http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.01.02/relnote_01_02_13.html Revision : 1.02.13 Release : Nov. 2023, ヤマハ株式会社 Rev.1.02.13 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SWX2210 Rev.1.02.12 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■脆弱性対応 [1] OpenSSLの以下の脆弱性対応を行った。 - CVE-2023-2650(JPCERT/CC JVNVU#94584169) ■機能追加 [1] スケジューリング方式の絶対優先(SP)に対応した。 また、スケジューリング方式を設定するコマンドを追加した。 - qos scheduling [2] Web GUIの詳細設定の[トラフィック制御]-[QoS]で、スケジューリング方式を設定で きるようにした。 [3] Web GUIのヘルプの[全般]-[License]を追加した。 ■仕様変更 [1] Web GUIの管理の[保守]-[ファームウェアの更新]-[ネットワーク経由でファームウェ アを更新]で、ソフトウェアライセンス利用規約を外部のヤマハWebサイトで確認する 形式に変更した。 [2] 以下の用語を変更した。 - L2MS: マスター(Master)/スレーブ(Slave)→ マネージャー(Manager)/エージェント(Agent) ヤマハネットワーク製品における今回の用語変更の詳細については、以下のURLをご 覧ください。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/notice/terms/terms-change.html ■バグ修正 [1] 不正なARPパケットを受信したとき、リブートすることがあるバグを修正した。 [2] Web GUIを操作するとメモリーリークが発生し、メモリーリークが蓄積することで CONFIGを表示できなかったり、設定を保存できなかったりすることがあるバグを修正 した。 [3] 不正なLLDPフレームを受信したとき、メモリーリークすることがあるバグを修正した。 [4] スケジュール機能でコマンド実行をスケジューリングしているとき、稀に実行タイミ ングでコマンドが実行されなかったり、実行ログが重複して表示されたりすることが あるバグを修正した。 [5] 1時間おきにSYSLOGがROMに保存されるタイミングで、稀に最後に出力された1行分の ログが削除されることがあるバグを修正した。 [6] リンクアグリゲーションの論理インターフェースに所属するポートのうち、最若番 のポートをリンクダウンさせると、YMPIフレームが転送されないバグを修正した。 [7] IPアドレスをDHCPに設定している状態で起動したとき、IPアドレスをDHCPで取得する か、AutoIPに切り替わるまでの間、IPアドレスが192.168.100.240/24で動作するバグ を修正した。 [8] IPv6を有効にしたVLANインターフェースを無効にして再度有効にすると、ICMPv6によ る疎通ができなくなるバグを修正した。 [9] dns-clientコマンドを削除または無効に設定した後再起動すると、起動後に dns-client enableコマンドが自動的に設定されるバグを修正した。 [10] DNSによる名前解決を行うとき、FQDN形式でないホスト名のみで名前解決ができない バグを修正した。 [11] mac-address-table staticコマンドのユニキャストMACアドレスエントリーを削除す るとき、コマンドの設定とは異なるポートを指定した場合でも、コマンドが削除さ れるバグを修正した。 [12] clear mac-address-table dynamicコマンドで、論理インターフェースを指定したと き、MACアドレスエントリーが削除されないバグを修正した。 [13] clear mac-address-table dynamicコマンドで、MACアドレスを指定したとき、MACア ドレスの後にさらにパラメーターを入力してもエラーにならないバグを修正した。 [14] アクセスリストをポートに適用している状態で、別のアクセスリストの制御条件の 設定を変更したとき、CLIからそのポートに適用されたアクセスリストを削除でき ないバグを修正した。 [15] ip igmp snooping mrouter interfaceコマンドで、静的マルチキャストルーターポ ートとして使用中のポートの所属VLANを変更したとき、静的マルチキャストルータ ーポートの設定が自動的に削除されないバグを修正した。 [16] QoSが無効のとき、リマーキングが設定されているとリマーキングが動作するバグ を修正した。 [17] SNMPで、静的MACアドレスエントリーのdot1qTpFdbStatusを取得したとき、不正な値 が取得されるバグを修正した。 [18] SNMPで、転送設定がdiscardになっている静的MACアドレスエントリーの dot1dStaticAllowedToGoToを取得したとき、不正な値が取得されるバグを修正した。 [19] snmp-server accessコマンドで、IPアドレスとコミュニティーを指定して設定した あと、同じIPアドレスと別のコミュニティーで設定を追加できないバグを修正した。 [20] CLIの特権EXECモードで、「e」と入力してEnterキーを押すと、「e」から始まる複 数のコマンド候補があるにも関わらずexitコマンドが実行されるバグを修正した。 [21] 以下のコマンドのコマンドヘルプおよびエラーメッセージの誤記を修正した。 - clear mac-address-table dynamic interface - ip route - mac-address-table static [22] Web GUIのダッシュボードで、グラフ描画するガジェットのグラフが、5秒に1度表示 が乱れるバグを修正した。 Rev.1.02.10以降で発生する。 [23] Web GUIの詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]で、VLAN名に「>」か「<」が使用されてい るとき、VLAN名が正しく表示されないバグを修正した。 [24] Web GUIの詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]で、アクセスVLANにデフォルトVLAN以外の VLANが設定されているとき、動作モードを「トランク」に切り替えると、ネイティ ブVLANの値にアクセスVLANの値が自動で引き継がれるバグを修正した。 [25] Web GUIの詳細設定の[トラフィック制御]-[アクセスリスト]-[アクセスリストの作 成]で、制御条件の設定ダイアログでIPv6アドレスを「::」の省略を使わずに入力し たとき、不正なIPv6アドレスに自動変換されることがあるバグを修正した。 [26] Web GUIの詳細設定の[SNMP]-[SNMPv3 ユーザー]で、SNMPv3ユーザーの設定を初期状 態に戻しても、startup-configに自動的に保存されないバグを修正した。 [27] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]で、SNMPコミュニティーに 紐づいた複数のアクセス制御条件が存在するとき、一つのアクセス制御条件を削除 すると、他のアクセス制御条件のSNMPコミュニティーとの紐づけも削除されるバグ を修正した。 [28] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]で、各種サーバーのポート 番号を変更したあと、各種サーバーを無効化して再度設定ページを開くと、デフォ ルトのポート番号ではなく、無効化前のポート番号が表示されるバグを修正した。 [29] Web GUIの管理の[保守]-[ファームウェアの更新]-[PCからファームウェアを更新] で、不正なファームウェアファイルを選択して実行し、エラーメッセージが表示さ れている状態でEnterキーを押すと、再びファームウェア更新処理が実行されるバグ を修正した。 [30] Web GUIの以下のページで、表示内容および表示メッセージの誤記を修正した。 - ダッシュボードの[リソース情報(グラフ)]ガジェット - 詳細設定の[トラフィック制御]-[ストーム制御]-[ストーム制御] - 管理の[スケジュール実行]-[スケジュールテンプレートの設定] - 管理の[保守]-[ファームウェアの更新]-[ネットワーク経由でファームウェアを更新] - ヘルプのダッシュボードの[ダッシュボードについて] - ヘルプの管理-[アクセス管理]-[ユーザーの設定]-[パスワードの設定] [31] L2MSマネージャーのLANマップからHTTPプロキシーで本機のWeb GUIにアクセスした とき、Web GUIを開けないことがあるバグを修正した。 [32] L2MSマネージャーのLANマップで、リンクアグリゲーションを設定するとき、論理 インターフェースから除外するポートの設定が、新規追加するポートの設定と異な るとエラーになるバグを修正した。 [33] L2MSマネージャーのLANマップで、本機のMACアドレステーブルに、同一ポートかつ 異なるVLANのMACアドレスエントリーが複数登録されているとき、本機に接続されて いる端末が一部表示されないバグを修正した。 [34] L2MSマネージャーのLANマップで、本機でループを検出したポート配下に接続されて いるL2MSエージェントが表示されなくなるバグを修正した。 [35] L2MSマネージャーのLANマップで、本機のCONFIGを取得したときに表示されるSYSLOG メッセージの誤記を修正した。 ■更新履歴 Nov. 2023, Rev.1.02.13 リリース 以上