http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.02.05/relnote_02_05_07.html
Revision : 2.05.07
Release : Jul. 2021, ヤマハ株式会社

SWX2320 Rev.2.05.07 リリースノート


SWX2320 Rev.2.05.02 からの変更点


■脆弱性対応

  1. OpenSSLの以下の脆弱性対応を行った。

■機能追加

  1. L2MSで、以下の機器に対応した。

  2. スタック構成時にLACPリンクアグリゲーションを使用できるようにした。

  3. メモリ使用量を表示するコマンドを追加した。

  4. ヤマハルーターの以下のコマンドを実行できるようにした。

  5. SNMPで、以下の対応を行った。

  6. Webコンソールに対応した。

  7. Web GUIの詳細設定に以下の機能の設定ページを追加した。

  8. Web GUIの管理にバックアップ/リストアのページを追加した。

  9. Web GUIのダッシュボードのインターフェースガジェットで、スパニングツリーによるポートのブロック状態を表示するようにした。
    ただし、CISTの該当ポートのみを表示する。

■仕様変更

  1. switchport trunk allowed vlanコマンドで多くのVLANが所属されているときの起動時間を改善した。

  2. LACPリンクアグリゲーションで、Actor System Priorityが0のLACPパケットを許容するようにした。

  3. オートネゴシエーションの設定を変更したとき、LLDP IEEE-802.3 TLVのPMD Auto-Negotiation Advertised Capabilityへ反映するようにした。

  4. tech-supportで出力されるコマンドを整理した。

  5. スパニングツリーでポートの状態が変更されたとき、以下のINFOレベルのシスログを出力するようにした。
    また、DEBUGレベルで出力していた一部のシスログのフォーマットを変更した。
    [ MSTP]:inf: portX.Y(Z) state changed to STATE (role ROLE)

  6. L2MSマスターの重複を検出したとき、または重複が解消したときに、以下のINFOレベルのシスログを出力するようにした。
    [ L2MS]:inf: L2MS master duplication detected. ( ADDR, portX.Y )[ L2MS]:inf: L2MS master duplication resolved. ( ADDR, portX.Y )

  7. SNMPトラップを送信するとき、以下のDEBUGレベルのシスログを出力するようにした。
    [ SNMP]:dbg: Send TRAP trap to IP_ADDR (VERSION)

  8. SNMPで、dot3adAggPortListPorts MIBのポートのビットマップを変更した。

  9. LLDPで、Management Address TLVのInterface Number送信値を変更した。

  10. RMON機能のコマンドで、コンフィグファイルの中の表示位置を変更した。

  11. スタック構成時にshow l2ms detailコマンドを実行したとき、スタックID及びポート順で端末を表示するようにした。

  12. show environmentコマンドでPHYファームウェアのバージョンを表示するようにした。

  13. iOS版およびiPadOS版のSafariで、Web GUIのダッシュボードを開いたとき、画面分離を行えないようにした。

  14. Web GUIの表記で、「バックアップ」と「リストア」の文言を統一した。

  15. Web GUIのヘルプで、オープンソースソフトウェアのライセンスを表示するようにした。

■バグ修正

  1. MAC認証で、多数の未認証端末から過剰な通信負荷がかかると、リブートすることがあるバグを修正した。

  2. DNSの名前解決に時間がかかる環境で、Web GUIの管理の[ファームウェアの更新]からネットワーク経由でファームウェアを更新するとリブートすることがあるバグを修正した。

  3. RADIUSクライアント(NAS)の設定で、共有パスワードに特定の文字を設定すると、show radius-server local nas コマンド実行時にリブートすることがあるバグを修正した。

  4. SNMPで、dot1dTpFdbTableまたはdot1qTpFdbTableを取得すると、ハングアップやリブートが発生することがあるバグを修正した。

  5. L2MSスレーブとして動作しているとき、特定のL2MSメッセージを受信するとメモリーリークするバグを修正した。

  6. 起動時にLANポートが稀にリンクアップしないことがあるバグを修正した。

  7. スタックのメンバースイッチ間でスタートアップコンフィグの内容が異なるとき、以下のいずれかの設定があるとスタックが正しく構築できないことがあるバグを修正した。

  8. スタック構成時にスタックケーブルを抜き差ししたことでスタックが再構築されるとき、物理インターフェースの一部がコンフィグから消え、そのポートを使った通信が行えなくなることがあるバグを修正した。

  9. スタック構成かつVLANが多く設定されている場合などスタートアップコンフィグファイルのサイズが大きいとき、ファームウェアのシーケンシャル更新を行うと物理インターフェースの一部がコンフィグから消え、そのポートを使った通信が行えなくなることがあるバグを修正した。

  10. スタック構成時にVLAN1に所属するすべての物理ポートが論理インターフェースに収容されているとき、スタックのスレーブスイッチのポートでパケットを受信できないことがあるバグを修正した。

  11. インターフェースに以下のコマンドが設定されているコンフィグで起動したとき、ネイティブVLANで通信できないバグを修正した。

  12. スタックのスタンドアローン状態で起動したあとにスタックケーブルを接続することでスタックを構成したとき、リンクアグリゲーションの設定が動作に反映されないことがあるバグを修正した。

  13. プライマリIPアドレスと同じセグメントのAlias IPアドレスが設定されているとき、プライマリIPアドレスをSender IP addressとするARPパケットを受信すると不正なARPエントリが生成され、自機を端点とする通信が一時的に行えなくなるバグを修正した。

  14. password-encryptionがdisableで、SSHサーバーへログインするとき、パスワードの先頭8文字が一致すればログインできるバグを修正した。

  15. ポート認証で、ダイナミックVLANが有効な認証ポートに接続されたL2MSスレーブ機器をL2MSスレーブとして認識できなくなることがあるバグを修正した。

  16. ポート認証の802.1X認証の設定があるとき、接続されているL2MSスレーブが一時的にDetect Downすることがあるバグを修正した。

  17. switchport modeコマンドでtrunkモードからaccessモードに変更した物理インターフェースにLACPリンクアグリゲーションを設定しても論理インターフェースに所属されないバグを修正した。

  18. 特定の手順で設定を行うと、プライベートVLANでisolatedに設定しているポート間で通信が行えるバグを修正した。

  19. スタックケーブルの抜き差しを行うと、ミラーリングの設定が変更されることがあるバグを修正した。

  20. 以下の条件を満たすポートをトランクポートに変更できるバグを修正した。

  21. 温度の異常が発生したときに、POWER LEDが橙色に点灯しないことがあるバグを修正した。

  22. 以下の条件を両方満たすとき、L2MSスレーブになっても自動的にDHCPクライアントの設定が行われないバグを修正した。

  23. LLDPによるDante最適設定で、フロー制御有効のTLVを複数回受信したとき、正しく設定に反映されないバグを修正した。

  24. スケジュール機能で、cli-commandコマンドによってcopy tech-support sdのみが実行されたとき、以下のログが出力されないバグを修正した。
    [SCHEDULE]:inf: ID:X command is done

  25. 静的経路が設定されているときにスタンドアローン状態から初めてスタックを構成すると、自機を端点とする通信で静的経路設定が適用されないバグを修正した。

  26. スタック構成時の以下のバグを修正した。

  27. RADIUSサーバー機能で、IPアドレスが設定されていて、なおかつリンクダウンしているVLANインターフェースが存在すると、認証に失敗することがあるバグを修正した。

  28. RADIUSサーバー機能で、CSVファイルをインポートするときに削除対象となるユーザーのクライアント証明書ファイルが削除されずに残ってしまい、全証明書をダウンロードするときにZIPファイルに含まれるバグを修正した。

  29. スタック構成時でRADIUSサーバーが動作しているとき、マスタースイッチが再起動するとRADIUSサーバーによる認証が行えなくなるバグを修正した。

  30. SFP+ポートの通信速度を変更したとき、show interfaceコマンドの通信速度情報が更新されないバグを修正した。

  31. スタック構成で、論理インターフェースに所属しているLAN/SFPポートにポート認証の設定ができるバグを修正した。

  32. シャットダウンされていない物理インターフェースで以下のコマンドが実行できるバグを修正した。

  33. show l2ms detailコマンドで無線APの5GHz帯に接続されている端末のFrequency表示にインターフェースが表示されないバグを修正した。

  34. ループ検出が有効なとき、show loop-detectでスパニングツリーのForwardingポートに(*)が表示されないバグを修正した。

  35. show processコマンドの誤記を修正した。

  36. 以下の条件で、エラーログが出力されることがあるバグを修正した。

  37. L2MSマスターとして動作しているとき、L2MSスレーブの温度異常による給電停止/温度異常解消による給電停止解除時のシスログの誤記を修正した。

  38. L2MSマスターとして動作しているとき、LANマップとHTTP Proxy機能によるL2MSスレーブのWeb GUI表示を行っている状態で、L2MSスレーブとなっているスタックマスターのスタックの状態が切り替わったときに、Web GUIへのアクセスができなくなることがあるバグを修正した

  39. IPv4の固定アドレスをリンクローカルアドレス(169.254.0.0/16)に設定すると、WebGUIでIPアドレスが表示されなくなるバグを修正した。

  40. パフォーマンス観測機能で、年をまたぐとWeb GUIのダッシュボードで過去の観測情報(DayとMonth)が表示されなくなるバグを修正した。

  41. Web GUIのLANマップで接続機器を検索するとき、Enterキーを複数回入力すると検索結果が重複して表示されるバグを修正した。

  42. 保守VLANにIPアドレスが設定されていないとき、Web GUIのLANマップで以下のバグを修正した。

  43. stack subnetコマンドでauto-ip以外の固定IPアドレス空間が設定されている状態でスタックを構成していて、なおかつL2MSスレーブとして動作しているとき、L2MSマスターの「スレーブの管理」でIPアドレスをDHCPに変更できないバグを修正した。

  44. Web GUIのLANマップのタグVLANページで、以下のバグを修正した。

  45. ヤマハ製品以外のスイッチを含む構成で、Web GUIのLANマップの一覧マップを表示すると、ツリーの表示が崩れることがあるバグを修正した。

  46. Web GUIの詳細設定の[アクセスリスト]-[アクセスリストの作成]で、制御条件に「確立された通信を対象にする」を指定しても適切な設定が反映されないバグを修正した。

  47. Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]で、HTTPサーバーとHTTPSサーバーのポート番号を一度に入れ替えようとするとエラーになるバグを修正した。

  48. 一般ユーザーで、Web GUIのヘルプのダッシュボードの「各ガジェットについて」が開けないバグを修正した。

  49. Web GUIのヘルプの誤記を修正した。


■更新履歴

Jul. 2021, Rev.2.05.07 リリース

以上