http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.17.00/relnote_17_00_08.html Revision : 17.00.08 Release : Apr. 2017, ヤマハ株式会社 Rev.17.00.08リリースノート ================================================================================ ○必ずお読みください ================================================================================ Rev.17.00.08では証明書のバックアップとリストアについて以下の注意事項があります。 - 証明書のバックアップおよびリストアの仕様が変わります。そのため、Rev.17.00.08 にリビジョンアップした後にバックアップファイルを取得し直してください。 - Rev.17.00.05にて取得したバックアップファイルを使用するときは、リストアされる 証明書に対応するRADIUSユーザーが登録されていないとリストアできません。不足し ているRADIUSユーザーがあるときは、RADIUSユーザーを登録し直せばリストアできま す。 - Rev.17.00.08にて取得したバックアップファイルをRev.17.00.05で動作している本製 品にリストアしないでください。 ================================================================================ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX402 17.00.05 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■脆弱性対応 [1] OpenSSLの以下の脆弱性対応を行った - CVE-2017-3731 (JPCERT/CC JVNVU#92830136) - CVE-2016-6306 (JPCERT/CC JVNVU#98667810) - CVE-2016-6304 (JPCERT/CC JVNVU#98667810) - CVE-2016-2183 (JPCERT/CC JVNVU#98667810) - CVE-2016-2177 (JPCERT/CC JVNVU#98667810) - CVE-2016-2178 (JPCERT/CC JVNVU#98667810) ■機能追加 [1] LAN-無線 連動機能を追加した。 - Web設定画面の[基本設定]-[LANポート設定]に[LAN-無線 連動機能]を追加した。 ●LAN-無線 連動機能のIPトラッキングの設定 [書式] airlink ip track ID TYPE INTERVAL COUNT TARGET [log=SW] [length=LENGTH] no airlink ip track ID [設定値及び初期値] - ID - [設定値] : 番号(1) - [初期値] : - - TYPE - [設定値] : 種別('icmp-echo') - [初期値] : - - INTERVAL - [設定値] : 送信間隔(1 - 65535) (単位: 秒) - [初期値] : - - COUNT - [設定値] : 送信回数(1 - 100) - [初期値] : - - TARGET - [設定値] : - IP アドレス - xxx.xxx.xxx.xxx(xxx は十進数 ) - 'gateway' - [初期値] : - - SW - [設定値] : - 'on' : SYSLOG を出力する - 'off' : SYSLOG を出力しない - [初期値] : 'off' - LENGTH - [設定値] : ICMP Echo パケットの長さ (64-1500) (単位: バイト) - [初期値] : 64 [説明] LAN-無線 連動機能のIPトラッキングを設定する。 TARGETで設定した宛先IPアドレスに対するICMP Echo Requestによる疎通確認を行 い、疎通が無い場合に無線機能を無効にする。疎通が復旧すると、無線機能を有効 に戻す。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx402/lan-wlan-linkage/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] 外部アンテナの設定をMember-APに対して個別に設定するコマンドを追加した。 また、show environmentコマンドの表示項目にアンテナ設定を追加した。 Web設定画面の[管理機能]-[システム情報]の各無線情報にアンテナ設定の項目を追 加した。 ●Member-APの外部アンテナの使用設定 [書式] wlan-controller antenna external use AIRMODULE SWITCH no wlan-controller antenna external use [AIRMODULE] [SWITCH] [設定値及び初期値] - AIRMODULE - [設定値] : - module1: 無線モジュール1 - module2: 無線モジュール2 - [初期値] : - - SWITCH - [設定値] : - on : 外部アンテナを使用する - off : 外部アンテナを使用しない - [初期値] : off [説明] Member-APで使用するアンテナを外部アンテナに切り替えるかを設定する。 [ノート] wlan-controller selectコマンドでMember-APを選択した場合に設定することが可 能である。外部アンテナの使用設定がないWLX302, WLX202には反映されない。 ●機器設定の表示 [書式] show environment [説明] 以下の項目が表示される。 - システムのリビジョン - CPU、メモリの使用量 (%) - 動作しているファームウェアと設定ファイル - 内部温度の状態 - 電源の供給源 - 連携状態 - MACアドレス - シリアル番号 - 起動時刻 - 現在の時刻 - 起動からの経過時間 - 反射板の有無 - アンテナ使用設定 ★ [3] 無線ログ収集機能にログの定期収集機能を追加した。 Web設定画面の[集中管理]-[無線ログ収集]-[ログの定期収集]で設定できる。 [4] RADIUSサーバー機能で、発行済み証明書の一括ダウンロード機能を追加した。 - Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]の[全ユーザーの 最新の発行済証明書をダウンロードします]-「ダウンロード」ボタンでダウンロー ドできる。 - Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報]のチェックボックス でユーザーを選択し、「証明書ダウンロード」ボタンでダウンロードできる。 [5] クライアント証明書の発行状態を確認するコマンドを追加した。 ●クライアント証明書の発行状態を表示する [書式]  show status radiusd certificate [説明] クライアント証明書の発行状態を表示する。 ●クライアント証明書の発行状態の詳細を表示する [書式]  show status radiusd user [USER] [設定値及び初期値] - USER - [設定値] : クライアント証明書の発行状態の詳細を表示するユーザー名 - [初期値] : - [説明] クライアント証明書の発行状態の詳細を表示する。 ●クライアント証明書の失効状態の詳細を表示する [書式]  show status radiusd revoke list [USER] [設定値及び初期値] - USER - [設定値] : クライアント証明書の失効状態の詳細を表示するユーザー名 - [初期値] : - [説明] クライアント証明書の失効状態の詳細を表示する。 [6] L2MS機能と無線LANコントローラー機能を併用するとき、Member-APのL2MS機能を制限 するか否かの設定を追加した。 - Web設定画面の[グループ設定]-[グループ 1]-[AP情報設定]にL2MS制限機能の設定 項目を追加した。 ●Member-APのL2MS機能を制限するか否かの設定 [書式]  wlan-controller l2ms restriction MODE no wlan-controller l2ms restriction [MODE] [設定値および初期値] - MODE - [設定値] : - legacy : Member-APが16台以上のときに制限する - on : 制限する - off : 制限しない - [初期値] : legacy [説明] legacyはMember-APが16台未満のときに、コントローラー(ルーター、スイッチ)の LANマップに表示される。 onはController-APのみがLANマップに表示される。 offはController-APを含む全てのAPがLANマップに表示される。 代替Controller-APは制限の対象ではない。 [ノート] 本コマンドは、無線LANコントローラー機能とL2MS機能を併用したときに、スレー ブの数がL2MSのコントローラーの最大制御台数を超えてしまい、LANマップに表示 されなくなってしまうことを防ぐために使用する。ただし、LANマップに実際に表 示されるスレーブの数はコントローラーの仕様に依存する。 本コマンドは、Controller-APから設定を送信したとき、代替Controller-APにのみ 送信される。 [7] 本製品にPoE給電している機器の給電能力を15Wと検出したとき、Web設定画面の全 ての画面に注意メッセージを表示するようにした。 ■仕様変更 [1] RADIUSサーバー機能で、 最大登録ユーザー数を200から2000に増やした。 ●RADIUSサーバーで認証するユーザーの設定 [書式] radiusd user user password [macaddress=macaddress] [ssid=ssid] [name= name] [mailaddress=mailaddress] [comment=comment] [auth=auth] [expire= expire] no radiusd user user [...] [設定値及び初期値] - user - [設定値] : ユーザーID(3文字以上32文字以下) - [初期値] : - - password - [設定値] : パスワード(最大32文字) - [初期値] : - - macaddress - [設定値] : ユーザーのMACアドレス。EAP-PEAP認証方式での接続元MACアド レスを限定する。 - [初期値] : - - ssid - [設定値] : 接続先SSID - [初期値] : - - name - [設定値] : ユーザー名(32文字以内) - [初期値] : - - mailaddress - [設定値] : クライアント証明書の配布先(最大256文字) - [初期値] : - - comment - [設定値] : コメント(最大32文字) - [初期値] : - - auth - [設定値] : - 認証方式を設定する - eap-tls:EAP-TLS 認証方式を使用する - peap:EAP-PEAP 認証方式を使用する - [初期値] : eap-tls - expire - [設定値] : クライアント証明書の有効期限を設定する(西暦 年/月/日) - [初期値] : 2036/12/31 [説明] RADIUS サーバーで認証するユーザーを登録する。 ユーザーは 2000 件まで登録可能である。★ [ノート] EAP-PEAP認証方式のuserに設定可能な文字種別はUS-ASCIIのうち印刷可能文字。 ただし\(backslash)、[、]を除く。 EAP-TLS認証方式のuserに設定可能な文字種別はUS-ASCIIのうち印刷可能文字。 ただし\(backslash)、[、]、/、' '(スペース)を除く。 passwordに設定可能な文字種別はUS-ASCIIのうち印刷可能文字。ただし \(backslash)、[、]を除く。 またuserにはDEFAULTという文字列は設定できない。 有効期限の指定値は、EAP-TLS方式の時のみ有効となる。 [2] 無線LAN見える化ツールの[グループ内端末一覧]で、WLX202に接続されている端 末の情報も取得できるようにした。 ただし、以下の情報のみ参照できる。 - MACアドレス - 方式 - 伝送速度 - 信号強度 [3] Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]で、設定のリストア時の注意 事項を追記した。 [4] 一括リビジョンアップ機能でリビジョンダウンもできるようにした。 - Web設定画面の[集中管理]-[Webサイトから更新する]-[Webサイトから更新]と [PC上のファイルから更新する]の[リビジョンアップのみを許可する]チェックボッ クスで設定できる。 ●一括リビジョンアップのファームウェアチェックおよび実行 [書式]  wlan-controller revision-up go [parallel] [force] [設定値および初期値] - parallel - [設定値] : 複数Member-APでリビジョンアップを同時に行います - [初期値] : - - force ★ - [設定値] : ファームウェア更新時のリビジョンチェックは行いません - [初期値] : - [説明] Member-APの一括リビジョンアップを行います [ノート] 無線LAN コントローラー機能の役割がMember-APであるときは実行しない。 対象となるファームウェアごとにMember-APのリビジョンアップを行い、1つのフ ァームウェア終了後に次のファームウェアを対象としてリビジョンアップを行う。 複数のMember-APが存在する場合、parallelオプションが指定されていれば複数 のMember-APは同時にリビジョンアップを行う。parallelオプションが指定され ていなければMember-AP 1台ずつリビジョンアップを行い、そのMember-APの終了 後、次のMember-APのリビジョンアップを行う。 ファームウェアのリビジョンチェックはMember-APで行う。そのため Controller-APはMember-APに対し複数のファームウェアでリビジョンアップ指示 を行う。 Member-APのリビジョンアップ中は中断はしない。Member-APの処理が終了し次の Member-APを行うタイミングで中断すると、次のMember-APのリビジョンアップは 行わない。 WLX402が対象となった場合は、全Member-APのリビジョンアップ終了後、 Controller-AP自身のリビジョンアップも行う。 [5] 一括リビジョンアップ機能で、Member-APのリビジョンアップに失敗したときでも Controller-APのリビジョンアップが実行されるようにした。 ■バグ修正 [1] 無線LANコントローラー機能の役割がController-APのとき、または最適AP選択機能が 有効に設定されているとき、稀に起動しないことがあるバグを修正した。 [2] 本製品が使用している無線チャンネルが混み合っているとき、リブートすることがあ るバグを修正した。 [3] 無線LANのフレームが全く受信されない状態が2分間継続すると、リブートするバグを 修正した。 [4] L2MS機能で、Member-APの設定をL2MSコントローラーから復元すると稀にリブートす ることがあるバグを修正した。 [5] DFSが働き5GHz帯のチャンネルが変更されたとき、変更後から30分の間5GHz帯で無線 端末が接続しないと、リブートするバグを修正した。 [6] Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]で証明書をバック アップし、ユーザー情報を削除後にバックアップしたファイルをリストアすると、ユ ーザー情報が削除されたにも関わらずバックアップした時点のユーザーが無線接続可 能になるバグを修正した。 [7] 以下のいずれかの操作を実行すると、発行済みの証明書が全て失効するバグを修正し た。 - Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のリストア]で設定ファイ ルをリストアしたとき - tftpで設定ファイルを書き込んだとき [8] 無線LANコントローラー機能のグループ設定で、VAPのセカンダリRADIUSサーバーに内 蔵RADIUSサーバーが指定されているときに、Member-APでRADIUSサーバーがプライマ リからセカンダリに切り替わると無線接続できないバグを修正した。 [9] Member-APをRADIUSクライアントとして自動設定するように設定されているとき、認 証方式にWPA-EAPまたはWPA-EAP/WPA2-EAPを使用するMember-APのVAPで無線接続でき ないことがあるバグを修正した。 [10] airlink configure refreshコマンドを実行すると、以下の現象が発生することがあ るバグを修正した。 - airlink configure refreshコマンドを実行したコンソールがハングアップする - L2MS機能で、L2MSコントローラーから本製品を検出できなくなる [11] 認証方式にWPA2-PSK、WPA-PSK/WPA2-PSK、WPA-EAP、WPA-EAP/WPA2-EAPのいずれかを 使用するVAPが複数設定されているとき、本製品がIPアドレスをDHCPで取得すると、 稀にリブートすることがあるバグを修正した。 [12] syslog execute command onが設定されているとき、管理者パスワードを変更すると、 ログにパスワードのハッシュ値が表示されるバグを修正した。 [13] Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のバックアップ]で保存した コンフィグをリストアすると、login passwordおよびadministrator passwordの設 定が消えるバグを修正した。 [14] コンフィグにcertificate generate ca設定が無いとき、Web設定画面の[拡張機能]- [RADIUSサーバー]-[サーバー設定]で、RADIUSサーバー機能を「使用する」に設定で きないバグを修正した。 [15] Web設定画面の[管理機能]-[システム情報]を表示すると、その後設定を保存しない 限り、Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]で証明書に 関する操作が実行できないバグを修正した。 [16] 証明書未発行のRADIUSユーザーがあるときに、再起動するとWeb設定画面の[拡張機 能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]の[未発行の証明書の数]の表示が0にな るバグを修正した。 [17] Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]で、設定済みのユ ーザーを含むCSVファイルをインポートすると、[未発行の証明書の数]が不正になる バグを修正した。 [18] radiusd userコマンドで、引数のmailaddressに本来設定できない文字を入力しても、 エラーが表示されずに設定されてしまい、当該ユーザーに証明書が送信されないバ グを修正した。 [19] タグ付きVLANにIPアドレスが設定されているとき、無線LANコントローラー機能で WLX202/WLX302を検出できないバグを修正した。 以前のリビジョンとの互換性を保つため、無線LANコントローラー機能が通信に使用 するVLANを設定するコマンドを追加した。 ●無線LANコントローラー機能が通信用にバインドするVLANを設定する [書式]  wlan-controller bind vlan auto  wlan-controller bind vlan VLAN_REGISTER_NUM  no wlan-controller bind vlan [...] [設定値及び初期値]  - auto : 使用するVLAN登録番号を自動的に設定する。 - [初期値] : auto  - VLAN_REGISTER_NUM   - [設定値] : VLAN登録番号(1...256)   - [初期値] : - [説明]  無線LANコントローラー機能が通信用として使用するVLANを設定する。 autoを指定した場合、IPアドレスが設定されているインターフェースで使用してい るVLANが選ばれる。 [ノート]  本設定を動作に反映させるためには、設定後にwlan-controller config setコマン ドを実行する必要がある。 本製品のタグ付きVLANにIPアドレスを設定しているときに、WLX302とWLX202を Member-APにする場合は、別途無線LANコントローラー機能での通信用にタグ無し VLANを設定して、そのVLANにバインドする必要がある。 [20] 無線LANコントローラー機能で、WLX202に設定を送信するとき、無線機能が無効な設 定を送信しても有効に設定されるバグを修正した。 [21] L2MS機能で、無線LANコントローラー機能と併用しているとき、Member-APが16台以 下であってもL2MSコントローラーからController-APだけしか検出できないバグを修 正した。 [22] 一括リビジョンアップ機能で、Member-APの現在のファームウェアバージョンが既 に新しいとき、実際はリビジョンアップしていないにも関わらず、「リビジョンア ップが完了しました」と表示されるバグを修正した。 [23] タグ付きVLANにIPアドレスが設定されているとき、L2MS機能でL2MSコントローラー から本製品を検出できないバグを修正した。 [24] Member-APをRADIUSクライアントとして自動設定するように設定されているとき、 Member-APに限らずController-APから発見されたすべてのAPがAuthenticatorとして Controller-APのRADIUSサーバー機能へ接続が許可されるバグを修正した。ただし実 際に接続するには自動生成されたsecretを何らかの方法で入手し当該APに設定する 必要がある。 [25] 無線LANコントローラー機能で、Member-APには[無線LAN 見える化]以外のメール通 知の[通知内容]が設定されないバグを修正した。 [26] Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報]-[証明書]で、ユーザ ーIDに以下のいずれかの文字が含まれるとき、「ダウンロード」ボタンを押すと、 証明書ファイルを含まない空のzipファイルがダウンロードされるバグを修正した。 - ダブルクォーテーション 「"」 - シャープ 「#」 - アスタリスク 「*」 - コロン 「:」 - 小なり 「<」 - 大なり 「>」 - 疑問符 「?」 - パイプ 「|」 - チルダ 「~」 [27] 以下のいずれかの設定を変更すると、無線LANコントローラー機能でController-AP からMember-APを検出できなくなるバグを修正した。 - LANポートのポートモード - VLAN - SSIDがバインドするVLAN - 本製品のIPアドレス [28] Web設定画面の[グループ設定]-[グループ1]-[無線設定]で、以下の設定のうち[2.4 GHz 基本]の「無線設定」または[5GHz 基本]の「無線設定」以外の設定が全て初期 値のとき、設定送信しても[個別無線設定]の各設定値がMember-APに設定されないバ グを修正した。 - [2.4GHz 基本] - [2.4GHz 詳細] - [5GHz 基本] - [5GHz 詳細] [29] Web設定画面の[グループ設定]-[グループ1]-[無線設定]-[SSID管理]-[VAP 設定]で    、[VLAN ID]のLANポートを変更して「設定」ボタンを押しても、エラーが表示され 設定できないバグを修正した。 [30] 無線LANコントローラー機能で、Controller-APがMember-APを検出した後、その Member-APを同じIPアドレスの別のMember-APに機器交換すると、そのMember-APの無 線ログ収集に失敗するバグを修正した。 [31] Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のリストア]でWLX302の設定 ファイルをリストアするとき、その設定ファイル中に本来必要なパスワードのパラ メータが抜けたradiusd user行があると、エラーが表示されず、当該ユーザーIDに 不正なパスワードが設定されるバグを修正した。 [32] Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]-[設定のリストア]で設定ファイル の対応機種]にWLX302を選択してリストアしたとき、RADIUSサーバー機能を有効に設 定している設定ファイルをリストアしても、RADIUSサーバー機能が有効にならない バグを修正した。 [33] Web設定画面の[管理機能]-[設定 (保存 / 復元)]の[設定のリストア]で[設定ファイ ルの対応機種]にWLX302を選択してリストアしたとき、設定ファイル内の改行コード がCRLFだとエラーが表示されて設定をリストア出来ないバグを修正した。 [34] リンクアグリゲーション機能で動作種別にスタティックを設定しているときに、LAN ポートが2つともリンクダウンしていても、show status lag1コマンドの結果に Link upと表示されるバグを修正した。 [35] 管理パスワードに丸括弧「(」、「)」を1文字だけ設定したとき、無線LANコントロ ーラー機能で設定送信できないバグを修正した。 [36] SNMPエージェント機能で、起動時にcoldStartおよびwarmStartのSNMPトラップが送 信されないバグを修正した。 [37] 30W給電していてもIEEE 802.3atのType 1として動作するPoEスイッチと本製品を接 続したときに、PoEスイッチから本製品に30Wで給電されていても、無線機能が無効 になるバグを修正した。 [38] 本製品がPoEで給電されているときに、Web設定画面の[管理機能]-[システム情報]ペ ージの[電源]でPoEの受電力値が表示されないバグを修正した。 [39] 管理パスワードに以下の文字が含まれていると、Member-APがWLX202のときに、 Member-APに管理パスワードが正しく設定されず、無線LAN見える化ツールの[グルー プ内端末一覧]が表示されないバグを修正した。 - ダブルクォーテーション 「"」 - バックスラッシュ 「\」 - バッククォート 「`」 - ドル 「$」 [40] Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]で、証明書を未発 行のユーザーの証明書の一括発行中に「キャンセル」ボタンを押しても「発行」、 「発行と送信」と「キャンセル」ボタンの状態が変わらず、キャンセルが完了した かを判断できないバグを修正した。 [41] 受信レートの設定に関わらず、Beaconが常に決まったレートで送信されるバグを修   正した。 Beaconは以下のレートで送信されていた。 - 1Mbps (2.4GHz帯) - 6Mbps (5GHz帯) [42] 無線LANコントローラー機能で設定送信したとき、DHCPサーバー機能が動作しないこ とがあるバグを修正した。 [43] Member-APがWLX202で、かつController-APに日付指定が"*/*"でかつntpdate以外の スケジュール設定があるときに、無線LANコントローラー機能で設定送信するとWLX2 02でNTPサーバーで時刻同期できなくなるバグを修正した。 [44] DHCPサーバー機能で、dhcp scopeコマンドのgatewayオプションが設定されていない とき、かつデフォルトゲートウェイを逆引き可能なとき、無線端末にゲートウェイ のIPアドレスが通知されないことがあるバグを修正した。 [45] Web設定画面の[拡張機能]-[DHCPサーバー]で、[DHCPサーバー機能]を「使用しない 」から「DHCPリレーエージェント」へ変更するとき、正しい設定値を入力してもエ ラーが表示され設定できないバグを修正した。 [46] 無線LAN見える化ツールの[チャンネル使用率表示]と[CRCエラー率表示]の[日時指定 ]で、月日が指定できなくなることがあるバグを修正した。 [47] WLX202がMember-APのとき、Controller-APで無線LAN見える化ツールの[グループ内 端末表示]が表示されないバグを修正した。 [48] 無線LAN見える化ツールの[端末一覧表示]と[グループ内端末表示]で、SSIDがVAPの 番号順に表示されないバグを修正した。 [49] 無線LAN見える化ツールの[端末一覧表示]と[グループ内端末表示]で、検索項目のド ロップダウンリストに「再送率」が含まれているバグを修正した。 [50] メール通知機能で、SMTPサーバーの設定でSMTPSを使用しているとき、SMTPサーバー 側でSSL 3.0が使用できないようになっていると、メールを送信できないバグを修正 した。 [51] 本製品の起動直後にshow environmentコマンドを実行すると、実行結果が表示され ないバグを修正した。 [52] link-aggregation portコマンドで以下の誤った設定をしてもエラーにならないバグ を修正した。 - 設定値が0個の場合 - 設定値が1個であるが、none以外が含まれている。 - 設定値が2個で、lan1:1, lan1:2以外が含まれている。 [53] arpingコマンドが機能しないバグを修正した。 [54] mail radiusd templateコマンドの「From:」以降に続く、メールアドレス部の文字 数が64文字を越えていてもエラーにならないバグを修正した。 [55] show configコマンドで表示される設定情報やWeb設定画面でバックアップした設定 ファイル内のRADIUSユーザーとクライアントの設定が、正しくソートされないバグ を修正した。 [56] Google Chromeを使用したとき、Web設定画面の以下のページで、「ファイル選択」 ボタンのレイアウトが崩れるバグを修正した。 - [集中管理]-[認証情報登録] - [集中管理]-[一括リビジョンアップ] - [拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]-[CSVファイルからインポート] - [拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー情報管理]-[証明書のリストア] [57] Web設定画面の以下のヘルプページの誤記を修正した。 - [基本設定]-[LANポート設定] - [拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー登録情報] - [グループ設定]-[グループ1]-[無線設定]-[2.4GHz 詳細] - [グループ設定]-[グループ1]-[無線設定]-[5GHz 詳細] - [グループ設定]-[グループ1]-[無線設定]-[SSID 管理] - [見える化ツール] [58] 以下のコマンドのヘルプの誤記を修正した。 - link-aggregation port - no system usb overcurrent timeout - no wlan-controller channel - no wlan-controller tranmit power level ■更新履歴 Apr. 2017, Rev.17.00.08 リリース Apr. 2017, 機能追加[1]のURLを修正した。 以上