http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.10.01/relnote_10_01_29.html Revision : 10.01.29 Release : Feb. 2011, ヤマハ株式会社 Rev.10.01.29リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ RTX1200 Rev.10.01.24 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] スイッチ制御機能を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] SNMPでSWX2200の状態を取得できるようにした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/snmp/snmp_switch.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [3] NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続機能を追加   した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn_dataconnect.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [4] SNMPv3でVACMに対応した。 [5] SNMPでモバイル端末の情報取得と電波強度トラップ送信に対応した。 トラップについてはyrIfMobileStatusTrapを送出する。 このトラップは、ルーターが電波強度を取得した時に snmp trap mobile signal-strengthの設定と一致した場合に送出される。 ○電波強度トラップ送信の設定 [書式] snmp trap mobile signal-strength SWITCH [ANTENNALEVEL] no snmp trap mobile signal-strength [SWITCH [ANTENNALEVEL]] [設定値及び初期値] SWITCH:トラップの送信設定 [設定値] : 設定値 説明 ------------------------------ on トラップを送信する off トラップを送信しない [初期値] : off ANTENNALEVEL:アンテナ本数の閾値 [設定値] : 設定値 説明 ---------------------- 0..3 アンテナ本数 省略 省略時は圏外 [初期値] : - [説明] モバイル端末の電波強度トラップを送信するか否かを設定する。 自動/手動に関わらず、ルーターが電波強度を取得した時にトラップ送信が許可 されており、電波強度のアンテナ本数が閾値以下であった場合にトラップが送信 される。 [6] HTTPリビジョンアップ機能において、HTTPリダイレクトに対応した。 http revision-up urlコマンドで指定されたURLへのHTTP要求に対して、 以下のステータスコードが応答として返された場合にはHTTPヘッダー内の "Location:"で指定されたURLを用いてHTTPリビジョンアップを行う。 ○HTTPステータスコード - HTTP1.0 301 Moved Permanently - HTTP1.1 301 Moved Permanently - HTTP1.0 302 Moved Temporarily - HTTP1.1 302 Found - HTTP1.1 307 Temporary Redirect ○対応したリビジョンアップ手段 - http revision-up goコマンドの実行 - GUIのリビジョンアップの実行ページ - ダウンロードボタン押下 [7] DiffServベースQoSに対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/qos/diffserv_qos.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ■仕様変更 [1] ProxyARP機能が設定されているインタフェースでは、GratuitousARP要求を受信して も応答しないように変更した。 また、senderIPが0.0.0.0のARP要求についてもProxyARP機能では応答しないように 変更した。 [2] 起動時のコンフィグ設定においてsshd host key generateコマンドを読み込む際、 SSHの暗号化されたRSA秘密鍵とDSA秘密鍵の復号に失敗した場合にはRSA秘密鍵とDSA 秘密鍵を再生成するようにした。 この変更によって秘密鍵が再生成される場合には、起動時間が30秒程度長くなる。 [3] 外部データベース参照型URLフィルター機能のトレンドマイクロ社対応で、以下のよ うに動作を変更した。 - 宛先アドレスがプライベートアドレスの場合URLを評価しないようにした。 ただし、宛先アドレスが設定されているプロキシサーバーのアドレスと同一の場 合にはURLを評価する。 - url filter external-database access failureコマンドがpassに設定されてい る場合、データベースにアクセスできない時にはキャッシュを参照するように した。 [4] 以下のIPアドレスの設定時に重複をチェックしないように変更した。 ○IPアドレスの設定 - ip INTERFACE address - ip pp address - ip tunnel address - ip loopback address ○IPv6アドレスの設定 - ipv6 INTERFACE address - ipv6 pp address - ipv6 tunnel address - ipv6 loopback address ○IPv6プレフィックスの設定 - ipv6 INTERFACE prefix - ipv6 pp prefix - ipv6 tunnel prefix [5] show techinfoコマンドの結果に、show status heartbeat2コマンドを追加した。 [6] SIPのUPDATEに対するレスポンス送信時に付いていたMin-SEヘッダーを削除した。 [7] SIPのOPTIONSリクエストに対して応答をしないように変更した。 [8] Luaスクリプト機能のrt.syslog関数で入力するログ文字列にタブ文字が使用できるよ うにした。 ■バグ修正 [1] モバイル端末を挿入した状態での起動や挿抜で、ごく稀にシステムがハングアップす ることがあるバグを修正した。 [2] 正常なSIPパケットを短い時間に大量に受信するとメモリリークしてリブートするこ とがあるバグを修正した。 [3] snmpv3 trap hostコマンドを不正な書式で入力するとリブートすることがあるバグを 修正した。 [4] SFTP接続でsystemディレクトリ下へファイルをPUTした場合に不正なメモリ解放を示 すログが出力されたり、リブートすることがあるバグを修正した。 [5] 以下のコマンド入力によりリブートすることがあるバグを修正した。 - connect tunnel - connect pp - disconnect tunnel - disconnect pp ※ Rev.10.01.24のファームウェアで発生する。 [6] IKEキープアライブで、キープアライブパケットを送信せずに失敗と判定してしまう ことがあるバグを修正した。 [7] LAN1スイッチングハブにおいて、以下の条件で通信が行えなくなることがあるバグを 修正した。 - リンクアップしている任意のポートでリンク速度のみ変化した場合 - リンクアップしている任意のポートで瞬間的にリンクダウンが発生し、 リンクアップ後の速度がリンクダウン前の速度から変化する場合 [8] VRRPにおいて、仮想ルーターのIPアドレスとしてVRRPグループに所属するVRRPルー ターのうちの1台のIPアドレスを利用する場合、マスタールーターのシャットダウン によりバックアップルーター経由の経路に切り替わった状態だとバックアップルー ター配下の端末の通信が行えなくなることがあるバグを修正した。 [9] 起動直後から以下の機能が使用できないことがあるバグを修正した。 - TFTP - SNMP(snmp hostコマンドが設定されているとき) [10] DHCPv6クライアント機能において、優先度が小さいDHCPv6サーバーにReqeustを送信 していたバグを修正した。 [11] queue INTERFACE typeコマンドの設定がpriorityまたはshapingになっているLANイ ンタフェースにおいて、wol sendコマンドを実行してもMagic Packetが送出されな いバグを修正した。 [12] モバイルインターネット機能で、網側からの接続切断直後の再接続が、発信規制に より1分程度できないことがあるバグを修正した。 [13] モバイルインターネット機能で、接続中にpp disableコマンドまたはno pp bind コマンドを実行すると切断できなくなるバグを修正した。 [14] 侵入検知機能において、IPヘッダー、IPヘッダーオプション、フラグメント、 ICMP、UDP、TCPに関する侵入検知がインタフェースから出て行くパケットについて 動作していないバグを修正した。 [15] SFTP接続でRTFS領域または外部メモリへファイルを書き込む場合、書き込みに失敗 するとメモリリークすることがあるバグを修正した。 [16] 外部データベース参照型フィルターで外部データベースにアクセスできなくなるこ とがあるバグを修正した。 [17] SNMPでyrIfTunnelDisplayAtMib2にアクセスできないバグを修正した。 [18] SNMPv3 Informの通信を行った後にsnmpv3 engine idコマンドの設定を変更すると、 以後SNMPv3の各種送受信ができなくなることがあるバグを修正した。 [19] snmpv3 usm userコマンドが存在する状態でsnmpv3 engine idコマンドの設定を変更 するとメモリリークするバグを修正した。 [20] saveコマンドにて設定ファイルを暗号化して外部メモリに保存したとき、不正な データが書き込まれることがあるバグを修正した。 [21] IPsec接続において、設定できないはずのTUNNELがUPすることがあるバグを修正 した。 [22] LAN分割機能を設定した時、以下のコマンドの入力形式の"lan1"が不正に分割された インタフェースに変換されてしまうバグを修正した。 - lan port-mirroring lan1 - snmp trap link-updown separate-l2switch-port lan1 [23] 外部メモリに保存するSYSLOGファイル名の拡張子に ".bak" を指定したときのエ ラーメッセージを適切なメッセージに変更した。 [24] FAT16のアロケーションユニットサイズ64KBでフォーマットされた外部メモリにアク セスするとメモリが不正に解放されるバグを修正した。 [25] 本来実行できないはずのshow status sip serverコマンドとshow status sip presenceコマンドが有効になっているバグを修正した。 [26] 以下のコマンドのオンラインヘルプの誤記を修正した。 - ospf area network - ip INTERFACE ospf area - bgp neighbor [27] GUIの初期設定ウィザードで管理者パスワードを暗号化して設定することができない バグを修正した。 ※ Rev.10.01.24のファームウェアで発生する。 [28] GUIの「DHCP認証(端末の設定)」ページで不正に長いMACアドレスを指定するとバッ ファオーバーランが発生するバグを修正した。 [29] GUIのウィザードから「CATVインターネット、またはPPPoEを用いない端末型接続」 のWAN側IPアドレスを指定して登録すると、正しく設定できたにも関わらず、設定 完了画面で "設定が正常に完了しませんでした。" と表示されてしまうバグを修正 した。 ■更新履歴 Feb. 2011, Rev.10.01.29 リリース Feb. 2011, Rev.10.01.29 リリースノート 機能追加[1] 公開資料へのリンク追加, 機能追加[2] 公開資料へのリンク追加, 機能追加[5] コマンド設定値の誤記修正 以上