http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.18.00/relnote_18_00_09.html Revision : 18.00.09 Release : Feb. 2020, ヤマハ株式会社 Rev.18.00.09リリースノート ================================================================================ ○必ずお読みください ================================================================================ Rev.18.00.09はRev.18.00.06にRev.18.00.07からWPA3およびEnhanced Open機能を除いた 機能を実装したファームウェアです。 そのため、リビジョンアップおよび設定のリストアについて以下の注意事項があります。 - WPA3もしくはEnhanced Open機能が有効であるVAPが含まれる本製品をRev.18.00.09に リビジョンアップすると当該VAPのセキュリティ設定は削除され、さらにVAPは無効 となります。 - WPA3もしくはEnhanced Open機能が有効であるVAPが含まれるコンフィグをRev.18.00. 09が動作している本製品にリストアすると当該VAPのセキュリティ設定は削除され、 さらにVAPは無効となります。 - WPA3およびEnhanced Open機能は次期ファームウェアで再度有効にされる予定です。 Rev.18.00.07よりRev.18.00.09にリビジョンアップされるときは、Rev.18.00.07で バックアップファイルを取得しておくことをおすすめします。 ================================================================================ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX313 Rev.18.00.06 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] キャプティブポータル機能に対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx313/captive_portal.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] 無線機能で、フレームアグリゲーションを無効化できるようにした。 Web設定画面の[無線設定]-[2GHz/5GHz(1)/5GHz(2)詳細]の[アグリゲーション]で[無 効にする]により設定できる。 [3] Web設定画面の[保守]-[ログ(Syslog)]で、ログの表示順序を記録時刻の昇順または降 順に切り替えられるようにした。 [4] HTTPリビジョンアップ機能で、HTTPプロキシに対応した。 Web設定画面の[基本設定]-[Proxy設定]により設定できる。 ■仕様変更 [1] RADIUSサーバー機能で、EAP-TLS認証方式を使用するとき、Windowsのコンピューター 認証を使用するか否かを選択できるようにした。 Web設定画面の[機能拡張]-[RADIUSサーバー]の[EAP-TLSを使用したコンピューター認 証]により設定できる。 [2] レポートファイルに以下の情報を追加した。 - MAC認証の情報 - Member-APの状態 [3] RADIUSサーバー機能で、以下の詳細ログを出力するようにした。 - ログ番号: 5207 - ログ番号: 5208 - ログ番号: 5209 ログ番号については、ログメッセージリファレンスを参照してください。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx313/log_reference.html [4] 無線LAN見える化ツールの動作モードがビューのとき、ログデータおよび全データダ ウンロードを実行できないようにした。 ■バグ修正 [1] 無線クライアントが接続または切断したとき、リブートすることがあるバグを修正し た。特定の無線LANデバイスを搭載する無線クライアントとの接続でのみ発生する。 [2] RADIUSサーバー機能で、EAP-TLS認証方式を使用するとき、無線端末が繰り返し認証 に失敗すると、リブートすることがあるバグを修正した。 [3] Fast DFS機能を使用し、さらにレーダー検出により使用可能なチャンネルが存在しな いとき、LAN-無線連動機能で障害が復旧したことを検出するとリブートすることがあ るバグを修正した。 [4] 無線LAN見える化ツールの[レポート]-[レポートTOP]で、ログまたは全データをダウ ンロードするとき、リブートすることがあるバグを修正した。 [5] WDSブリッジの初期設定をするとき、以下の手順で操作を行うとリブートすることが あるバグを修正した。 1. WDSアクセスポイントとして設定するためにCONFIGボタンを3秒以上9秒未満長押し する 2. WDSブリッジの接続を完了しない 3. 再度CONFIGボタンを9秒以上15秒未満押し続ける [6] 無線端末がローミングを繰り返し行われると、メモリーリークが発生するバグを修正 した。 [7] インターフェース動作モードが「WDSステーション」のVAPと「vap」のVAPを同じ無 線モジュールにバインドし、その無線モジュールでチャャンネルの自動再選択が行わ れたとき、「vap」のVAPに無線クライアントが接続できなくなるバグを修正した。 [8] 無線端末がAP間をローミングしたり別のSSIDに接続したとき、以下の現象が発生する バグを修正した。 - AP間プライバシーセパレーター機能が正しく動作しない - WDSブリッジで接続しているAPのWDSステーションのLANポート側にあるAPに接続し ている無線端末が通信できない [9] 無線LAN見える化ツールで、動作モードの設定を変更したとき、保存されているスナ ップショットが消去されるバグを修正した。 [10] WDSブリッジ機能とLAN-無線連動機能を併用するとき、障害検出により無線機能が無 効化された後、障害が復旧して再び無線機能が有効化されてもWDSブリッジの接続が 切断されたまま回復しないバグを修正した。 [11] RADIUSサーバー機能で、ユーザーIDにハイフン「-」が含まれるとき、不正なクライ アント証明書が発行されるバグを修正した。 [12] RADIUSサーバー機能で、ユーザーIDにセミコロン「;」が含まれるとき、発行したク ライアント証明書をダウンロードすることができないバグを修正した。 [13] RADIUSサーバー機能で、発行したクライアント証明書をメールで送信するとき、メ ールに添付されたzipファイルを解凍できないことがあるバグを修正した。 [14] Web設定画面の[無線設定]-[共通]-[基本無線設定]-[5GHz(2)基本]で、チャンネル 幅「40」または「80」MHz、プライマリチャンネル「上側波帯」のとき、「自動」以 外のチャンネルを選択して「設定」ボタンを押すとエラーが表示され設定できない バグを修正した。 [15] 最大限に設定を行ったコンフィグをController-APからMember-APに送信もしくはリ ストアすると、設定が正しく反映されないバグを修正した。 [16] グループ内に多台数の無線端末が接続されているとき、見える化ツールのグループ 内端末表示を開くとSyntax Errorのメッセージが表示されてしまうバグを修正した。 [17] システムの再起動が行われたとき、以下の現象が発生することがあるバグを修正した。 - Syslogが保存されない - レポートファイルの[BOOT Information]に履歴が記録されない [18] ログの設定でkernel logのみONに設定すると、ログメッセージがSyslogサーバーに 送信されないバグを修正した。 [19] バンドステアリング機能がまれに動作しないことがあるバグを修正した。 [20] WPA2-PSKの認証方式とMAC認証を同時に使用する設定をしていると、Member-APがCon troller-APの内蔵RADIUSサーバーにアクセスできないバグを修正した。 [21] Web設定画面の[無線設定]-[個別]-[詳細設定]で、5GHz(2)モジュールの動作モード が誤って表示されるバグを修正した。 [22] Web設定画面の[無線設定]-[個別]-[詳細設定]-[基本無線設定]で、5GHz(2)の上側波 帯のプライマリチャンネルを正しく設定できないバグを修正した。 [23] 無線LAN見える化ツールの[端末情報]-[端末一覧表示]で[表示]ボタンを押したとき、 [端末詳細表示]が表示されないことがあるバグを修正した。 [24] 無線LAN見える化ツールの[端末情報]-[端末一覧表示]で、「信号強度(dBm)」に0を 入力して検索したとき、信号強度が0以外の端末も表示されるバグを修正した。 [25] 無線LANコントローラー機能で、Member-APをグループから削除しても、削除された APがController-APに時刻同期し続けるバグを修正した。 [26] Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]-[RADIUSユーザーのクライアント証明書送 信の設定]で、既存の設定を削除することができないバグを修正した。 [27] Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]-[通知内容]のサブジェクトにスペースを含 むコンフィグが設定されているとき、ファームウェア更新を行うと設定の表示がで きなくなるバグを修正した。 [28] 設定のリストア後に表示されるエラーメッセージの内容と設定動作が一致しないこ とがあるバグを修正した。 [29] show status airlink wdsコマンドで、不正な"Destination MAC-Address"が表示さ れるバグを修正した。 [30] show status dhcpcコマンドで、DNS serverとDefault gatewayの表示の間に不要な 記号が表示されるバグを修正した。 [31] シリアルコンソールとTELNET接続で、同時に同じshowコマンドを実行したとき、不 正な実行結果が表示されることがあるバグを修正した。 [32] Web設定画面の[基本設定]-[管理パスワード]で、管理パスワードを変更したとき、 変更後に再認証ダイアログが不当に2回開くことがあるバグを修正した。 [33] Webブラウザで無効なURLを指定したときシステム情報が表示されてしまうバグを修 正した。 [34] レポートファイルにWDSリピーターの情報が出力されていないバグを修正した。 [35] 無線LAN見える化ツールで、ログの誤記を修正した。 [36] Web設定画面のヘルプの誤記を修正した。 ■更新履歴 Feb. 2020, Rev.18.00.09 リリース 以上