http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.11.01/relnote_11_01_19.html Revision : 11.01.19 Release : Jul. 2013, ヤマハ株式会社 Rev.11.01.19 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ RTX810 Rev.11.01.12 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] スイッチ制御機能で、WLX302、SWX2200-8PoEに対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] SNMPでSWX2200-8PoEに対応した。 ○スイッチの状態によるSNMPトラップの条件の設定 [書式] snmp trap enable switch SWITCH TRAP [TRAP...] snmp trap enable switch SWITCH all snmp trap enable switch SWITCH none no snmp trap enable switch SWITCH [設定値及び初期値] SWITCH : default、MACアドレス、あるいはポート番号の組 [初期値] : - TRAP : トラップの種類 [設定値] : ---------------------------------------------    設定値     説明   --------------------------------------------- linkup リンクアップ時 linkdown リンクダウン時 fanlock ファン異常時 loopdetect ループ検出時 poesuppply 給電開始 ★ poeterminate 給電停止 ★ oversupply 給電能力オーバー ★ overtemp 温度異常 ★ powerfailure 電源異常 ★   --------------------------------------------- [初期値] : - all : 全てのトラップを送信する [初期値] : - none : 全てのトラップを送信しない [初期値] : - [初期設定] snmp trap enable switch default all [説明] 選択されたスイッチの監視状態に応じてトラップを送信する条件を設定する。 defaultを指定して設定した場合は、個別のスイッチについてSNMPトラップの条件 の設定がない場合の動作を決定する。 allを設定した場合には、すべてのトラップを送信する。noneを設定した場合には、 すべてのトラップを送信しない。個別にトラップを設定した場合には、設定され たトラップだけが送信される。 リンクアップ・リンクダウントラップは標準MIBのトラップであり、送信するには snmp trap enable snmpコマンドでもトラップ送信が許可されている必要がある。 ループ検出のトラップを送信するにはスイッチ側にswitch control function set loopdetect-linkdown linkdownコマンドあるいはswitch control function set loopdetect-linkdown linkdown-recoveryコマンドが設定されている必要がある。 給電開始、給電停止、給電能力オーバー、温度異常、電源異常のトラップを設定 した場合、SWX2200-8PoE以外のスイッチではトラップは送信されない。 ★ [3] モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。 - SoftBank 203HW [4] VPNクライアントソフトYMS-VPN8に対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/example/vpnclient/ymsvpn8.html 設定例をご確認のうえ、ご利用ください。 [5] モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。 - au USB STICK LTE HWD12 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/mobile-internet/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ■仕様変更 [1] 以下のデータ通信端末を使用したモバイルインターネット機能で、アタッチされな い一部の端末に対応した。 - IIJ Mobile 510FU - NTTコム WM320 [2] RIPで他のルーターから経路を受信しているとき、スタティックやOSPFなどRIPより優 先度が高く設定されたルーティングプロトコルで同じ宛先ネットワークへの経路を受 信した場合の仕様を以下のように変更した。 - 無効となったRIP由来の経路にはshow ip route detailコマンドの付加情報に "(hidden)"ではなく"(invalid)"と表示するようにした。 - 無効となったRIP由来の経路を削除するか、優先度が高い経路が消滅したときに再 有効化させるかをrip preferenceコマンドのオプションで設定できるようにした。 ○RIPによる経路の優先度の設定 [書式] rip preference PREFERENCE [invalid-route-reactivate=SWITCH] no rip preference [PREFERENCE [invalid-route-reactivate=SWITCH]] [設定値及び初期値] PREFERENCE [設定値] : 1以上の数値 (1...2147483647) [初期値] : 1000 SWITCH ★ [設定値] : --------------------------------------------------------- 設定値 説明 --------------------------------------------------------- on 無効となったRIP由来の経路を削除しない off 無効となったRIP由来の経路を削除する --------------------------------------------------------- [初期値] : off [説明] RIPにより得られた経路の優先度を設定する。経路の優先度は1以上の数値で表さ れ、数字が大きい程優先度が高い。スタティックとRIPなど複数のプロトコルで得 られた経路が食い違う場合には、優先度が高い方が採用される。優先度が同じ場 合には時間的に先に採用された経路が有効となる。 RIPで他のルーターから経路を受信しているとき、スタティックやOSPFなどRIPよ り優先度が高く設定されたルーティングプロトコルで同じ経路を受信した場合、 通常RIPにより受信した経路は無効となって削除されるが、 invalid-route-reactivateオプションをonで指定している場合、優先度が高い経 路が消滅したときに無効になっていたRIP由来の経路を再有効化する。 ★ [ノート] スタティック経路の優先度は10000で固定である。 invalid-route-reactivateオプションをonで指定しているとき、再有効化した経 路をRIPの発信元が広告しなくなっても当該経路がルーティングテーブル上に残り 続けることがあるため、invalid-route-reactivateオプションはoffにすることが 望ましい。 ★ なお、上記のルーティングテーブルに残った経路は、RIPの使用を停止することで 削除できる。 ★ [3] BGP4で受信したOPENメッセージにオプションが付与されていても無視して接続できる ようにした。 ○BGPによる接続先の設定 [書式] bgp neighbor NEIGHBOR_ID REMOTE_AS REMOTE_ADDRESS [PARAMETER...] no bgp neighbor NEIGHBOR_ID [REMOTE_AS REMOTE_ADDRESS [PARAMETER...]] [設定値及び初期値] NEIGHBOR_ID [設定値] : 近隣ルーターの番号 (1...2147483647) [初期値] : - REMOTE_AS [設定値] : 相手のAS番号 (1..65535) [初期値] : - REMOTE_ADDRESS [設定値] : 相手のIPアドレス [初期値] : - PARAMETER : TYPE=VALUEの組 [設定値] : ----------------------------------------------------------------- TYPE VALUE 説明 ----------------------------------------------------------------- hold-time off、秒数 キープアライブの送信間隔 (3..28,800秒) metric 1..21474836 MED(Multi-Exit Discriminator) で通知するメトリック passive onまたはoff 能動的なBGPコネクションの接続 を抑制するか否か gateway IPアドレス/ 接続先に対するゲートウェイ インターフェース local-address IPアドレス BGPコネクションの自分のアドレ ス ignore-capability onまたはoff capabilityを無視するか否か ★ ----------------------------------------------------------------- [初期値] : hold-time=180 metricは送信されない passive=off gatewayは指定されない local-addressは指定されない ignore-capability=off ★ [説明] BGPコネクションを接続する近隣ルーターを定義する。 [ノート] metricパラメーターはすべてのMEDの初期値として働くので、bgp importコマンド でMEDを設定したときにはそれが優先される。 gatewayパラメーターは、接続先が同一のセグメントにないときに、その接続先に 対するゲートウェイ(ネクストホップ)を指定する。 以下のリビジョン以降、本コマンドは最大で32個までしか設定することはできな い。 - RTX3000 : Rev.9.00.56 - RTX1200 : Rev.10.01.36 - RTX810 : Rev.11.01.06 RT250iではlocal-addressは指定できない。 [4] IKEv1で、鍵交換の処理を一部の実装に合わせられるようにした。 IKEv1の旧実装(リリース1)と新実装(リリース2)は、ipsec ike backward-compatibilityコマンドで切り替えることができる。 IKEv1の旧実装と新実装でIPsec接続する場合、認証アルゴリズムと暗号化アルゴリズ ムとの組み合わせによっては接続が確立しなかったり、データの送受信が行えない。 ○IKEv1鍵交換タイプの設定 [書式]   ipsec ike backward-compatibility GATEWAY_ID TYPE   no ipsec ike backward-compatibility GATEWAY_ID [TYPE] [設定値及び初期値]   GATEWAY_ID   [設定値]:セキュリティ・ゲートウェイの識別子    [初期値]:-   TYPE:IKEv1で使用する鍵交換のタイプ   [設定値]: -----------------------------------------------------------------       設定値     説明 -----------------------------------------------------------------      1       ヤマハルーターのリリース1(過去のリリース)との互 換性を保持する      2        ヤマハルーターのリリース2(新リリース)に合わせる -----------------------------------------------------------------    [初期値]:1 [説明] IKEv1で使用する鍵交換のタイプを設定する。 [5] console linesコマンドを"infinity"に設定しているとき、showコマンドの実行中に Ctrl+cを入力することで表示を中断できるようにした。 また、show techinfoコマンドを実行したときも、Ctrl+cを入力することで表示を中 断できるようにした。 [6] フィルターやNATの設定にニーモニックとして"submission"を使用できるようにした。 "submission"はポート番号587として処理される。 また、かんたん設定ページでプロバイダ情報の設定をしたときに、submissionもsmtp やpop3と同様にフィルターで通すようにした。 [7] show environmentコマンドの実行結果にパケットバッファの使用率を表示するように した。 [8] かんたん設定ページのトップページからログアウトできるようにした。 [9] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[システム情報のレポート作成]に、 TECHINFOの情報を表示するリンクを追加した。 [10] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[VPN接続の設定]で、以下のVPN接続を追加 または修正するとき、NATトラバーサルの設定ができるようにした。 - IPsecを使用したネットワーク型LAN間接続VPN - L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(PP) - L2TP/IPsecを使用したリモートアクセスVPNサーバー(Anonymous) [11] かんたん設定ページのウィザードから接続中の以下のプロバイダの設定を変更し、 [プロバイダの登録]で接続ボタンをクリックしたとき、再接続を行うようにした。 - PPPoEを用いる端末型ブロードバンド接続(フレッツ 光ネクスト、Bフレッツなど) - モバイルインターネット接続 - フレッツ 光ネクストにおけるインターネット(IPv6 PPPoE)接続 [12] かんたん設定ページへのログインに失敗したときに表示されるエラー画面で、パス ワードを設定していない場合のログイン方法に関する説明を追加した。 [13] SSHクライアント機能で、サーバーから切断されたとき、コンソールにメッセージを 表示するようにした。 ■バグ修正 [1] ファストパスの通信で不正なパケットを受信すると、リブートしたり、ハングアップ したりすることがあるバグを修正した。 [2] ルーターからのTCPによるデータ送信が大量に行われたとき、ごく稀にリブートする ことがあるバグを修正した。 [3] USBポートでデータ通信端末の抜き差しを繰り返すとリブートすることがあるバグを 修正した。 [4] モバイルインターネット機能で、データ通信端末へのデータまたはコマンド送受信に 失敗したときにリブートすることがあるバグを修正した。 [5] IKEv2メッセージを受信したときにIKEv2の設定が正しくされていない場合、リブート することがあるバグを修正した。 Rev.11.01.09以降で発生する。 [6] IKEv2で接続中にリブートする可能性を排除した。 [7] show status ppコマンドおよび、show status wan1コマンドで、モバイルインター ネット機能に割り当てられたインターフェースの状態を表示させると、リブートす ることがあるバグを修正した。 [8] コマンドヘルプの表示中に"---つづく---"と表示され、そのままログインタイマーが タイムアウトになった状態でEnterキーを入力するとリブートすることがあるバグを 修正した。 [9] nat descriptor address outerコマンドで、IPアドレスの範囲に16385個以上のアド レスを指定すると、リブートしたりハングアップしたりすることがあるバグを修正し た。 [10] ipv6 INTERFACE mld routerコマンドを設定するとリブートする可能性を排除した。 [11] SCP機能で、大きなサイズのファイルを転送するとリブートすることがあるバグを修 正した。 [12] scpコマンドで、送信元ファイル名に半角スペースを含む文字列を指定するとリブー トするバグを修正した。 [13] 外部メモリ内のファームウェアから起動しているとき、scpコマンドでファームウェ アの更新を複数回行うと、2回目以降はファームウェアの書き込みエラーになったり ハングアップやリブートしたりすることがあるバグを修正した。 [14] 外部メモリ内のファームウェアから起動しているとき、scpコマンドで宛先にexecを 指定してファームウェアの更新を行うとメモリリークするバグを修正した。 [15] scpコマンドで、ファームウェアファイルや設定ファイルを転送中に以下のいずれか の条件を満たすとメモリリークするバグを修正した。 - Ctrl+cでキャンセルする - ログインタイマーがタイムアウトになる - 回線断によりSSH接続がタイムアウトになる [16] USBデバイスまたはmicroSDメモリを抜いたときに"damaged block〜"というログが出 力され、メモリリークすることがあるバグを修正した。 [17] traceroute6コマンドを実行したときにメモリリークすることがあるバグを修正した。 [18] モバイルインターネット機能のPPインターフェース接続で、PP側アドレスに対する pingに応答していると、パケットが送信できなくなることがあるバグを修正した。 [19] モバイルインターネット機能のWANインターフェース接続で、以下のデータ通信端末 を使用しているとき、網への接続ができなくなることがあるバグを修正した。 - IIJ mobile 510FU - NTTコム WM320 [20] モバイルインターネット機能で、docomo L-08Cのアタッチに失敗することがあるバ グを修正した。 [21] モバイルインターネット機能のPPインターフェース接続で、以下のデータ通信端末 で接続中に電波受信レベルの取得要求をしたとき、表示されるエラーメッセージが 不適切であるバグを修正した。 - docomo L-02C - docomo L-03D [22] LAN分割インターフェースを利用したPPPoE接続をしているとき、IPsecやL2TP/IPsec でファストパスの通信ができないバグを修正した。 Rev.11.01.06以降で発生する。 [23] IPsecで、ipsec ike pre-shared-keyコマンドが未設定かつipsec ike remote name コマンドが設定済みのときに、アグレッシブモードのレスポンダーとしてメッセー ジを受信するとIPsecの処理全体が遅くなるバグを修正した。 [24] IPsecで、ipsec ike keepalive useコマンドでautoが設定されていて、接続相手か らのheartbeatパケットの受信によってキープアライブが動作しているとき、show ipsec sa gatewayコマンドでKフラグが表示されないことがあるバグを修正した。 [25] L2TP/IPsecでVJCまたはCCPが有効な場合、データ領域が不正なL2TPパケットが送信 されることがあるバグを修正した。 [26] L2TP/IPsecで、ファストパス処理においてパディングを含むIPパケットをトンネル へ送出するときに不正なパケットとして送信してしまうバグを修正した。 本バグによって一部のパケットがトンネルを疎通できず、正しく通信が行えなく なっていた。 Rev.11.01.06以降で発生する。 [27] L2TP/IPsecで、接続中のL2TP/IPsec接続が切断されるときに他のL2TP/IPsec接続も 切断されてしまうことがあるバグを修正した。 [28] L2TP/IPsecで、以下の条件に合致すると切断処理が行われてしまうバグを修正した。 - IPsecフェーズ1で再送された第3メッセージおよび第5メッセージを受信したとき - IPsecフェーズ1が確立した状態で、そのフェーズ1で使用された情報を持つIPsec フェーズ1のメッセージを受信したとき Rev.11.01.06以降で発生する。 [29] L2TP/IPsecで、正しい設定がされているにもかかわらずクライアントからの接続要 求を受け付けられないことがあるバグを修正した。 tunnel encapsulation l2tpコマンドを最後に設定したときに発生する。 [30] L2TP/IPsecで、正常切断にもかかわらずSTATUSランプが点灯してしまうバグを修正 した。 当該トンネルでIKEキープアライブが有効になっているときに発生する。 Rev.11.01.06以降で発生する。 [31] IKEv2で、接続するそれぞれのルーターから同時に鍵交換を始動した場合、トンネル が確立してもデータの送受信ができないことがあるバグを修正した。 本修正により、IKE_AUTH交換時に、INITIAL_CONTACT Notifyメッセージを送受信し ないようになる。 [32] IKEv2で、ip keepaliveコマンドのipsec-refresh/ipsec-refresh-up/ ipsec-refresh-downオプションを設定しているとき、キープアライブの到達性が変 化してもSAが更新されないバグを修正した。 [33] データコネクト拠点間接続のIPsecトンネルで、IPv6ノーマルパス設定でパケットの 送信が無く受信のみがあるときに、tunnel ngn disconnect timeコマンドの設定時 間で切断されてしまうバグを修正した。 [34] SNMPで、LAN分割およびタグVLANインターフェースの送信パケット数が物理LANイン ターフェースでカウントされるバグを修正した。 また、受信オクテット数について、イーサネットヘッダー分がカウントされないこ とがあるバグを修正した。 [35] LAN分割インターフェースで、show status lanコマンドを実行したり、SNMPで情報 を取得したとき、送受信のオクテット数が1パケットにつき4オクテット多いバグを 修正した。 [36] LAN分割の設定をしているとき、SNMPでIF-MIB::ifOutQLen変数の値を取得すると、 正しい値が得られないバグを修正した。 [37] VLANの設定をしているとき、SNMPで以下の情報を取得すると正しい値が得られない バグを修正した。 - VLANインターフェースのIF-MIB::ifType - VLANインターフェースのIF-MIB::ifSpeed - VLANインターフェースのIF-MIB::ifPhysAddress [38] 外部メモリ内のファームウェアから起動しているとき、TFTPでリビジョンアップで きないことがあるバグを修正した。 [39] TFTPでルーターの設定を取得したときに、取得した設定ファイルで一部の機能のバ ナーが表示されないバグを修正した。 [40] USB、microSD、DOWNLOADボタンを押しながら起動して工場出荷状態に戻したとき、 RTFS領域が初期化されないバグを修正した。 [41] RTFS領域にディレクトリを作成しようとしたときにガベージコレクトが発生すると、 ディレクトリが作成されないバグを修正した。 [42] 保存先として外部メモリ内に存在するファイル名を指定してsaveコマンドを実行し たとき、保存できないことがあるバグを修正した。 外部メモリ内のファイルが以下のいずれかの条件を満たしているときに発生する。 - ファイルの先頭に204バイト以上の改行されていない文字列が書かれている - ファイルの先頭に "# #" から始まる文字列が書かれている [43] Luaスクリプト機能のrt.command関数で、以下のコマンドが実行できないバグを修正 した。 - show status l2tp - show status ngn [44] SSHサーバー機能やSSHクライアント機能、SCP機能を同時に使用しようとすると、先 に接続中のセッションが切断されるバグを修正した。 [45] SSHクライアント機能で、ログイン成功時/ログイン失敗時/ログアウト時に出力され るINFOレベルのログが、DEBUGレベルとして出力されるバグを修正した。 [46] SCP機能で、ファイル転送時の転送率表示が不正な値になることがあるバグを修正し た。 [47] scpコマンドでファームウェアの更新をするとき、ファームウェアの書き込み処理中 に回線断によりSSH接続がタイムアウトになると、更新に成功したにも関わらず 「ファイルの転送に失敗しました」というエラーログが出力されるバグを修正した。 [48] scpコマンドで、ファームウェアファイルや設定ファイルを転送中にログインタイ マーがタイムアウトになると、以降ログインタイマーのタイムアウトによるログア ウトがされなくなるバグを修正した。 [49] scpコマンドで、以下のエラーメッセージが不適切であるバグを修正した。 - 送信先ファイルの設定値の文字数が多いとき - 送信元ファイルまたは送信先ファイルの設定値にマルチバイト文字を入力したと き [50] saveコマンドを実行したとき、ごく稀に設定が正しく保存されないことがあるバグ を修正した。 [51] PPPoE接続中にPPPoEで使用されているインターフェースから送信されるパケットが ノーマルパスで処理されるとき、show status lanコマンドの実行結果で、送信パ ケットとしてカウントされていないバグを修正した。 [52] PPPの認証で、mschapまたはmschap-v2が使用された場合であっても、show status ppコマンドで出力されるPPPオプションに含まれる認証アルゴリズムが"CHAP"と表示 されるバグを修正した。 [53] ipv6 filter dynamicコマンドで、指定されたフィルター番号に該当するIPv6のフィ ルターが適用されず、IPv4用に設定された同じフィルター番号を持つフィルターが 適用されるバグを修正した。 [54] ip filter dynamicコマンドおよびipv6 filter dynamicコマンドで、使用できない 以下のニーモニックが設定できてしまうバグを修正した。 - ip, ipv6, icmp, rsvp, gre, esp, ah, icmp6, icmpv6, ospf, pim [55] login userコマンドで、登録できる最大数を越えて設定できてしまうことがあるバ グを修正した。 [56] dhcp scope optionコマンドで、文字列を指定するオプションに値が指定されていな くてもエラーにならないバグを修正した。 [57] dhcp scope lease typeコマンドが削除できないことがあるバグを修正した。 [58] dhcp scope lease typeコマンドでbind-priorityを設定し、fallbackオプションを 指定したときのエラーメッセージが不適切であるバグを修正した。 [59] sntpd hostコマンドのホストに、IPアドレスまたはIPアドレス範囲を複数個設定し たとき、2つ目以降に指定したホストからアクセスできないバグを修正した。 [60] pp bindコマンドで、INTERFACEパラメーターの指定に関する以下のバグを修正した。 - 複数の異なる種類のインターフェースを指定してもエラーとならない - 第1引数でTUNNELインターフェースの範囲指定表記を使用すると、それより後ろの 引数が無視される  - 第1引数でTUNNELインターフェースの個別指定表記を使用すると、それより後ろの 引数でTUNNELインターフェースの範囲指定表記を使用したときにキーワードエ ラーとなる   - PPインターフェースとしてanonymousインターフェース以外が選択されているとき に、複数の異なるTUNNELインターフェースを指定してもエラーとならない [61] tunnel ngn interfaceコマンドで、LAN分割されたインターフェースがタブ補完され ないバグを修正した。 [62] ngn typeコマンドで、LAN分割されたインターフェースを設定できないバグを修正し た。 [63] show ip secure filterコマンドで、NULLインターフェースが設定できないバグを修 正した。 [64] 以下のコマンドで、LOOPBACKインターフェースおよびNULLインターフェースがタブ 補完されないバグを修正した。 - ip stealth - ipv6 stealth [65] switch selectコマンドで不正なパラメーターが入力できるバグを修正した。 [66] 以下のコマンドでインターフェースを指定し、パイプ("|")でlessコマンドと組み合 わせて実行すると、実行結果が正しく表示されないことがあるバグを修正した。 - show ip connection - show ipv6 connection - show ip intrusion detection [67] show configコマンドを実行したとき、同じスコープ番号に対するdhcp scope bind コマンドがソートされずに表示されてしまうバグを修正した。 [68] pppoe access concentratorコマンドに244文字以上の文字列を設定すると、show status ppコマンドの表示が不正になるバグを修正した。 [69] no queue INTERFACE class controlコマンドで、CLASSパラメーターを指定せずに実 行したときにエラーとならないバグを修正した。 [70] no ip tos supersedeコマンドで識別番号を指定せずに入力してもエラーが表示され ないバグを修正した。 [71] no external-memory accelerator cache sizeコマンドで、外部メモリを指定せずに 入力してもエラーが表示されないバグを修正した。 [72] l2tp syslogコマンドをonに設定しているとき、L2TP/IPsecで接続するとSYSLOGが文 字化けすることがあるバグを修正した。 [73] 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。 - bgp import ※noコマンド - dhcp duplicate check - dhcp scope lease type - external-memory accelerator cache size ※noコマンド - ip INTERFACE rip send - ip filter dynamic - ip tos supersede ※noコマンド - ipsec ike payload type - ipv6 INTERFACE mld ※noコマンド - ipv6 filter dynamic - ipv6 nd ns-trigger-dad ※noコマンド - ipv6 route - l2tp keepalive log - lan keepalive log - less config - pp bind - pp keepalive log - pptp keepalive log - queue INTERFACE class control ※noコマンド - snmpv3 vacm access - switch control function get status-loopdetect-recovery-timer - switch control function set loopdetect-use-control-packet - telnet [74] かんたん設定ページの以下のヘルプページの一部が正しく表示されないバグを修正 した。 - [詳細設定と情報]-[通信履歴のレポート作成]-[切断コード] - [詳細設定と情報]-[システム情報のレポート作成] [75] かんたん設定ページのヘルプページで、モバイルインターネット機能のWANインター フェース接続に関する内容が表示されないバグを修正した。 [76] 外部メモリ内の設定ファイルで起動し、外部メモリを抜いた状態でかんたん設定 ページから設定の変更を行ったとき、警告画面が表示されないことがあるバグを追 加修正した。 [77] LAN分割の設定をした状態でかんたん設定ページの[スイッチ制御]-[基本設定]から LAN1インターフェースに対してスイッチ制御を使用する設定に変更しようとしたと き、表示されるエラーメッセージが不適切であるバグを修正した。 [78] かんたん設定ページの[詳細設定と情報]-[URLフィルタの統計情報の表示]-[URLフィ ルタの状態]のヘルプページの誤記を修正した。 [79] RFCの記述の不整合を起因とするOSPFv2の脆弱性(VU#229804)について対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Security/VU96465452.html OSPFでAdvertising RouterとLink State IDとが異なるRouter LSAを含むLSUパケッ トを受信したとき、それを破棄するようにした。 ■更新履歴 Jul. 2013, Rev.11.01.19 リリース Aug. 2013, Rev.11.01.19 バグ修正[79] 追加 Sep. 2013, Rev.11.01.19 機能追加[4] 追加 Nov. 2013, Rev.11.01.19 機能追加[5] 追加 Dec. 2013, Rev.11.01.19 機能追加[4] 設定例のリンクを追記 Feb. 2017, Rev.11.01.19 バグ修正[4] 文面修正 以上