http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.24.00/relnote_24_00_02.html Revision : 24.00.02 Release : Feb. 2023, ヤマハ株式会社 Rev.24.00.02リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ファームウェアのリビジョンアップを行う前に必ずお読みください ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・Rev.24.00.01のファームウェアからリビジョンアップを行う際には以下の点にご注意  ください。  自動チャンネル変更機能で、チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲で「モ  デル毎の推奨値」を選択できるようにしたRev.24.00.02のファームウェアへリビジョン  アップした後にコンフィグを表示させると、リビジョンアップ前のコンフィグに関わら  ず、自動チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲のコンフィグが以下のよう  に表示されます。 airlink channel range default airlink channel range dfs default  リビジョンアップ前に自動チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲のコンフィ  グを規定値から変更していなければ、所望の動作をするので特に問題はありませんが、  規定値から変更していた場合は、元のコンフィグが失われてしまいます。  次の対応方法についての説明をお読みいただき、状況に応じてご対応をお願いします。  対応方法:  ・自動チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲のコンフィグを既定値から変   更していなかった場合  - 既定値で動作していることに変わりはありませんので、特に何か対応する必要はあ りません。  ・自動チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲のコンフィグを既定値から変   更していた場合   - 動作上はリビジョンアップ以前のコンフィグの通り動きをしていますが、コンフィ グの表記上は以前のコンフィグに戻せなくなっているため、誠に恐れ入りますが、 Web GUIから再設定を行ってください。  - もしリビジョンアップ以前のコンフィグのバックアップがあれば、それをインポー    トすることでも以前のコンフィグに戻すことができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX222 Rev.24.00.01 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] クラスター管理機能で、クラスター内のAPを最大128台まで管理できるようにした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/cluster.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] クラスター管理機能で、クラスター内の任意のAPをリーダーAPとして優先的に選出す るよう指定できる機能を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/cluster.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [3] フォロワーAPのL2MSエージェント機能を無効にする機能を追加した。クラスター内の APがL2MSエージェントの推奨管理台数を超過するときに使用する。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/l2ms-agent.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [4] クラスター管理機能で、同一L2ネットワーク内にクラスターバージョンの異なるAPが 存在するとき、Web GUIにファームウェア更新時の手順を示す注意メッセージ表示を 追加した。 [5] クラスター管理機能で、同一クラスター内に仮想コントローラーがサポートする機能 と差異があるファームウェアを搭載したAPが存在するとき、仮想コントローラーの Web GUIのメッセージボード内に最新のファームウェアの確認を促す情報メッセージ 表示を追加した。 [6] ロギング機能で、DHCPサーバー/リレーエージェントのログメッセージに<5308>〜 <5324>を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/log_reference.html#53 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [7] ロギング機能で、システムのログメッセージに<5133>〜<5134>を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/log_reference.html#51 [8] 接続済み無線端末が他のAPに接続したとき、当該APから自動的に切断するか否かの設 定を追加した。仮想コントローラーのWeb GUIの[無線設定]-[基本無線設定]-[自動切 断]で設定できる。 [9] WLX212の個別設定に無線LANの使用場所の設定を追加した。仮想コントローラーのWeb GUIの[無線設定]-[個別]-[詳細設定]-[基本無線設定へ]-[無線LANの使用場所]で設定 できる。 ■仕様変更 [1] 自動チャンネル変更機能で、チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲で「 モデル毎の推奨値」を選択できるようにした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx222/chauto.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] 仮想コントローラーのWeb GUIで、仮想コントローラーのIPアドレスを変更して設定 送信したとき、自動的にリダイレクトしないようにした。 [3] Web GUIの以下のページで、ヤマハWebサイト上のソフトウェアライセンス利用規約の 内容を外部リンクで開くようにした。 - 仮想コントローラーのWeb GUIの[保守]-[ファームウェア更新]-[Webサイトから取 得する]-[Webサイトから更新する]で「実行」ボタンを押したとき - APのWeb GUIの[保守]-[ファームウェア更新]-[Webサイトから取得する]-[Webサイ トから更新する]で「実行」ボタンを押したとき [4] show config optimizationコマンドのmac_addressパラメーターの設定値を、以下の ようにコロン無しで指定できるようにした。 - show config optimization xx:xx:xx:xx:xx:xx (xは十六進数) ■バグ修正 [1] MACアドレスフィルタリング機能で、5GHzモジュールのDFSチャンネルを変更するよう 設定を変更し設定送信した直後、短時間のうちに再度設定送信を行ったとき、MACア ドレスフィルタリングが正しく動作しなくなることがあるバグを修正した。 [2] クラスター管理機能で、以下の操作ができなくなることがあるバグを修正した。 - リーダーAPからフォロワーAPの情報を参照する - リーダーAPからフォロワーAPの設定を変更する [3] クラスター管理機能の機器交換で、内蔵RADIUSサーバーを使用している状態で交換先 APがリーダーAPになったとき、RADIUS認証に失敗するバグを修正した。 [4] クラスター管理機能で、内蔵RADIUSサーバーを使用している状態でリーダーAPを変更 したとき、Windows端末の無線LANプロファイルを削除したあとリーダーAPに接続しよ うとした場合に、RADIUS認証に失敗するバグを修正した。 [5] クラスター管理機能で、内蔵RADIUSサーバーで証明書を発行している状態でリーダー APを変更したとき、RADIUS認証に失敗することがあるバグを修正した。 [6] クラスター管理機能で、フォロワーAPが10台以上存在するかつ内蔵RADIUSサーバーを 使用している状態でリーダーAPを変更したとき、RADIUS認証に失敗することがあるバ グを修正した。 [7] クラスター管理機能で、リーダーAPの変更や設定変更を行ったとき、内蔵RADIUSサー バーに登録している情報が消失することがあるバグを修正した。 [8] クラスター管理機能で、リーダーAPを変更したとき、内蔵RADIUSサーバーの発行済み でダウンロード済みまたはダウンロード期限切れの証明書に対して、仮想コントロー ラーのWeb GUIの[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[RADIUSユーザー情報/クライアント 証明書の管理]-[ユーザー一覧]-[証明書詳細]-[証明書]の「ダウンロード」ボタンか らダウンロードが実行できるバグを修正した。 [9] クラスター管理機能で、稼働時間が最も長いAPがリーダーAPにならないことがあるバ グを修正した。 [10] クラスター管理機能で、フォロワーAPにコンフィグを送信すると"wlan-controller vap-group"の設定行がフォロワーAPに反映しないことがあるバグを修正した。 [11] VAPグルーピング機能を使用しているときクラスター動作モードを自動構成からスタ   ンドアローンに変更した場合に個別設定を削除しないバグを修正した。 [12] 外部RADIUSサーバーを使用して認証をするとき、外部RADIUSサーバーから"Session -Timeout"と"Termination-Action"のアトリビュートの値を指定されない場合に、36 00秒後に無線端末を切断しないバグを修正した。 [13] RADIUSサーバー機能で、工場出荷状態で起動し証明書の発行準備が完了する前に、 RADIUSユーザーの管理ページで証明書を発行するとその後ページが開けなくなるバグ を修正した。 [14] ロギング機能で、APのWeb GUIからログのクリアを実行した後、ログを際限なく保存 することがあるバグを修正した。 [15] 無線LAN見える化ツールを使用しているとき、リブートする可能性を排除した。 [16] DHCPサーバー機能で、DHCPサーバーがDHCP Declineパケットを大量に受信したとき、 DHCPサーバーが停止することがあるバグを修正した。 [17] 設定送信を短時間のうちに複数回実行したとき、空または壊れた設定がフォロワーA Pに送信されることがあるバグを修正した。 [18] Radio Optimization機能を使用していない状態で、Radio Optimization機能とは無 関係の任意の設定を変更して設定送信したとき、SYSLOGで5分毎に不要なエラーログ を出力し続けるバグを修正した。 [19] Radio Optimization機能を「使用する」にして設定送信したとき、SYSLOGで不要な エラーログを出力することがあるバグを修正した。 [20] APに接続している無線端末から、その端末とは異なるVLANに所属する端末に対して、 無線LAN経由でWindowsファイル共有が使用できないバグを修正した。 [21] APのWeb GUIの[保守]-[レポート出力]の「実行」ボタンでレポートファイルの出力 を実行したあと、レポートファイルの出力を待たずに他のページに移動したとき、 初期化するまで「実行」ボタンが無効のままになることがあるバグを修正した。 [22] MACアドレスフィルタリング機能で、「CSVファイルへエクスポート」を実行した後 に「設定」ボタンを押すと再びCSVファイルをエクスポートするバグを修正した。 [23] RADIUSサーバー機能で、証明書の有効期限を不当な形式(yyyy/mm/dd 以外)で入力を したとき、中身が空の証明書を発行するバグを修正した。 [24] クラスター管理機能で、以下の操作をすると、リーダーAP優先選出機能でWDSブリッ ジに設定されたWLX413を選択できるバグを修正した。    1. クラスターに参加していたWLX413を一度クラスターから外し初期化を行う 2. もう一台のWLX413とWDSブリッジを構成する 3. 再び同じクラスターに参加する [25] クラスター管理機能で、リーダーAPが変更されたあと、設定送信をしたときにフォ ロワーAPからアクセスが拒否されることがあるバグを修正した。 [26] クラスター管理機能で、WDSブリッジの構成をしたWLX413と本製品がクラスター構成 をしているときに、設置場所が設定されていないと、不正な文字列が設置場所とし て表示するバグ修正した。 [27] MACアドレスフィルタリング機能で、コメント欄に入力された情報が、エクスポート したCSVファイルで空欄となるバグを修正した。 [28] 仮想コントローラーのWeb GUIの[基本設定]-[クラスター設定]-[仮想コントローラ ーとクラスターAPの共通ネットワーク設定] の「Proxyサーバーのアドレス」で、ホ スト名のURLを設定したあと、[保守]-[ファームウェア更新]ページを開くと「Proxy サーバーのアドレス」のホスト名のURLの表記が小文字から大文字に書き換わること があるバグを修正した。 [29] 設定のリストアを実行すると設定元のAPの名称と異なる名称を設定することがある バグを修正した。 [30] メール通知機能で、SMTPサーバーアドレスが全角で入力できるバグを修正した。 [31] 有線LANポートで、サポートしていない"10BASE-T"でリンクアップすることがあるバ グを修正した。 [32] CLIで管理パスワードを設定したあとに、仮想コントローラーのWeb GUIにアクセス すると「管理形態ダイアログ」が表示されるバグを修正した。 [33] 工場出荷状態で、CLIから33文字以上の管理パスワードを設定しようしたとき表示す るエラーメッセージの誤記を修正した。 [34] APのWeb GUIの[2.4GHz 接続端末一覧]のページで無線モードとチャンネル幅に誤っ た情報を表示することがあるバグを修正した。 [35] ロギング機能で、フォロワーAPでファームウェア更新を行ったとき、ファームウェ ア更新直前の正時からファームウェア更新直後までのログメッセージが消失するバ グを修正した。 [36] ロギング機能で、DHCPサーバー機能のログメッセージ<5305>の誤記を修正した。 [37] 無線LAN見える化ツールの端末一覧表示で、誤った無線モードを表示するバグを修正 した。 [38] 無線LAN見える化ツールの無線LAN情報で、コメント表示欄に常に「使用しているチ ャンネルの電波状況が悪化しています。」と表示するバグを修正した。 [39] 仮想コントローラーのWeb GUIで、[拡張機能]-[メール通知]-[通知]-「追加」ボタ ンを押したときに表示するエラーメッセージの誤記を修正した。 [40] 仮想コントローラーのWeb GUIの[無線設定]-[共通]-[WDSブリッジ]-[WDSブリッジAP 一覧]で、WDSブリッジ接続しているAPがないときの表示の誤記を修正した。 [41] 工場出荷状態から管理パスワードを初めて設定したとき、仮想コントローラーのWeb GUIで"ただ今、設定を変更しています....."と表示している最中に「ヘルプ」ボタ ンと「閉じる」ボタンを表示するバグを修正した。 [42] APのWeb GUIの[保守]-[システム/ステータス情報]-[クラスター情報]で「動作モー ド」の項目を表示しないバグを修正した。 [43] APのWeb GUIの[保守]-[ログ(Syslog)]で、Radio Optimization機能が有効なAPがク ラスター内に存在するとき、不要な情報メッセージを表示するバグを修正した。 [44] APのWeb GUIの[無線LAN見える化ツール]で、ヘルプページの誤記を修正した。 [45] CLIで、schedule atコマンドのヘルプの誤記を修正した。 ■更新履歴 Feb. 2023, Rev.24.00.02 リリース Sep. 2023, 「ファームウェアのリビジョンアップを行う前に必ずお読みください」に  チャンネル選択範囲およびDFSチャンネル選択範囲のコンフィグに関する注意事項を追記 以上