http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.17.00/relnote_17_00_13.html Revision : 17.00.13 Release : Aug. 2019, ヤマハ株式会社 Rev.17.00.13リリースノート ================================================================================ ○必ずお読みください ================================================================================ コンフィグおよび発行済み証明書のデータは、失われると運用に大きな支障をきたす重要 なデータです。 それらの重要データは初回の設定時や設定変更時に必ずバックアップしていただきますよ うお願いいたします。 重要データのバックアップを行うための詳しい手順は以下のページをご参照ください。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx402/how-to-backup-data/index.html ================================================================================ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX402 Rev.17.00.12 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] 無線LANコントローラー機能で、WLX313へのWPA3とEnhanced Openの設定送信に対応し た。 ※WLX402はWPA3とEnhanced Openには対応していない。 - Web設定画面の[グループ設定]-[無線設定]-[SSID管理]-[VAP 設定]の「認証方式」 と「暗号化方式」で設定できる ●WPA3の事前認証を使用するか否かの設定 [書式] airlink wpa3 pre-auth SWITCH no airlink wpa3 pre-auth [SWITCH] [設定値及び初期値] - SWITCH - [設定値]: - on : 使用する - off : 使用しない - [初期値]:off [説明] 無線のセキュリティでWPA3-EAPを使用するとき、事前認証を使用するか否かを設定 する。 [ノート] airlink selectコマンドで無線登録情報番号を選択した場合に設定できる。 本設定はRev.18.00.07以降のWLX313に対してのみ有効。 Rev.17.00.13以降で使用可能。 ●無線のセキュリティの設定 [書式] airlink auth AUTH CRYPT no airlink auth [AUTH ...] [設定値及び初期値] - AUTH - [設定値] : 使用する認証方式を指定する - open : オープン認証(認証なし)。暗号化方式にnoneを設定 すると暗号化なし。暗号化方式にwepを設定するとWEP 暗号化。 - eopen : Wi-Fi Enhanced Openを使用する★ - open-eopen : オープン認証とWi-Fi Enhanced Openの両方に対応す る★ - shared : shared-key 認証 (共有キー認証、暗号にWEPを使用) - wpa-psk : WPA-PSK(WPAパーソナル)を使用する - wpa2-psk : WPA2-PSK(WPA2パーソナル)を使用する - wpa3-sae : WPA3-SAE(WPA3 パーソナル)を使用する★ - wpa2mixed-psk : WPA-PSK、WPA2-PSKの両方に対応する - wpa3mixed-sae-psk : WPA2-PSK、WPA3-SAEの両方に対応する★ - wpa-eap : WPA-EAP(WPAエンタープライズ)を使用する - wpa2-eap : WPA2-EAP(WPA2エンタープライズ)を使用する - wpa3-eap : WPA3-EAP(WPA3エンタープライズ)を使用する★ - wpa2mixed-eap : WPA-EAP、WPA2-EAPの両方に対応する - [初期値] : - - CRYPT - [設定値] : 使用する暗号化方式を指定する - none : 暗号化しない - wep : 暗号化方式にWEPを使用する - aes : 暗号化方式にAES(CCMP)を使用する - mixed : TKIPとAESの両方に対応する - aes-gcm-256 : 192bit 暗号を使用する★ - [初期値] : - [説明] 使用する認証方式および暗号化方式を設定する。 [ノート] airlink selectコマンド で無線登録情報番号を選択した場合に設定可能。 crypt パラメーターは auth が open の時は none または wep が設定可能。 eopen, open-eopen, wpa3-sae, wpa3mixed-sae-psk の時は aes のみ設定可能。★ shared の時は wep のみ設定可能。 wpa-psk ,wpa2-psk, wpa2mixed-psk, wpa-eap, wpa2-epa, wpa2mixed-eap の時は aes, mixed が設定可能。 wpa3-eap の時は aes, aes-gcm-256 が設定可能。★ authパラメーターの設定値 eopen, open-eopen, wpa3-sae, wpa3mixed-sae-psk, wpa3-eap とcrypt パラメーターの設定値aes-gcm-256はRev.17.00.13 以降で使用 可能。また、Rev.18.00.07以降のWLX313に対してのみ有効。★ ■仕様変更 [1] RADIUSサーバー機能で、EAP-TLS認証方式を使用するとき、Windowsのコンピューター 認証を使用するか否かを選択できるようにした。 - Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]の「EAP-TLSを使用したコンピュータ ー認証」で設定できる。 ●EAP-TLS認証方式でコンピューター認証を使用するか否かの設定 [書式] radiusd computer-auth SWITCH no radiusd computer-auth [...] [設定値及び初期値] - SWITCH - [設定値] : - on : 使用する - off : 使用しない - [初期値]:off [説明] EAP-TLS認証方式でコンピューター認証を使用するか否かを設定する。 [ノート] Rev.17.00.13 以降で使用可能。 ■バグ修正 [1] 無線LANコントローラー機能で、代替Controller-APの自動代替動作中に以下の自動制 御またはユーザー操作が行われると、その後Controller-APが復帰して自動代替動作 が解除されたとき、無線LANコントローラー機能が正しく動作しなくなるバグを修正 した。 - 自動機能が発動し、サポートAPの送信出力が変更されたとき - 災害時モード切り替え機能の切り替え操作を行ったとき [2] 無線LANコントローラー機能で、代替Controller-APが昇格したController-APから設 定送信したとき、以下の設定が反映されないバグを修正した。 [3] 無線LANコントローラー機能で、代替コントローラーに指定したMember-APに個別設定 で変更したチャンネルと送信出力を設定送信したとき、個別設定の設定が送信されず 、グループのチャンネルと送信出力が送信されるバグを修正した。 [4] Web設定画面の[グループ設定]-[無線設定]-[個別無線設定]で、設定値を既定値から 変更したとき、その変更した設定を含むグループ設定または無線構成を削除できない バグを修正した。 [5] Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]の[ユーザー管理]-[ユーザー情報管理]- [ユーザー情報]-[かんたん接続]-[かんたん接続]の「ダウンロード」ボタンで、ユー ザーIDが以下のすべてに該当するRADIUSユーザーのかんたん接続ファイルがダウンロ ードできないバグを修正した。 - ユーザーIDがダブルクォーテーション「"」で始まる - 先頭のダブルクォーテーション「"」の後、任意の文字を挟んでカンマ「,」が続く [6] Web設定画面の[グループ設定]-[無線設定]-[SSID管理]-[VAP 設定]で、「インターフ ェース動作モード」が「WDSアクセスポイント」のとき、既定の無線構成以外の無線 構成では「WDS ステーション MACアドレス」欄が表示されず設定できないバグを修正 した。 [7] RADIUSサーバー機能でエラー表示に関する以下のバグを修正した。 - radiusd userコマンドで、expireパラメーターに1979/12/31以前を指定したとき、 不当なエラーが表示される - Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]の[ユーザー管理]-[ユーザー情報管理 ]-[ユーザー情報管理]-[追加]-[ユーザー情報]で、「証明書有効期限」に1979/12/ 31以前の日付を指定したとき、不当なエラーが表示される [8] PSK(事前共有鍵)が未設定で、かつ認証方式に「WPA2-PSK」または「WPA-PSK / WPA2- PSK」が設定されているVAPがあるとき、Web設定画面の[グループ設定]-[設定送信]で 、設定送信すると不当なエラーが表示されるバグを修正した。 ■更新履歴 Aug. 2019, Rev.17.00.13 リリース 以上