http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.01.00/relnote_01_00_07.html
Revision : 01.00.07
Release : Feb. 2013, ヤマハ株式会社

SWX2200 Rev.1.00.07 リリースノート


SWX2200 Rev.1.00.04 からの変更点


■機能追加

  1. スイッチ制御機能で、LANケーブル二重化機能を追加した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/lan_duplication.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. スイッチ制御機能で、ループ検出機能を強化した。

    スイッチ制御パケットによるループ検出機能を追加した。
    この機能により、ヤマハスイッチの配下に接続されたハブやスイッチでループが発生した場合に、 それらの機器が接続されているヤマハスイッチのポート上でループを検出することができる。

    ただし、ネットワーク構成や環境、設定内容によって、ループを検出できないことがある。 例えば、ヤマハスイッチ配下のハブやスイッチにて輻輳等が発生し、スイッチ制御パケットが転送されない場合は、 ループを検出できないことがある。

    この機能に対応するルーター/ファイアウォールで以下のコマンドを用いて設定する。

    ○スイッチ制御パケットを用いたループ検出を行うか否かの設定

    [書式]
    switch control function set loopdetect-use-control-packet mode
    no switch control function set loopdetect-use-control-packet
    switch control function get loopdetect-use-control-packet [switch]
    [設定値と初期値]
    • mode
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 制御パケットによるループ検出を行う
        off 制御パケットによるループ検出を行わない
      • [初期値] : on
    • switch
      • [設定値] :
        • MACアドレス
        • 経路
      • [初期値] : -
    [説明]
    スイッチ制御パケットを用いたループ検出を行うか否かを設定する。
    本機能をonに設定すると、スイッチ自身が送信した制御パケットを受信した場合にループが発生したと判断する。
    [ノート]
    スイッチ配下のハブやスイッチにて輻輳等が発生し、制御パケットが転送されな い場合は、ループを検出できないことがある。

  3. スイッチ制御機能で、ポートブロッキング機能を追加した。

    ポート毎にスイッチ制御パケット、データパケットを遮断できる。これにより、スイッチを制御できるポートを限定できる。

    この機能に対応するルーター/ファイアウォールで以下のコマンドを用いて設定する。

    ○スイッチ制御パケットを遮断するか否かの設定

    [書式]
    switch control function set port-blocking-control-packet port mode
    no switch control function set port-blocking-control-packet port
    switch control function get port-blocking-control-packet port [switch]
    [設定値及び初期値]
    • port
      • [設定値] : ポート番号
    • mode
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 制御パケットを遮断する
        off 制御パケットを遮断しない
      • [初期値] : off
    • switch
      • [設定値] : スイッチ
        • MACアドレス
        • 経路
      • [初期値] : -
    [説明]
    スイッチ制御パケットを遮断するか否かを設定する。
    本機能をonに設定すると、当該ポートでスイッチを制御するための通信が行われなくなる。

    ○スイッチ制御パケット以外のデータパケットを遮断するか否かの設定

    [書式]
    switch control function set port-blocking-data-packet port mode
    no switch control function set port-blocking-data-packet port
    switch control function get port-blocking-data-packet port [switch]
    [設定値及び初期値]
    • port
      • [設定値] : ポート番号
    • mode
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on データパケットを遮断する
        off データパケットを遮断しない
      • [初期値] : off
    • switch
      • [設定値] : スイッチ
        • MACアドレス
        • 経路
      • [初期値] : -
    [説明]
    スイッチ制御パケット以外のデータパケットを遮断するか否かを設定する。
    本機能をonに設定すると、当該ポートでスイッチを制御するための通信以外のデータ通信が行われなくなる。

■仕様変更

  1. 送信元MACアドレスが00:00:00:00:00:00であるパケットを転送できるようにした。

■バグ修正

  1. 以下の手順で操作した場合にVLANのタグがついたパケットが送受信できなくなるバグを修正した。

    1. 同一のVLAN IDを複数のVLAN登録番号に対して設定する
    2. 1つのポートに1. のVLAN登録番号でタグVLANを複数設定する
    3. 2. のうちの1つの設定を削除する

  2. ループ検出機能によってポートがリンクダウンした後に、スイッチがルーターの管理下から外れると、 再度ルーターからスイッチを制御できなくなることがあるバグを修正した。

  3. ループ検出機能によってリンクダウンしたポートに対して以下のコマンドを実行すると、 当該ポートがリンクアップしてしまうバグを修正した。


  4. ループ検出機能でループを検出した後に自動復帰する設定の場合に設定されている復帰時間が経過しても、 ポートがリンクアップしないことがあるバグを修正した。

  5. ルーターとの同期処理中にルーターや他のヤマハスイッチが接続されているポートがリンクダウンすると、 ルーターからスイッチを制御できなくなることがあるバグを修正した。

  6. 起動後に初めてルーターと接続されたとき、不要な同期処理が行われることがあるバグを修正した。

■更新履歴

Feb. 2013,   Rev.1.00.07 リリース

以上