスイッチを同時起 動させるとエラーログが出力されるバグを修正した。 - password - enable password [29] スタック構成時にL2MSマスターとして動作しているとき、リンクアグリゲーション を使用している状態でマスタースイッチを再起動させるとL2MSが動作しなくなるバ グを修正した。 [30] スタック構成時にL2MSマスターとして動作しているとき、論理インターフェースに 所属しているポートを減らすと、論理インターフェース配下のL2MSスレーブを認識 できなくなることがあるバグを修正した。 [31] 3個以上のVLANにDHCPサーバーを設定すると、DHCPサーバーが動作しなくなるバグを 修正した。 [32] 複数のVLANにDHCPクライアントを設定するとき、46個までしか設定できないバグを修 正した。 [33] DHCPプールを35個以上設定すると、show dhcp bindingコマンドが実行できないバグを 修正した。 [34] no optionコマンドでDHCPプールの設定を削除するとき、パラメーターを指定しないと 設定が削除されないバグを修正した。 [35] スタック構成時にメンバースイッチを再起動したとき、DHCPサーバー機能、および DHCPリレー機能が動作しなくなるバグを修正した。 [36] リンクアグリゲーションとスパニングツリーを併用したとき、ポート状態が Forwardingに変更されても、ルーティングが正しく行われないバグを修正した。 [37] Web認証で、オーセンティケータの論理インターフェースにDNSサーバーが接続されて いるとき、サプリカントがDNSサーバーにアクセスすると通信ができなくなるバグを 修正した。 [38] プライベートVLANで、ホストポートに設定されているインターフェースをプロミス カスポートに変更したとき、当該インターフェースで通信ができなくなるバグを修正 した。 [39] L2MSマスターとして動作しているとき、CONFIGの保存を実施したL2MSスレーブが L2MSの管理下から外れたり、管理下に入ったりを繰り返すとL2MSスレーブが認識さ れなくなるバグを修正した。 [40] ポート33以降を論理インターフェースに所属させると、当該ポートでL2MSが動作し ないバグを修正した。 [41] 複数のインターフェースを選択してl2ms filterコマンドを設定すると、選択範囲の 最後のインターフェースにしか設定されないバグを修正した。 [42] show l2ms slave-configコマンドで、表示する端末を指定すると結果が表示されな いバグを修正した。 [43] LAN/SFPポートを論理インターフェースに収容したとき、l2ms filterの設定が初期 値に戻らないバグを修正した。 [44] L2MSで、ポートセキュリティーが設定されている論理インターフェースに接続され たL2MSスレーブが認識されなくなることがあるバグを修正した。 [45] ポート認証で、認証ポートにスパニングツリーが有効な機器が接続されているとき、 認証を行えないことがあるバグを修正した。 [46] ポート認証で、show auth supplicantコマンドを実行したとき、認証済みサプリカ ントのVLAN IDに不正な値が表示されることがあるバグを修正した。 [47] MAC認証、およびWeb認証で、対応していない認証形式のAccess-ChallengeをRADIUS サーバーから受信したとき、不正なAccess-Requestが送信されるバグを修正した。 [48] スパニングツリーで、MSTインスタンスを使用しているとき、アクセスポートの通信 が途切れることがあるバグを修正した。 [49] スパニングツリーで、ブロック状態となったポートで受信したARPの情報がARP テーブルに登録されてしまうバグを修正した。 [50] IPv6アドレス宛に送信した、SNMPv1トラップの「agent-addr」フィールドの値が 「0.0.0.0」になっていないバグを修正した。 [51] SNMPv1で、VLAN1以外のインターフェースから送信されるトラップの「agent-addr」 フィールドの値としてVLAN1のIPアドレスが使用されてしまうバグを修正した。 [52] SNMPトラップの宛先にIPv6リンクローカルアドレスとVLANを指定したとき、指定し たVLAN以外にもトラップが送信されてしまうバグを修正した。 [53] SSHサーバー機能で、初期値以外のポート番号を指定して機能を有効にしたあと、機 能を無効にしても、show ssh-serverコマンドで表示されるポート番号が初期値に戻 らないバグを修正した。 [54] IGMPスヌーピングで、VLANがリンクダウンしているときに設定を変更すると、動作 に反映されないことがあるバグを修正した。 [55] IGMPスヌーピングで、クエリーのIPアドレスやQQIC値に設定が反映されないことがあ るバグを修正した。 [56] IGMPスヌーピングで、設定値がWeb GUIに反映されないことがあるバグを修正した。 [57] LLDPで、switchport voice vlan untagged、またはswitchport voice vlan dot1pが 設定されているとき、LLDP-MEDの送信設定がなくてもNetworkPolicy TLVが送信され てしまうバグを修正した。 [58] LLDPで、ip forwarding disable、またはipv6 forwarding disableの設定があると き、基本管理TLVのCapabilitiesが不正な値になるバグを修正した。 [59] LLDPで、リンクアップしてから初回のLLDP通知までに30秒かかるバグを修正した。 [60] microSDカードに保存されたCONFIGで起動すると、microSDカード内のCONFIGファイ ルの変更時刻が不正になるバグを修正した。 [61] writeコマンドが個別コンフィグレーションモードで使用できないバグを修正した。 [62] 以下のコマンドが入力できないバグを修正した。 - clear lacp <1-127> counters - no port-channel load-balance - show etherchannel status <1-127> (summary|detail|) [63] show firmware-updateコマンドで、以下のコマンドの設定値が表示されないバグを 修正した。 - firmware-update reload-time - firmware-update reload-method [64] doコマンドを実行中にCtrl+Cでキャンセルすると入力モードが不正になることがあ るバグを修正した。 [65] 起動時に不要なエラーログが表示されることがあるバグを修正した。 [66] HTTPサーバー機能で、HTTPレスポンスを返すとき、レスポンスヘッダを二重で送信 されることがあるバグを修正した。 [67] VLAN名に特定の文字列が含まれているとき、Web GUIの以下のページでVLAN名が正し く表示されないバグを修正した。 - 詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]-[タグVLANの設定] - 詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]-[タグVLANの設定]-[VLANの選択] - 詳細設定の[VLAN]-[MACアドレステーブル]-[スタティックMACアドレスの設定] [68] Web GUIのダッシュボードで以下のバグを修正した。 - SFPポートで受光レベル異常を検出したとき、インターフェース情報ガジェットに 警告アイコンが表示されない - SFPポートにDACケーブルを接続すると、通信速度が1GbEであっても、インター フェース情報では10GbEで表示される - SYSLOGガジェットを分離すると表示件数を変更しても10件しか表示されない [69] Web GUIのLANマップで以下のバグを修正した。 - 一覧マップで、スナップショットが無効なとき、L2MSスレーブの無線APに接続され ている端末を切断しても、当該端末がツリー上に表示される - 以下の箇所でポートが所属しているVLAN IDの表示がソートされていない - 接続機器ビュー - 一覧マップ - 端末一覧で、種類に「-」が設定されている端末があるときにCSVファイルを保存す ると、当該端末のTypeフィールドに不正な文字列が表示される - L2MSマスター自身を含む検索を行うと、検索結果に不要なVLAN IDが表示される - SWX2200のアップリンクポートに対して基本機能の設定ができない - L2MSスレーブのシステム情報に制御文字コードが含まれているとLANマップが表示 できなくなる - スタック構成時にL2MSマスターとして動作しているとき、機器詳細と設定ビュー のポートアイコンにスタックID #2のダウンリンクポートを示す下矢印が表示される ことがある - タグVLANページで、スタック構成のスレーブ機器のVLAN参加ポートを削除するとエ ラーが表示される - タグVLANページで、スレーブスイッチに接続したヤマハ機器をVLANに参加させると 設定が正しく行われない [70] Web GUIの詳細設定で以下のバグを修正した。 - [本体の設定]から現在の日時を設定したとき、設定に成功した場合でもエラーが出 力される - [ルーティング]の設定ページで、既存の設定に重複する新規設定を行うとき、設定 を上書きする旨が注意文として表示されない - 以下のページで、インターフェースの説明として半角英数記号以外の文字が設定で きてしまう - [インターフェース設定]-[物理インターフェースの設定] - [リンクアグリゲーション]-[論理インターフェースの設定] - [DHCPサーバー]で、選択可能な上限数を越えてVLANインターフェースを選択できて しまう - DHCPプールを21個以上設定した状態で[DHCPサーバー]を表示すると、DHCPプールの 設定が20個までしか表示されない [71] Web GUIの誤記を修正した。 ■更新履歴 Jul. 2018, Rev.4.00.08 リリース Jul. 2018, 機能追加[4], 機能追加[5] URLの誤りを修正 Aug. 2018, 仕様変更[14]を追加 以上