http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.18.00/relnote_18_00_11.html
Revision : 18.00.11
Release : Nov. 2020, ヤマハ株式会社

Rev.18.00.11リリースノート


WLX313 Rev.18.00.09 からの変更点


■脆弱性対応

  1. Linux Kernelの以下の脆弱性対応を行った。

■機能追加

  1. Wi-Fiセキュリティ規格「WPA3」、「Enhanced Open」に対応した。

    以下のドキュメントをよくお読みになって、ご利用ください。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx313/wpa3.html

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx313/enhanced_open.html

■仕様変更

  1. RADIUS認証をするとき、アクセスポイントが送信するパケットのNAS-Identifierアトリビュートに以下のルールに従う情報を設定するようにした。

  2. SNMPエージェント機能でSNMPv2c、SNMPv3に対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx313/snmp.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

■バグ修正

  1. 無線クライアントが接続切断を繰り返していると、リブートすることがあるバグを修正した

  2. メール通知機能によるメール送信時に、メモリ不足に陥りリブートすることがあるバグを修正した。

  3. TelnetでWLX313にログインし"http revision-up go"を実行したとき、ファームウェア書き込み完了前にログインタイマー満了によりTelnet接続が切断されると、ファームウェア書き込みが失敗することがあるバグを修正した。

  4. Fast DFS機能が有効でレーダー検出などの要因でDFSの候補チャンネルが無いとき、"LAN-無線 連動機能"により無線インターフェースが無効から有効に切り替わるとオープン認証のVAPが動作してしまうバグを修正した。

  5. 2つ以上のVAPでバンドステアリング機能を有効にしていると、WDSリピーター機能やWDSブリッジ機能の接続が行えないバグを修正した。

  6. Web GUIの[管理機能]-[アクセス管理]で設定をクリックした後、GUIやCLIが停止することがあるバグを修正した。

  7. 認証方式にWPA3-SAEを使用していると、MACアドレスフィルタリング機能が動作しないバグを修正した。

  8. WLX402から制御されているとき、WLX402の無線LAN見える化ツールで"グループ内端末一覧"ページを開くと「通信でエラーが発生しました。」と表示され、情報が表示できないバグを修正した。

  9. DHCPサーバー機能でスコープの設定に関わらず、235個以上のIPアドレスが払い出しできないバグを修正した。

  10. コントローラーAPが個別設定を持つコンフィグを代替コントローラーAPに送信すると、代替コントローラーAPが持つ個別設定のチャンネル設定が不正な値になってしまうバグを修正した。代替コントローラーAPをコントローラーAPに昇格させ、設定送信すると個別設定のチャンネルが設定されず、"自動"になってしまっていた。

  11. 無線LAN見える化機能のグループ内端末表示画面で5GHzに接続した端末が表示されなくなることがあるバグを修正した。

  12. HTTPプロキシを設定した状態のときファームウェアがHTTPSサーバーに置いてあるとHTTPリビジョンアップ機能によるファームウェアダウンロードが失敗するバグを修正した。

  13. Web GUIから[無線設定]-[個別]-[詳細設定]を開き、WDSブリッジが設定されているAPの"基本無線設定"を設定すると、誤って5GHz(2)のバインドが削除されてしまうバグを修正した。

  14. キャプティブポータル機能で認証後のリダイレクトURLがHTTPを使用したページであるとき、1度目の認証を完了してもリダイレクトが正しく動作せず、再度キャプティブポータルページが開いてしまうバグを修正した

  15. セカンダリRADIUSサーバーが設定されているとき、"Interim-Updateフレーム送信間隔"の設定を行うと、不正な値が設定されてしまうバグを修正した。

  16. コントローラーAPの無線LAN見える化機能の動作モードが"ビュー"になっている状態で設定をメンバーAPに送信すると、メンバーAPの動作モードも"ビュー"になって しまうバグを修正した。無線LAN見える化機能の動作モードが"ビュー"のコンフィグを受信したとき、リストアしたときは自動的に動作モードは"低"に変更される。

  17. 無線LAN見える化ツールで無線LANインターフェースが一つも有効になっていなくてもトップページ以外のページに移動できてしまうバグを修正した。

  18. [無線設定]-[基本無線設定]で固定チャンネルを設定すると、誤って個別設定に不要な設定が追加されるバグを修正した。ただしコンフィグファイルに不要な設定が追加されるだけで、実際の動作は設定通りに行われる。

  19. 5GHz 無線IFで動作モードを11a+nに設定しているとき、個別設定で"自動チャンネル選択範囲"および"DFSチャンネル選択範囲"を初期値から変更して設定すると、設定したものとは異なるチャンネル選択範囲が表示されてしまうバグを修正した。表示は誤っているが、設定ファイルには正しい値が設定されている。

  20. 無線LAN見える化ツールの"AP詳細表示"ページで、WPA3が設定されたAPであっても認証方式にWPA2と表示されてしまうバグを修正した

  21. 無線LANインターフェースの設定変更時に、自身宛のDEAUTHフレームを送信したというログを誤って出力してしまうバグを修正した。

  22. アカウンティングサーバーが存在しない環境で、RADIUSアカウンティングを有効にしていると誤ってログメッセージ<0219>が毎秒出力されるバグを修正した。

  23. Web GUIからWLX313用ではないファイルを指定してファームウェア更新を実行したとき"無効なファイルです"のエラーメッセージが表示されないバグを修正した。ただしエラーメッセージが表示されないだけで、ファームウェア更新は失敗する。

  24. CLIで以下のとき誤ってコマンドヒストリーが削除されてしまうバグを修正した。

  25. CLIで"administrator password encrypted"によるパスワード変更後、カーソルの上キーでコマンドヒストリーから"administrator password encrypted"を呼び出した状態でCtrl+Cを入力しても、入力がキャンセルされないバグを修正した。またこの状態でEnterキーを押しコマンドを実行すると、エラーが出てコマンドの実行が失敗する。

■更新履歴

Nov. 2020, Rev.18.00.11 リリース

以上