https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.23.00/relnote_23_00_12.html Revision : 23.00.12 Release : May. 2024, ヤマハ株式会社 RTX1300 Rev.23.00.12 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Rev.23.00.10 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] IPv6マイグレーション技術の国内標準プロビジョニング方式 (HB46PP) に対応した。 https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/hb46pp/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] VLAN相互接続インターフェースグループの設定に対応した。 ○VLAN相互接続インターフェースグループの設定 [書式] vlan interconnect group PHYS_LAN_INTERFACE GROUP [GROUP ...] no vlan interconnect group PHYS_LAN_INTERFACE [GROUP ...] [設定値及び初期値] ・PHYS_LAN_INTERFACE : グループの設定対象となる物理LANインターフェース [設定値] : 物理LANインターフェース名 [初期値] : - ・GROUP : グループを構成するLANインターフェース群 [設定値]: ・all : PHYS_LAN_INTERFACEに従属するすべてのLANインターフェースの 相互接続を許可する(全開放) ・none : PHYS_LAN_INTERFACEに従属するすべてのLANインターフェースの 相互接続を禁止する(全遮断) ・物理LANインタフェース名、または、仮想LANインタフェース名に「$」 (ドルマーク)を付与して指定 ・指定したLANインタフェースのみにPHYS_LAN_INTERFACEに従属する他 のすべてのLANインタフェースとの相互接続を許可する ・仮想LANインタフェース名を「-」(ハイフン)で連結して指定 ・連続した仮想LANインタフェースの相互接続を許可する ・物理LANインタフェース名、および、仮想LANインタフェース名を「,」 で連結して指定 ・列挙したLANインタフェースの相互接続を許可する [初期値] : すべての物理LANインターフェースでall [説明] 物理LANインターフェースごとに、相互に接続可能なLANインターフェースのグルー プを設定する。 仮想LANインターフェース(LAN分割インターフェース、または、タグVLANインター フェース)を使用する場合、初期状態では物理LANインターフェースとの間の通 信、および、すべての仮想LANインターフェースとの間の通信が可能であるが、 本コマンドによって相互に通信を許可するLANインターフェースのグループを任 意に指定できる。 GROUPにallを指定した場合は、PHYS_LAN_INTERFACEに従属するすべてのLANイン ターフェースの相互接続が可能となる(全開放)。GROUPにnoneを指定した場合 は、PHYS_LAN_INTERFACEに従属するすべてのLANインターフェースが互いに遮断 され、相互接続ができなくなる(全遮断)。ただし、noneを指定した場合でも、 PHYS_LAN_INTERFACEに指定した物理LANインターフェースには従属しない他の物 理LANインターフェース、および、仮想LANインターフェースへの通信は遮断され ない。なお、all/noneの指定は本コマンド実行後に作成した仮想LANインターフェー スに対しても有効になるため、仮想LANインターフェースを増やす度に本コマン ドを実行する必要はない。 相互接続を許可するグループを任意に設定する場合は、グループごとに複数の物 理LANインターフェース名、および、仮想LANインターフェース名を「-」(ハイ フン)または「,」(カンマ)で連結したLANインターフェース群をGROUPに指定 する。 「$」(ドルマーク)を使用すれば、すべてのLANインターフェースとのペアを簡 略化して表現することができる。例えば、LAN分割インターフェース6個(VLAN1 〜VLAN6)を使用しているとき、VLAN2インターフェースのみが他のすべてのLAN 分割インターフェースとの相互接続を可能とする場合、GROUPは「vlan1,vlan2 vlan2,vlan3 vlan2,vlan4 vlan2,vlan5 vlan2,vlan6」のように5個のグループ を指定する必要があるが、これを「vlan2$」と簡略化して指定することができる。 「$」はすべてのLANインターフェースと個別にペアになった複数のグループへ展 開されることを意味する。同様に、タグVLANインターフェース10個(LAN1/1〜LAN1/10 )を使用しているとき、lan1/1インターフェースのみが他のすべてのタグVLANイ ンターフェースおよびNative VLANインターフェース(タグVLANを使用しないLAN1 インタ―フェース)との相互接続を可能とする場合、GROUPは「lan1,lan1/1 lan1/1, lan1/2 lan1/1,lan1/3 lan1/1,lan1/4 lan1/1,lan1/5 lan1/1,lan1/6 lan1/1, lan1/7 lan1/1,lan1/8 lan1/1,lan1/9 lan1/1,lan1/10」のように10個のグルー プを指定する必要があるが、これを「lan1/1$」と簡略化して指定することがで きる。「$」もall/noneの指定と同様に、本コマンド実行後に作成した仮想LANイ ンターフェースに対しても有効になるため、仮想LANインターフェースを増やす 度に本コマンドを実行する必要はない。 本コマンドに似た機能としてLAN分割拡張機能のポート分離機能があるが、ポー ト分離機能は同一の仮想LANインターフェース内の通信(内蔵スイッチングハブ 内で折り返される通信)を制御する機能であり、複数の仮想LANインターフェー スをまたぐ通信は制御できない。本コマンドは複数の仮想LANインターフェース をまたぐ通信を制御できる。 LANインターフェースとLANインターフェース以外のインターフェース(PPインター フェースやTUNNELインターフェースなど)との間の通信、および、複数の物理LAN インターフェースをまたぐ通信は本コマンドによる制御の対象外である。 IPフィルター機能と併用する場合は、OUT側IPフィルターのチェック処理の後で 本コマンドによる通信制御処理が行われ、IPフィルター機能と本コマンドの両方 で通信が許可されているパケットがインターフェース間を通過できる。 [3] VLAN相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録する機能を追 加した。 ○VLAN 相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録するか否か [書式] vlan interconnect log PHYS_LAN_INTERFACE TYPE [TYPE] no vlan interconnect log PHYS_LAN_INTERFACE [TYPE [TYPE]] [設定値及び初期値] ・PHYS_LAN_INTERFACE : グループの設定対象となる物理LANインターフェース [設定値] : 物理LANインターフェース名 [初期値] : - ・TYPE [設定値] : ---------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ---------------------------------------------------------------- pass 相互接続が許可されたインターフェース間の通信に関するロ グを記録する ---------------------------------------------------------------- reject 相互接続が許可されていないインターフェース間の遮断され た通信に関するログを記録する ---------------------------------------------------------------- [初期値] : - [説明] VLAN相互接続インターフェースグループによる通信制御のログを記録するか否か を設定する。 本コマンドを設定した場合、VLAN相互接続インターフェースグループで通信制御 が行われた際にNOTICEレベルのsyslogを出力する。 [4] IPv6 RAプロキシ機能で、DNSSLオプションに対応した。 ○ルーター広告で配布するDNSSLオプションの定義 [書式] ipv6 nd ra-dnssl DNSSL_ID DOMAIN_NAME [DOMAIN_NAME...] [OPTION=VALUE] no ipv6 nd ra-dnssl DNSSL_ID [...] [設定値及び初期値] ・DNSSL_ID [設定値] : DNSSLオプション番号(1..21474836) [初期値] : - ・DOMAIN_NAME [設定値] : ---------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ---------------------------------------------------------------- DOMAIN_NAME DNSSLオプションで通知するドメイン名 ---------------------------------------------------------------- [初期値] : - ・OPTION=VALUE : NAME=VALUE の列 [設定値] : ---------------------------------------------------------------- NAME VALUE 説明 ---------------------------------------------------------------- lifetime 秒数、infinity DNSサーバーの有効時間(0..4294967294 秒)。infinity はDNSサーバーを無期限 で使用できることを示す。 ---------------------------------------------------------------- [初期値] : ・lifetime = ipv6 INTERFACE rtadv sendコマンドのルーター広告を送 信する最大間隔(max-rtr-adv-interval)の3倍 [説明] ルーター広告で配布するDNSSLオプションを定義する。実際に広告するためには、 ipv6 INTERFACE rtadv send コマンドの dnsslオプションの設定が必要である。 DOMAIN_NAME は最大3つまで指定可能。 ○ルーター広告の送信の制御 [書式] ipv6 INTERFACE rtadv send PREFIX_ID [PREFIX_ID...] [OPTION=VALUE...] ipv6 pp rtadv send PREFIX_ID [PREFIX_ID...] [OPTION=VALUE...] no ipv6 INTERACE rtadv send [...] no ipv6 pp rtadv send [...] [設定値及び初期値] ・INTERFACE [設定値] : LANインターフェース名 [初期値] : - ・PREFIX_ID [設定値] : プレフィックス番号 [初期値] : - ・OPTION=VALUE : NAME=VALUE の列 [設定値] : ----------------------------------------------------------------- NAME VALUE 説明 ----------------------------------------------------------------- m_flag on、off managed address configurationフラグ。 ルーター広告による自動設定 とは別に、DHCP6に代表され るルーター広告以外の手段に よるアドレス自動設定をホス トに許可させるか否かの設定。 o_flag on、off other stateful configurationフラグ。 ルーター広告以外の手段によ りIPv6アドレス以外のオプショ ン情報をホストに自動的に取 得させるか否かの設定。 prf_flag high、medium、low Default Router Preference フラグ。ルーター広告の優先 度を示す設定。 max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大 間隔 (4-1,800秒) min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小 間隔 (3-1,350秒) adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定さ れる端末のデフォルト経路の 有効時間 (0-9,000秒) adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末 が、ノード間で確認した到達 性の有効時間 (0-3,600,000 ミリ秒) adv-retrans-time ミリ秒数 ルーター広告を再送する間隔 (0-4,294,967,295ミリ秒) adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数 (0-255) mtu auto、off、バイト数 ルーター広告にMTUオプショ ンを含めるか否かと、含める 場合の値の設定。 autoの場合はインターフェー スのMTUを採用する。 route-info route-info、off、 ルーター広告に経路情報オプ 経路情報オプション ションを含めるか否かと、 番号 含める場合の値の設定。 route-info の場合はRAの経路情報オプショ ンで割り当てられた経路情報 を通知する。 rdnss rdnss、off、dhcpv6 ルーター広告にRDNSSオプショ RDNSSオプション番 ンを含めるか否かと、含める 号 場合の値の設定。 rdnssの場合はRAのRDNSSオプ ションで割り当てられたサー バー群を通知する。 dnssl dnssl、off、DNSSL ルーター広告に DNSSL オプ オプション番号 ションを含めるか否かと、 含める場合の値の設定。dnssl の場合はRAのDNSSLオプショ ンで割り当てられたサーバー 群を通知する。・・・★ ---------------------------------------------------------------- [初期値] : ・m_flag = off ・o_flag = off ・prf_flag = medium ・max-rtr-adv-interval = 600 ・min-rtr-adv-interval = 200 ・adv-default-lifetime = 1800 ・adv-reachable-time = 0 ・adv-retrans-time = 0 ・adv-cur-hop-limit = 64 ・mtu = auto ・route-info = route-info ・rdnss = rdnss ・dnssl = dnssl・・・★ [説明] インターフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィッ クスとして、ipv6 prefix コマンドで設定されたものが用いられる。 また、オプションとして m_flag および o_flag を利用して、管理するホストが ルーター広告以外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができ る。 オプションでは、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる 情報の設定を行うこともできる。 [5] IPv6 RAプロキシ機能で、経路情報オプションに対応した。 ○ルーター広告で配布する経路情報オプションの定義 [書式] ipv6 nd ra-route-info ROUTE_INFO_ID PREFIX/PREFIX_LEN [OPTION=VALUE] no ipv6 nd ra-route-info ROUTE_INFO_ID [...] [設定値及び初期値] ・ROUTE_INFO_ID [設定値] : 経路情報オプション番号(1..21474836) [初期値] : - ・PREFIX [設定値] : プレフィックス [初期値] : - ・PREFIX_LEN [設定値] : プレフィックス長 [初期値] : - ・OPTION=VALUE : NAME=VALUE の列 [設定値] : ---------------------------------------------------------------- NAME VALUE 説明 ---------------------------------------------------------------- prf_flag high、medium、low Route Preferenceフラグ。経路 の優先度を示す設定。 lifetime 秒数、infinity 経路情報の有効時間 (0..4294967294 秒 ) infinity は経路情報を無期限で 使用できることを示す。 ---------------------------------------------------------------- [初期値] : ・prf_flag = medium ・lifetime = ipv6 interface rtadv sendコマンドのルーター広告を送信する最 大間隔(max-rtr-adv-interval)の3倍 [説明] ルーター広告で配布する経路情報オプションを定義する。実際に広告するために は、ipv6 interface rtadv send コマンドの route-infoオプションの設定が必 要である。 ○ルーター広告の送信の制御 [書式] ipv6 INTERFACE rtadv send PREFIX_ID [PREFIX_ID...] [OPTION=VALUE...] ipv6 pp rtadv send PREFIX_ID [PREFIX_ID...] [OPTION=VALUE...] no ipv6 INTERACE rtadv send [...] no ipv6 pp rtadv send [...] [設定値及び初期値] ・INTERFACE [設定値] : LAN インターフェース名 [初期値] : - ・PREFIX_ID [設定値] : プレフィックス番号 [初期値] : - ・OPTION=VALUE : NAME=VALUE の列 [設定値] : ----------------------------------------------------------------- NAME VALUE 説明 ----------------------------------------------------------------- m_flag on、off managed address configurationフラグ。 ルーター広告による自動設定 とは別に、DHCP6に代表され るルーター広告以外の手段に よるアドレス自動設定をホス トに許可させるか否かの設定。 o_flag on、off other stateful configurationフラグ。 ルーター広告以外の手段によ りIPv6アドレス以外のオプショ ン情報をホストに自動的に取 得させるか否かの設定。 prf_flag high、medium、low Default Router Preference フラグ。ルーター広告の優先 度を示す設定。 max-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最大 間隔 (4-1,800秒) min-rtr-adv-interval 秒数 ルーター広告を送信する最小 間隔 (3-1,350秒) adv-default-lifetime 秒数 ルーター広告によって設定さ れる端末のデフォルト経路の 有効時間 (0-9,000秒) adv-reachable-time ミリ秒数 ルーター広告を受信した端末 が、ノード間で確認した到達 性の有効時間 (0-3,600,000 ミリ秒) adv-retrans-time ミリ秒数 ルーター広告を再送する間隔 (0-4,294,967,295ミリ秒) adv-cur-hop-limit ホップ数 ルーター広告の限界ホップ数 (0-255) mtu auto、off、バイト数 ルーター広告にMTUオプショ ンを含めるか否かと、含める 場合の値の設定。 autoの場合はインターフェー スのMTUを採用する。 route-info route-info、off、 ルーター広告に経路情報オプ 経路情報オプション ションを含めるか否かと、 番号 含める場合の値の設定。route-info の場合はRAの経路情報オプショ ンで割り当てられた経路情報 を通知する。・・・★ rdnss rdnss、off、dhcpv6 ルーター広告にRDNSSオプショ RDNSSオプション番 ンを含めるか否かと、含める 号 場合の値の設定。 rdnssの場合はRAのRDNSSオプ ションで割り当てられたサー バー群を通知する。 dnssl dnssl、off、DNSSL ルーター広告に DNSSL オプ オプション番号 ションを含めるか否かと、 含める場合の値の設定。dnssl の場合はRAのDNSSLオプショ ンで割り当てられたサーバー 群を通知する。 ---------------------------------------------------------------- [初期値] : ・m_flag = off ・o_flag = off ・prf_flag = medium ・max-rtr-adv-interval = 600 ・min-rtr-adv-interval = 200 ・adv-default-lifetime = 1800 ・adv-reachable-time = 0 ・adv-retrans-time = 0 ・adv-cur-hop-limit = 64 ・mtu = auto ・route-info = route-info ・・・★ ・rdnss = rdnss ・dnssl = dnssl [説明] インタフェースごとにルーター広告の送信を制御する。送信されるプレフィック スとして、ipv6 prefix コマンドで設定されたものが用いられる。また、オプショ ンとして m_flag および o_flag を利用して、管理するホストがルーター広告以 外の自動設定情報をどのように解釈するかを設定することができる。オプション では、送信するルーター広告の送信間隔や、ルーター広告に含まれる情報の設定 を行うこともできる。 [6] フィルター型ルーティングで、IPv6に対応した。 [7] FQDNフィルター機能で、IPv6のフィルター型ルーティングに対応した。 [8] DPIのアプリケーション識別結果を利用した経路の選択で、IPv6に対応した。 [9] Web GUIの詳細設定で、VLANの設定ページを追加した。 [10] Web GUIのLANマップで、通知に表示された機器のMACアドレスをクリックすると、 接続機器ビューで当該機器の検索が実行されるようにした。 [11] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接 続]で、接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、以下のIPv4 over IPv6トンネル を設定できるようにした。 - v6 コネクト - IPv4 over IPv6 接続 (DS-Lite) ■仕様変更 [1] IPsecのスループットを向上させた。 [2] NAT46/DNS46機能の処理性能を向上させた。 [3] SSHサーバー機能で、パスワードが変更されていない初期管理ユーザーに対する接続 制限を緩和し、公開鍵認証であればクライアントのIPアドレスによらず接続を受け 付けるようにした。 なお、sshd hostコマンドによる接続制限は引き続き適用される。 [4] 再起動中であることを示すメッセージを、ログイン状態の各種コンソールに加え、 ログアウト状態のシリアルコンソールにも出力するようにした。 [5] nat descriptor staticコマンドで、重複するアドレス設定を許容し、重複したアド レスの場合は若い識別番号の設定を使用するように変更した。 [6] show nat descriptor addressコマンドの表示内容を変更した。 - 外側アドレスの昇順で表示するようにした。 - 重複するアドレス設定について、適用される変換ルールのみ表示するようにした。 - 静的NATエントリーをネットワークアドレスごとに集約して表示するようにした。 - サブネットマスク長が24ビット以下のとき - xxx.xxx.xxx.xxx/XX (XXはネットマスク長) - サブネットマスク長が24ビットより長いとき、またはネットワークアドレスに 一致しないとき - xxx.xxx.xxx.xxx-zzz (zzzは終端のアドレス) [7] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]および詳細設定の[プロバイダー接続] で接続種別にIPv6 IPoE接続を選択したとき、IPv4 over IPv6トンネルの設定に「国 内標準プロビジョニング方式による自動接続」を選択できるようにした。 [8] Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[クラウド接続]で、設定可能なAmazon VPCのリージョ ンを追加した。 詳細は、以下の外部仕様書をご確認ください。 https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/cloud_vpn/amazon-vpc_api.html [9] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接 続]で、以下を設定したときのトンネルインターフェースのMTUの値を1280から1460 へ変更した。 - transix - v6 コネクト - クロスパス (Xpass) [10] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[ユーザーの設定]で、設定・確認画面のタイトル を「ユーザーアカウントの設定」に変更した。 [11] Web GUIのかんたん設定、および詳細設定の[プロバイダー接続]ページで、v6プラ スの表記を一部変更した。 [12] Web GUIの以下のページで、BIGLOBE IPv6サービス(IPIP)を設定したときのトンネ ルインターフェースのMTUの値を1280から1460へ変更した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - 詳細設定の[プロバイダー接続] [13] Web GUIの以下のページで、パスワードに半角記号を使用できるようにした。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - 詳細設定の[プロバイダー接続] - BIGLOBE IPv6サービス (IPIP) [14] Web GUIのダッシュボードのUTXセキュリティーガジェットで、UTXからのセキュリ ティーレポートの取得に失敗し、「UTXからレポートを取得できませんでした。」 というエラーが表示される可能性を排除した。 [15] Web GUIのかんたん設定の[アプリケーション制御]で、「フィルターと経路の設定」 から設定するアプリケーションに、以下のアプリケーションを追加した。 - 動画&音楽配信:Twitch - SNS:Discord, Telegram, Threads また、以下のアプリケーションを削除した。 - 動画&音楽配信:GYAO [16] Web GUIの以下のヘルプページで、JavaScriptの設定の記載内容を変更した。 - 全般の[はじめに] [17] Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]で、クロスパス (Xpass) 固定IP1契約の入力項目の名称を以下のように変更した。 - 変更前 - IPv6 アドレス - IPv4 アドレス - 変更後 - 固定 IP トンネル終端装置の IPv6 アドレス - 固定 IPv4 アドレス Rev.23.00.05以降で発生する。 [18] Web GUIの以下のページで、機器のIPアドレスを表示するようにした。 - LANマップの[機能一覧]-[エージェント一覧] - LANマップの[一覧マップ]のマネージャー機器 [19] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]、および詳細設定の[プロバイダー接 続]で、クロスパス(Xpass) 固定 IP1 契約の設定を新規に作成するとき、[インター フェース ID]の入力欄の初期値を空欄から1に変更した。 ■バグ修正 [1] YNOエージェント機能で、セキュリティー装置等によりYNOマネージャーからの応答 が正しく返って来ない場合にリブートすることがあるバグを修正した。 [2] L2TPv3で、l2tp remote end-idコマンドに対向と異なるend-idを設定したとき、リ ブートすることがあるバグを修正した。 [3] BGP機能を使用しているとき、近隣ルーター宛ての経路とBGPで受信した経路より優 先度の高い経路を同時に削除するとリブートすることがあるバグを修正した。 [4] 外部メモリー機能で、外部メモリー内に壊れたファイルが存在している状態で、外 部メモリーに関する操作を行うとリブートすることがあるバグを修正した。 [5] メモリー確保に失敗したときにメモリーリークが発生するバグを修正した。 [6] ヘアピンNAT機能で、静的NATの外側アドレスへアクセスできないことがあるバグを 修正した。 [7] QoS機能で、最大スループットが不当に低下することがあるバグを修正した。 Rev.23.00.09以降で発生する。 [8] パケット転送性能が低下することがあるバグを修正した。 [9] IPsec機能で、NATトラバーサルを利用したインターネット接続をしているとき、CPU 使用率が高騰することがあるバグを修正した。 [10] IKEv2で、Configurationペイロードを対向の機器から受信したときに拠点間接続が 行えないことがあるバグを修正した。 [11] pp anonymous接続で、同時に複数接続したときに2番目以降の接続でパケット転送 フィルターが動作しないバグを修正した。 [12] RIPv2で、過去に受信した経路と宛先が同じでメトリックとネクストホップが異な る経路を同じ広告元から受信したとき、show ip rip tableコマンドのゲートウェ イが新しく受信した経路のネクストホップに更新されないバグを修正した。 [13] RIPv2で、過去に受信した経路と宛先やメトリックが同じでネクストホップが異な る経路を同じ広告元から受信したとき、該当経路のゲートウェイが新しく受信した 経路のネクストホップに更新されないバグを修正した。 [14] BGPで、IBGP経路広告に含まれるMEDの情報がshow status bgp neighbor advertised-routes コマンドで表示されないバグを修正した。 [15] clear statusコマンドを実行すると、Web GUIのダッシュボードの以下のガジェッ トのグラフが崩れて表示されることがあるバグを修正した。 - トラフィック情報(LAN) - トラフィック情報(PP) - トラフィック情報(TUNNEL) [16] dns server selectコマンドの以下のバグを修正した。 - 以下のパラメーターで0.0.0.0、および::0が指定できる - プライマリーDNSサーバーのIPアドレス - セカンダリーDNSサーバーのIPアドレス - peer_numパラメーターで指定した接続相手からDNSサーバーを獲得できなかっ たときに使うDNSサーバーのIPアドレス - 以下のパラメーターで0.0.0.0が指定できる - DNSレコードタイプにptrを指定したときのDNS問い合わせの内容 [17] no nat descriptor backward-compatibilityコマンドでNAT機能の動作タイプが変 化すると、再起動により設定が有効になる前に、以下のコマンドで表示される動作 タイプが変化後の値になってしまうバグを修正した。 - show nat descriptor address - show nat descriptor interface address - show nat descriptor interface address pp - show nat descriptor interface address tunnel - show nat descriptor interface bind - show nat descriptor interface bind pp - show nat descriptor interface bind tunnel - show nat descriptor masquerade port summary - show nat descriptor masquerade session statistics - show nat descriptor masquerade session summary [18] 複数のip keepaliveコマンドを設定しているとき、STATUSランプが正しく動作しな いことがあるバグを修正した。 [19] clear status lanコマンドを実行したとき、受信オーバーフローの値がクリアされ ないことがあるバグを修正した。 [20] ip pp remote addressコマンドで、IPアドレスを2つ以上設定したときにエラーに ならないバグを修正した。 [21] no ipv6 nd ra-rdnssコマンドで、登録されていないRDNSSオプション番号を指定し たとき、エラーにならないバグを修正した。 [22] nat descriptor staticコマンドで、ネットマスクを設定したときにそのネットワー クの先頭以外のアドレスが設定されていると、変換範囲が後ろにスライドしてしま うバグを修正した。 [23] queue INTERFACE class propertyコマンドのBANDWIDTHパラメーターで、保証帯域 と上限帯域の速度を数値とパーセンテージの組み合わせで設定できるバグを修正し た。 [24] Web GUIの以下のページで、[クロスパス(Xpass) 可変 IP 契約]の設定ができない バグを修正した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - 詳細設定の[プロバイダー接続] Rev.23.00.10で発生する [25] Web GUIのLANマップで、以下のL2MSエージェントのポートのクロスストレート自動 判別、およびEEE(Energy Efficient Ethernet)の設定を変更できないバグを修正し た。 - SWX2110_5G - SWX2110_8G - SWX2110_16G - SWX2110P_8G - SWX2210_8G - SWX2210_16G - SWX2210_24G - SWX2210P_10G - SWX2210P_18G - SWX2210P_28G Rev.23.00.10で発生する。 [26] Web GUIのダッシュボードの「プロバイダー接続状態」ガジェットで、IPv4 over IPv6トンネルを使用するプロバイダー接続のトンネルインターフェースが表示され ないバグを修正した。 [27] Web GUIのLANマップの通知/履歴エリアで、表示されたツールチップが消えないこ とがあるバグを修正した。 [28] Web GUIのLANマップのタグVLAN画面で、VLANグループを削除するときにWeb GUIに アクセスできなくなる可能性がある旨の警告メッセージを表示するようにした。 [29] Web GUIのLANマップの一覧マップで、印刷結果のプレビュー画面の表示が崩れるこ とがあるバグを修正した。 [30] Web GUIのLANマップの[詳細]-[マップ]のヘルプで、リンクアグリゲーションの設 定対象機種にSWX2221/SWX2220シリーズが記載されていないバグを修正した。 [31] Web GUIのLANマップの[タグVLAN]で、iPad Safariでのアクセス時に、VLANの参加 ポートを選択した状態でL2MSエージェントのポートをタップすると、ツールチップ が表示されるバグを修正した。 [32] Web GUIのLANマップで、スナップショットが有効の状態で消失状態のSWX2210シリー ズ、SWX2220シリーズのアイコンをクリックすると、ブラウザーの表示が情報取得 中表示から変わらなくなるバグを修正した。 [33] Web GUIのLANマップの以下のページで、スタックに対応したヤマハスイッチ配下の エージェントのVLAN IDが表示されないバグを修正した。 - マップページ - マルチプルVLANページ - 一覧マップページ [34] Web GUIのLANマップの[一覧マップ]で、表示されるリンク速度が正しくないバグを 修正した。 [35] Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]の以下のページで、 nat descriptor backward-compatibilityコマンドに1が設定されていると、入力内 容を確認する際にNAT動作タイプに関する不要な警告メッセージが表示されるバグ を修正した。 - transix IPv4 接続 (DS-Lite) - transix IPv4 接続 (固定 IP) - v6 コネクト IPv4 over IPv6 接続 (IPIP) - クロスパス (Xpass) 可変 IP 契約 - クロスパス (Xpass) 固定 IP1 契約 - 入力内容の確認 [36] Web GUIのかんたん設定と詳細設定の[プロバイダー接続]で、プロバイダー接続の 設定時にLuaスクリプトから取得した内容が表示されないことがあるバグを修正し た。 [37] Web GUIのかんたん設定、および詳細設定の[プロバイダー接続]で、データコネク トの設定を持つインターフェースにプロバイダー接続を設定したとき、dns hostコ マンドに不要なインターフェースが設定されるバグを修正した。 [38] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「プロバ イダーとの契約書にDNSサーバーアドレスの指定がある」を選択したとき、dns server コマンドに設定されていたDNSサーバーアドレスが上書きされるバグを修正した。 [39] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、以下のプ ロバイダー接続で「DNSサーバーアドレスを指定しない、またはプロバイダーから 自動取得」を選択したとき、dns serverコマンドの設定が意図せず削除されるバグ を修正した。 - DHCP、または固定IPアドレスによる接続 - IPv6 IPoE接続 - モバイル接続(イーサネット方式) [40] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、以下のプ ロバイダー接続を「プロバイダーとの契約書にDNSサーバーアドレスの指定がある」 を選択したとき、dns server dhcpコマンドの設定が意図せず削除されるバグを修 正した。 - DHCP 、または固定IPアドレスによる接続 - モバイル接続(イーサネット方式) [41] Web GUIのかんたん設定の[VPN]で、以下のプロバイダー接続のインターフェースに 対してVPN接続を設定したとき、静的IPマスカレードの設定が追加されるバグを修 正した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - BIGLOBE IPv6オプション - OCNバーチャルコネクト 動的IP契約 - 「v6プラス」IPv6/IPv4インターネットサービス - 詳細設定の[プロバイダー接続] - BIGLOBE IPv6オプション - OCNバーチャルコネクト 動的IP契約 - 「v6プラス」IPv6/IPv4インターネットサービス Rev.23.00.05以降で発生する。 [42] Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[拠点間接続]-[IPIPに関する設定]-[ポート開放の 設定]に、かんたん設定または詳細設定の[プロバイダー接続]で設定した以下のプ ロバイダーのインターフェースが表示されるバグを修正した。 - BIGLOBE IPv6オプション - OCNバーチャルコネクト 動的IP契約 - transix IPv4 接続 (DS-Lite) - 「v6プラス」IPv6/IPv4インターネットサービス - クロスパス (Xpass) 可変 IP 契約 Rev.23.00.05以降で発生する。 [43] Web GUIで、以下のプロバイダー接続とIPIPを使用したVPN拠点間接続を設定した状 態で、IPIPを使用したVPN拠点間接続の設定を全て削除したとき、拠点間接続の静 的IPマスカレードの設定が削除されないバグを修正した。 - BIGLOBE IPv6サービス (IPIP) - transix - IPv4 接続 (DS-Lite) - IPv4 接続 (固定 IP) - v6 コネクト - IPv4 over IPv6 接続 (IPIP) - 「v6プラス」固定 IP サービス - クロスパス (Xpass) - 可変 IP 契約 - 固定 IP1 契約 [44] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]で、PPPoE接続の「PPインターフェー スの IPアドレス」に「指定する」を選択し新規作成したとき以下のコマンドが設 定されるバグを修正した。 - ppp ipcp ipaddress on [45] Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「手動で設定 する」を指定して新規作成もしくは設定変更したとき、dns serverコマンドが設定 されないバグを修正した。 [46] Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]-[DNSサーバーの設定]で、「プロバイダー から自動取得する」を指定して新規作成もしくは設定変更したとき、それぞれの接 続種別で以下のコマンドが設定されないバグを修正した。 - dns server ppコマンド - PPPoE接続 - IPv6 PPPoE接続 - モバイル接続 (モデム方式) - dns server dhcpコマンド - DHCP、または固定IPアドレスによる接続 - IPv6 IPoE接続 - モバイル接続 (イーサネット方式) [47] Web GUIで、複数のプロバイダー接続を設定している状態から1つの設定を削除した とき、DNSサーバーが正しく更新されないことがあるバグを修正した。 [48] Web GUIの以下のページで、誤記を修正した。 - 管理の[保守]-[再起動と初期化]-[初期化] [49] Web GUIのヘルプページで、誤記を修正した。 [50] 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。 - ip INTERFACE rip send - ip pp rip send - ip tunnel rip send send - ipv6 nd ra-rdnss -------------------------------------------------------------------------------- ■更新履歴 May. 2024, Rev.23.00.12 リリース Apr. 2024, 機能追加[2] 文言修正 以上