http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.09.00/relnote_09_00_56.html
Revision : 09.00.56
Release : Aug. 2012, ヤマハ株式会社

RTX3000 Rev.9.00.56 リリースノート


RTX3000 Rev.9.00.52 からの変更点


■機能追加

  1. IBGPに対応した。
    Unnumbered接続をしているインタフェースを経由するネイバーとは接続できない。

  2. データコネクト拠点間接続で接続時に拠点間で設定された帯域に合わせて、QoSの帯域設定を自動的に変更する機能を追加した。
    queue interface class propertyコマンドのbandwidthパラメーターにngnを設定できるようにした。

    ○クラスの属性の設定

    [書式]
    queue interface class property class bandwidth=bandwidth
    queue interface class property class type=type
    queue pp class property class bandwidth=bandwidth [parent=parent] [borrow=borrow] [maxburst=maxburst] [minburst=minburst] [packetsize=packetsize]
    no queueinterface class property class [bandwidth=bandwidth ...]
    no queue pp class property class [bandwidth=bandwidth ...]
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名
    • class
      • [設定値] : クラス (1..16; RTX3000の場合は1..100)
    • bandwith
      • [設定値] :
        • クラスに割り当てる帯域(bit/s)
        • 数値の後ろに'k'、'M'をつけるとそれぞれkbit/s、Mbit/sとして扱われる。 また、数値の後ろに'%'をつけると、回線全体の帯域に対するパーセンテージとなる。
        • 'ngn'を設定した場合はデータコネクト拠点間接続の接続時に決めた帯域に設定される。 ... ★
    • parent
      • [設定値] : 親クラスの番号 (0..16)
      • [初期値] : 0
    • borrow
      • [設定値] : 帯域が足りなくなった場合に親クラスから帯域を借りるか否かの設定
        設定値 説明
        on 借りる
        off 借りない
      • [初期値] : on
    • maxburst
      • [設定値] : 連続送信できる最大バイト数 (1..10000)
      • [初期値] : 20
    • minburst
      • [設定値] : 安定送信中に連続送信できる最大バイト数 (1..10000)
      • [初期値] : 初期値:maxburst/10
    • packetsize
      • [設定値] : クラスで流れるパケットの平均パケット長 (1..10000)
      • [初期値] : 512
    • type
      • [設定値] :
        設定値 説明
        priority 優先制御クラスとして使用することを明示する
    [説明]
    指定したクラスの属性を設定する。
    [ノート]
    bandwidthパラメーターで各クラスに割り当てる帯域の合計は、回線全体の帯域を越えてはいけない。 回線全体の帯域は、speedコマンドで設定される。なお、cbqによる帯域制御を行う場合、 各クラスに割り当てる帯域は、親クラス以下の値でなければいけない。
    'ngn'を指定した場合は、データコネクト拠点間接続で接続時に決まる帯域に自動的に設定される。 複数のデータコネクト拠点間接続を利用する場合は、トンネルインタフェース毎にクラスを分ける必要がある。 また、tunnel ngn interfaceコマンドで使用するLANインタフェースを設定する必要がある。 ... ★

    queue interface typeコマンドでshapingが指定されている場合は、Dynamic Traffic Controlによる帯域制御を行うことが可能である。 Dynamic Traffic Controlを行うためには、 bandwidthパラメーターに「,」(コンマ)でつないだ2つの速度を指定することで、保証帯域と上限帯域を設定する。 記述順に関係なく、常に値の小さな方が保証帯域となる。なお、保証帯域の合計が回線全体の帯域を越えてはいけない。
    Dynamic Traffic ControlはRTX1100、RTX1500、RTX3000、SRT100、RTX1200、RTX810で利用可能である。

    parent/borrow/maxburst/minburst/packetsizeパラメーターはqueue interface typeコマンドでcbqが指定されている場合のみ有効である。 cbqにおいて、クラス番号0はルートクラスを表す。ルートクラスは仮想的なクラスで、常に100%の帯域を持ち、 デフォルトでは他のクラスの親クラスになっている。ルートクラスに直接パケットを割り振ることはできず、 その帯域は他のクラスに貸し出すためにだけ割り当てられている。 帯域が足りなくなった場合に、親クラスから帯域を借りてくる(borrow=on)と設定すると、このクラスの最大速度は親クラスの最大速度まで増えることができる。 通常は100%の帯域を持つルートクラスを親クラスとするので、クラスの帯域は回線速度一杯に広がることができる。 この場合、bandwidthの設定は、回線が混雑している場合に他のクラスとどの程度の割り合いで帯域を分けるかの目安として使われる。 帯域を借りてこない設定(borrow=off)だと、このクラスの最大速度はbandwidthの値になり、それ以上の帯域を使わなくなる。 特定のトラフィックの帯域を制限したい場合に有効である。

    typeパラメーターはqueue interface typeコマンドでshapingが指定されている場合のみ有効である。 インタフェースにおいて帯域制御による速度配分がされている場合でも、typeパラメーターにpriorityを指定することで、 そのクラスは優先制御クラスとなり、帯域制御クラスよりも優先してパケットの転送が行われる。 typeパラメーターにpriorityを指定したクラスが複数ある場合は、クラス番号が大きいほど優先順位が高くなる。
    typeパラメーターは RTX3000で指定可能である。

    このコマンドが設定されていないクラスには、常に100%の帯域が割り振られている。 そのため、帯域制御の設定をする場合には最低限でも対象としているクラスと、デフォルトクラスの2つに関してこのコマンドを設定しなくてはいけない。 デフォルトクラスの設定を忘れると、デフォルトクラスに100%の帯域が割り振られるため、 対象とするクラスは常にデフォルトクラスより狭い帯域を割り当てられることになる。
    SRT100ではqueue pp class propertyは指定できない。
    WANインタフェースはRev.10.01.32以降のRTX1200、Rev.10.00.60以降のSRT100、RTX810で指定可能。

  3. QoSをIPv6に対応した。
    IPv6 over IPv6、IPv6 over IPv4、IPv4 over IPv6でトンネルQoSに対応した。

    ○クラス分けのためのフィルター設定

    [書式]
    queue class filter num class1 [/class2] [cos=cos] ip src_addr [dest_addr [protocol [src_port [dest_port]]]]
    queue class filter num class1 [/class2] [cos=cos] ipv6 src_addr [dest_addr [protocol [src_port [dest_port]]]] ★
    no queue class filter num [class1 ...]
    [設定値と初期値]
    • num
      • [設定値] : クラスフィルターの識別番号
      • [初期値] : -
    • class1
      • [設定値] :
        設定値 説明
        1..100
        (RTX3000)
        クラス
        1..16
        (上記以外)
        precedence 転送するパケットのTOSフィールドのprecedence(0..7)に応じてクラス(1..8)を分けて優先制御もしくはシェーピング、 Dynamic Traffic ControlやCBQによる帯域制御を行う(RTX3000、RTX1500、RTX1100、SRT100、RTX1200、RTX810のみ指定可能)
        dscp 転送するパケットのDSフィールドのDSCP値により定義されるPHBに応じてクラス(1-9)を分けて優先制御もしくは シェーピングやDynamic Traffic Controlによる帯域制御を行う(RTX3000、RTX1500、RTX1200のみ指定可能)
      • [初期値] : -
    • class2
      • [設定値] : 第2階層クラス(1..4)
      • [初期値] : -
         
    • cos
      • [設定値] :
        設定値 説明
        0..7 CoS値
        precedence 転送するパケットのTOSのprecedence(0..7)をToS-CoS変換としてCOS値に格納する
      • [初期値] : -
         
    • src_addr : IPパケットの始点IPアドレス
      • [設定値] :
        • A.B.C.D (A〜D: 0〜255もしくは*)
          • 上記表記でA〜Dを*とすると、該当する8ビット分についてはすべての値に対応する
        • * (すべてのIPアドレスに対応)
      • [初期値] : -
    • dest_addr : IPパケットの終点IPアドレス
      • [設定値] :
        • src_addrと同じ形式
        • 省略した場合は一個の * と同じ
      • [初期値] : -
    • protocol : フィルタリングするパケットの種類
      • [設定値] :
        • プロトコルを表す十進数
        • プロトコルを表すニーモニック
          icmp 1
          tcp 6
          udp 17
        • 上項目のカンマで区切った並び(5個以内)
        • * (すべてのプロトコル)
        • established
        • 省略時は * と同じ
      • [初期値] : -
    • src_port : UDP、TCP のソースポート番号
      • [設定値] :
        • ポート番号を表す十進数
        • ポート番号を表すニーモニック(一部)
          ニーモニック ポート番号
          ftp 20,21
          ftpdata 20
          telnet 23
          smtp 25
          domain 53
          gopher 70
          finger 79
          www 80
          pop3 110
          synrpc 111
          ident 113
          ntp 123
          nntp 119
          snmp 161
          syslog 514
          printer 515
          talk 517
          route 520
          uucp 540
        • 間に - をはさんだ2つの上項目、- を前につけた上項目、- を後ろにつけた上項目、これらは範囲を指定する。
        • 上項目のカンマで区切った並び(10個以内)
        • * (すべてのポート)
        • 省略時は * と同じ
      • [初期値] : -
    • dest_port : UDP、TCP のディスティネーションポート番号
      • [設定値] : src_portと同じ形式
      • [初期値] : -
    [説明]
    クラス分けのためのフィルターを設定する。

    class1にprecedenceを指定した場合、フィルターに合致したパケットは、そのパケットのIPヘッダのprecedence値に 応じたクラスに分けられる。RTX3000、RTX1500、RTX1100、SRT100、RTX1200、RTX810で指定可能である。

    class1にdscpを指定した場合、フィルターに合致したパケットは、そのパケットのIPヘッダのDSCP値により定義される PHBに応じたクラスに分けられる。RTX3000、RTX1500、RTX1200で指定可能である。

    cosを指定すると、フィルターに合致したパケットに付加されるIEEE802.1Qタグのuser_priorityフィールドには、 指定したCoS値が格納される。cosにprecedenceを指定した場合、そのパケットのIPヘッダのprecedence値に対応する 値がuser_priorityフィールドに格納される。cosパラメータは RTX3000、RTX1500、RTX1200、RTX1100、RTX810、RT107e で指定可能である。

    パケットフィルターに該当したパケットは、指定したクラスに分類される。このコマンドで設定したフィルターを使用するかどうか、 あるいはどのような順番で適用するかは、各インタフェースにおけるqueue interface class filter listコマンドで設定する。

    class1class2を「/」(スラッシュ)で連結して指定することができる。class2はRTX3000で指定可能。
    [ノート]
    RTX1500ではRev.8.03以降でdscpパラメータを指定することができる。
    RTX1200ではRev.10.01.29以降でdscpパラメータを指定することができる。

  4. NGN網接続時のRADIUSアカウンティングに対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn-radius-account/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  5. データコネクトRADIUS認証機能を追加した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn-radius-auth/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  6. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、接続に失敗した場合に発信先の相手番号を変更して接続を試みることができるようにした。

    ○NGN網を介したトンネルインタフェースで接続に失敗した場合に接続を試みる相手番号の設定

    [書式]
    tunnel ngn fallback remote_tel [remote_tel ...]
    no tunnel ngn fallback [remote_tel ...]
    [設定値及び初期値]
    • remote_tel
      • [設定値] : 相手電話番号
      • [初期値] : -
    [説明]
    NGN網を介したトンネルインタフェースで使用する相手番号は、ipsec ike remote nameコマンドやtunnel endpoint nameコマンドで設定した番号に対して発信するが、これが何らかの原因で接続できなかった場合に、設定された番号に対して発信する。
    設定は最大7個まで可能で、接続に失敗すると設定された順番に次の番号を用いて接続を試みる。

  7. NTT東日本/NTT西日本のフレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 IPoE/IPv6 PPPoE)接続に対応した。

    (参考情報)
    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/FLETS-HIKARI-NEXT/

  8. DNSフォールバック動作をルーター全体で統一することができるようにした。

    ○DNSフォールバック動作をルーター全体で統一するか否かの設定

    [書式]
    dns service fallback switch
    no dns service fallback
    [設定値及び初期値]
    • switch
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on DNSフォールバック動作をIPv6優先に統一する
        off DNSフォールバック動作は機能ごとにまちまちである
      • [初期値] : off
    [説明]
    DNSフォールバック動作をルーターのすべての機能で統一するか否かを設定する。

    DNSでホスト名をIPアドレスに変換する場合、IPv4/IPv6いずれかをDNSサーバーに先に問い合わせ、アドレスが解決できない場合に他方のアドレスを問い合わせる動作を、DNSフォールバックと呼ぶ。ルーター自身が問い合わせる場合、IPv4を優先するかIPv6を優先するかは機能ごとにまちまちであった。
    このコマンドをonに設定すると、ルーターのすべての機能でIPv6が優先されるようになる。
    [ノート]
    DNSリカーシブサーバーとして、LAN内のPC等の問い合わせを上位のDNSサーバーに転送する際には、PC等の問い合わせ内容をそのまま上位サーバーに転送するため、DNSフォールバックの動作もPC等の実装がそのまま反映され、このコマンドの設定には影響を受けない。
  9. インタフェースのカウンター情報をクリアするコマンドを追加した。

    ○インタフェースのカウンター情報のクリア

    [書式]
    clear status interface
    clear status pp pnum
    clear status tunnel tunnel_num
    [設定値及び初期値]
    • interface
      • [設定値] : LANインタフェース名
      • [初期値] : -
    • pnum
      • [設定値] : 相手先情報番号
      • [初期値] : -
    • tunnel_num
      • [設定値] : トンネルインタフェース番号
      • [初期値] : -
    [説明]
    指定したインタフェースのカウンター情報をクリアする。

  10. リブートログ保存機能に対応した。

    本リビジョン以前のファームウェア(旧ファーム)から、本リビジョン、またはそれ以降のファームウェア(新ファーム)にリビジョンアップすると、 旧ファームで出力されていたログはクリアされ、show/less logコマンドで表示されなくなる。
    また、新ファームから旧ファームにリビジョンダウンしたときも同様に、旧ファームで出力されていたログはクリアされる。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/syslog/reboot_log.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

■仕様変更

  1. 通信のセッション数が多いときの性能を改善した。

  2. DHCPサーバー機能で、1〜49、62〜254のオプション番号をdhcp scope optionコマンドで設定できるように変更した。

    ○DHCPオプションの設定

    [書式]
    dhcp scope option scope_num option=value
    no dhcp scope option scope_num [option=value]
    [設定値及び初期値]
    • scope_num
      • [設定値] : スコープ番号(1..65535)
      • [初期値] : -
    • option
      • [設定値] :
        • オプション番号(1..49,62..254)またはニーモニック ★
        • 主なニーモニック
          router 3
          dns 6
          hostname 12
          domain 15
          wins_server 44
      • [初期値] : -
    • value : オプション値
      • [設定値] :
        • 値としては以下の種類があり、どれが使えるかはオプション番号で決まる。例えば、'router','dns','wins_server'は IPアドレスの配列であり、'hostname','domain'は文字列である。
          1オクテット整数 0..255
          2オクテット整数 0..65535
          2オクテット整数の配列 2オクテット整数をコンマ(,)で並べたもの
          4オクテット整数 0..2147483647
          IPアドレス IPアドレス
          IPアドレスの配列 IPアドレスをコンマ(,)で並べたもの
          文字列 文字列
          スイッチ "on","off","1","0"のいずれか
          バイナリ 2桁十六進数をコンマ(,)で並べたもの
      • [初期値] : -
    [説明]
    スコープに対して送信するDHCPオプションを設定する。
    dns serverコマンドやwins serverコマンドなどでも暗黙のうちにDHCPオプションを送信していたが、それを明示的に指定できる。 また、暗黙のDHCPオプションではスコープでオプションの値を変更することはできないが、このコマンドを使えばそれも可能になる。
    [ノート]
    no dhcp scopeコマンドでスコープが削除されるとオプションの設定もすべて消える。

  3. PAP認証で、Msg-LengthフィールドのないPAPを受理するように変更した。

  4. EAP-MD5認証で証明書要求ペイロードを送信できるようにした。

    ○EAP-MD5認証で証明書要求ペイロードを送信するか否かの設定

    [書式]
    ipsec ike eap send certreq gateway_id switch
    no ipsec ike eap send certreq gateway_id [switch]
    [設定値及び初期値]
    • gateway_id
      • [設定値] : セキュリティ・ゲートウェイの識別子
      • [初期値] : -
    • switch
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 送信する
        off 送信しない
      • [初期値] : off
    [説明]
    EAP-MD5認証方式の場合、始動側のセキュリティ・ゲートウェイから送信するIKE_AUTH交換に、証明書要求(CERTREQ)ペイロードを含めるか否かを設定する。
    [ノート]
    本コマンドはIKEv2でのみ有効であり、IKEv1の動作に影響を与えない。

  5. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、特定の帯域での着信のみ許可する設定ができるようにした。

    ○NGN網を介したトンネルインタフェースの帯域の設定

    [書式]
    tunnel ngn bandwidth bandwidth [arrivepermit=switch]
    no tunnel ngn bandwidth [bandwidth arrivepermit=switch]
    [設定値及び初期値]
    • bandwidth
      • [設定値] :
        設定値 説明
        64k 64kbit/s
        512k 512kbit/s
        1m 1Mbit/s
      • [初期値] : 1m
    • switch
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on 帯域の設定と一致しない着信も許可する
        off 帯域の設定と一致した着信のみ許可する
      • [初期値] : on
    [説明]
    NGN網を介したトンネルインタフェースの帯域を設定した値にする。
    帯域の設定が一致しない着信について、arrivepermitオプションがoffの場合は着信せず、onの場合は着信する。
    [ノート]
    通信中の変更は無効である。

  6. show accountコマンドでデータコネクト接続の料金情報を表示するようにした。
    また、データコネクト拠点間接続設定毎の料金情報も表示できるようにした。
    表示される料金情報はあくまでも目安で、2011年7月現在の料金表を参考に通信時間と接続帯域からルーター内部で計算しているため、実際に請求される料金とは異なる場合がある。

    ○データコネクトのアカウントの表示

    [書式]
    show account ngn data
    [説明]
    データコネクトの発着信回数や料金情報を表示する。

    ○TUNNELアカウントの表示

    [書式]
    show account tunnel [tunnel_num]
    [設定値及び初期値]
    • tunnel_num
      • [設定値] : 相手先情報番号
               省略時、選択されている相手について表示する
      • [初期値] : -
    [説明]
    指定したデータコネクト接続設定がされているトンネルインタフェースについて発着信回数や料金情報を表示する。
    発信回数、着信回数は切断時にカウントされる。
    料金情報は再起動によりクリアされる。
    account thresholdコマンドで設定される閾値を超えたか否かの計算には、データコネクト分の料金は含まれない。

    ○データコネクトのアカウントのクリア

    [書式]
    clear account ngn data
    [説明]
    データコネクトのアカウントをクリアする。

    ○TUNNELアカウントのクリア

    [書式]
    clear account tunnel [tunnel_num]
    [設定値及び初期値]
    • tunnel_num
      • [設定値] : 相手先情報番号
               省略時、選択されている相手について表示する
      • [初期値] : -
    [説明]
    指定したデータコネクト接続設定がされているトンネルインタフェースに関するアカウントをクリアする。
  7. DHCPv6-PDプロキシ機能で、取得したプレフィックスを基に複数のプレフィックスを動的に生成した場合、 インタフェース毎に異なるプレフィックスを配布できるようにした。
    なお、DHCPv6-PDで取得したプレフィックス長が、配布するプレフィックス長より短い場合のみ上記動作となる。

  8. DHCPv6サーバー機能で、上位のサーバーからプレフィックスなどの情報を取得するまでルーター配下の端末からのInform-Requestに応答しないようにした。
    また、Inform-Requestに応答できる場合には、Domain Search List(24)、SNTP Servers(31)オプションに上位サーバーから取得した情報を応答するようにした。

  9. DHCPv6クライアント機能で、Request、Inform-Requestの要求オプションリストにDomain Search List(24)、SNTP Servers(31)を設定するようにした。

  10. show status tunnelコマンドによりトンネルの状態を表示するとき、そのトンネル接続が データコネクト拠点間接続による接続の場合であれば、帯域を表示するようにした。

  11. Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れるか否かを設定するコマンドを追加した。
    これまではStratum 0のNTPサーバーの時刻情報は常に受け入れていたが、本仕様変更により、このコマンドが設定されていないときは受け入れないようにした。

    ○Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れるか否かを設定

    [書式]
    ntp backward-compatibility comp
    no ntp backward-compatibility [comp]
    [設定値及び初期値]
    • comp
      • [設定値] :
        設定値 説明
        accept-stratum-0 Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れる
      • [初期値] : -
    [説明]
    Stratum 0のNTPサーバーの時刻情報を受け入れる。
    [ノート]
    信頼できる時刻情報源に直接あるいは間接に同期しているNTPサーバーは、Stratum 0にはならない。

  12. 不正アクセス検知機能でUnknown IP protocolとして検知するプロトコル番号を143以上に変更した。

  13. ntpdateコマンドおよび、SNTPサーバー機能で、IPv6に対応した。
    SNTPサーバー機能では、グローバルユニキャストアドレスからのアクセスのみ対応する。

  14. BGPでLocal Preferenceを指定できるようにした。

    ○BGPに導入する経路に適用するフィルターの設定

    [書式]
    bgp import filter filter_num [reject] kind ip_address/mask ... [parameter ...]
    no bgp import filter filter_num [[reject] kind ip_address/mask ... [parameter ...]]
    [設定値および初期値]
    • filter_num
      • [設定値] : フィルター番号 (1..2147483647)
      • [初期値] : -
    • kind
      • [設定値] :
        設定値 説明
        include 指定したネットワークに含まれる経路
        (ネットワークアドレス自身を含む)
        refines 指定したネットワークに含まれる経路
        (ネットワークアドレス自身を含まない)
        equal 指定したネットワークに一致する経路
      • [初期値] : -
    • ip_address/mask
      • [設定値] :
        設定値 説明
        A.B.C.D/M A〜D: 0〜255、M: ネットマスクを表す10進数
        all すべてのネットワーク
      • [初期値] : -
    • parameter : TYPE=VALUEの組
      • [設定値] :
        TYPE VALUE 説明
        metric 1..16777215 MED(Multi-Exit Discriminator)で通知するメトリック値
        (指定しないときはMEDを送信しない)
        preference 0..255 Local Preferenceで通知する優先度
      • [初期値] :
        • metric=1
        • preference=100
    [説明]
    BGPに導入する経路に適用するフィルターを定義する。このコマンドで定義したフィルターは、 bgp importコマンドのfilter節で指定されてはじめて効果を持つ。
    ip_address/maskでは、ネットワークアドレスを設定する。 複数の設定があるときには、プレフィックスが最も長く一致する設定が採用される。
    kindの前にrejectキーワードを置くと、その経路が拒否される。

  15. OSPFv3でルーターIDがipv6 ospf router idコマンドで設定されていないとき、以下の順序でインタフェースに 付与されているIPv4アドレスを探索し、最初に見つかったIPv4アドレスをルーターIDとして使用するようにした。


  16. show techinfoコマンドの結果に以下のコマンドを追加した。


■バグ修正

  1. OSPFで広告可能な外部経路として取り込まれている静的な経路について、以下の条件を満たす設定を連続して1秒以内に行うと、 リブートすることがあるバグを修正した。


  2. BGPで24対地以上のネイバーと接続した状態でbgp configure refreshコマンドを実行するとリブートするバグを修正した。
    この修正に伴い、bgp neighborコマンドを32個までしか設定できないようにした。

  3. 不正なフォーマットのICMPv6パケットを受信するとリブートすることがあるバグを修正した。

  4. 不正なフォーマットのDNSパケットを受信すると、その後の動作が不安定になり、リブートしたりハングアップしたりすることがあるバグを修正した。

  5. DHCPクライアント、DHCPv6-PDクライアント機能で、ベンダー情報を取得する場合にリブートすることがあるバグを修正した。

  6. dhcp client hostnameコマンドやdhcp client client-identifierコマンドを設定した状態でshow status dhcpcコマンドを実行すると、 リブートすることがあるバグを修正した。

  7. ルーターのTELNETサーバー機能に関する以下のバグを修正した。


  8. mail server popコマンドで認証パスワードを指定せずに設定するとリブートすることがあるバグを修正した。

  9. ルーターを端点とするTCPの通信が行われると、稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  10. ルーターのTCPアプリケーションで、切断処理中にRSTを受信したときに稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  11. IPsec接続のフェーズ2でトランスポートモードを用いて生成されたSAが存在する場合、 ipsec refresh saコマンドの実行やIPsecに関連した設定を変更したことでSAが初期化または削除されると、 メモリの不正解放が発生したり、リブートしたりすることがあるバグを修正した。

  12. NTT東日本/NTT西日本のデータコネクトサービスを利用した拠点間接続で、IPUDPトンネルに対して 切断状態から負荷をかけるとリブートすることがあるバグを修正した。

  13. ipv6 interface address dhcpコマンドとipv6 interface dhcp serviceコマンドを記述した設定ファイルを TFTPでルーターに書き込むとハングアップし、その後リブートすることがあるバグを修正した。

  14. ディレクティッドブロードキャスト宛のMagicPacketを受信した場合、ディレクティッドブロードキャストと同じサブネットのIPアドレスが設定された LANインタフェースで以下の設定がされているとリブートするバグを修正した。


  15. 内部データベース参照型URLフィルターおよび外部データベース参照型URLフィルターを使用しているときに「/..」を含むURLを参照すると、 正しく解析できなかったり、リブートしたりすることがあるバグを修正した。

  16. 内部データベース参照型URLフィルターおよび外部データベース参照型URLフィルター使用時にフラグメントされた HTTPリクエストを受信した場合、先頭以外のパケットを先に受信するとリブートするバグを修正した。

  17. SNMP Getリクエストを受信したときのレスポンスに含む情報が2049バイト以上であるとリブートするバグを修正した。

  18. IPIPトンネルにトンネルバックアップが設定してある場合、no tunnel encapsulation ipipコマンドで 設定を削除するとハングアップするバグを修正した。

  19. IPsecのトランスポートモードで通信をするとメモリリークするバグを修正した。

  20. 特定の端末からTELNETでアクセスがあったときに、メモリリークすることがあるバグを修正した。

  21. SSHサーバー機能で、接続/切断を繰り返しているとメモリリークするバグを修正した。

  22. ipv6 interface dhcp serviceコマンドで、入力したコマンドがエラーとなったときメモリリークするバグを修正した。

  23. RAプロキシの設定をしているとき、RAを受信するとメモリリークするバグを修正した。
    メモリリークが発生すると、show ipv6 route summaryコマンドまたはshow ipv6 route detailコマンドを実行したとき、 同じ宛先に対するimplicit経路やtemporary経路が複数個表示されていた。

  24. DHCPv6クライアント機能で、サーバーから情報を取得するときにメモリリークするバグを修正した。

  25. queue class filterコマンドを上書きした場合および、no queue class filterコマンドで設定を削除した場合に、 メモリリークするバグを修正した。

  26. IPv6に関する複数のSYSLOGが同じタイミングで出力されると、メモリリークすることがあるバグを修正した。

  27. ルーターがRADIUSサーバーから受信したAccess-AcceptにFilter-Id属性または Tunnel-Password属性が2つ以上含まれているとメモリリークするバグを修正した。

  28. 経路指定があるRIPリクエストを受信した場合、その後の動作が不安定になる可能性を排除した。 ヤマハルーターではこのようなリクエストを送信することはないため、ヤマハルーター間でRIPによる経路交換を行う場合は発生しない。

  29. 高負荷の状態が続くと、show environmentコマンドで表示されるメモリ使用率が不正な値になることがあるバグを修正した。 表示だけの問題で、ルーティングなどその他の動作には影響しない。

  30. anonymous接続で名前によるルーティングを設定している場合、PPPのLCPセッション確立後にLCP Configure Requestが再送されると、 PPPセッション切断後その相手先へ接続できなくなる可能性を排除した。

  31. IPCPでIPアドレスを取得し、コネクションを切断した後、ソースアドレスが0.0.0.0のパケットを受信すると破棄するバグを修正した。

  32. フラグメントされた特定サイズのIPv6パケットを受信したとき、パケットが破棄されてしまうバグを修正した。

  33. フラグメントされたICMPv6パケットが転送されないことがあるバグを修正した。

  34. ルーターのコンソールからIPv6アドレス宛に対するtelnetコマンドやrdateコマンドなどの TCPアプリケーションを実行したとき、通信できないことがあるバグを修正した。

  35. RAを送信するとき、パケットの送信元IPv6アドレスとして不正なアドレスが選択されることがあるバグを修正した。

  36. PPPならびにIPsec XAUTHの認証やアカウンティングでRADIUSを使用する場合、Access-Request、 Accounting-Requestの再送処理中に再接続を行うと、不正なパケットが送信されたりパケットの 送信間隔が設定値よりも短くなったりするバグを修正した。

  37. IPv6のIPsecでプロトコルタイプにAHを指定したとき、トランスポートモードで通信できないバグを修正した。

  38. SFTPサーバー機能で、切断後すぐに再接続すると稀に接続できないことがあるバグを修正した。

  39. ipv6 rip preferenceコマンドで10000よりも大きな値を設定しても、RIPngによる経路よりも静的経路が優先されるバグを修正した。

  40. OSPFでタイプ5(AS External)LSAのLink State IDを決定する際に、複数のLink State IDとバッティングした場合に 正しく経路が広告されないことがあるバグを修正した。

  41. bgp export filterコマンドのpreferenceオプションが動作しないバグを修正した。

  42. OSPFv3でインタフェースが指定されていないエリアが設定されていると、起動時やOSPFv3再起動時に不正なメモリ参照をする可能性を排除した。

  43. IPsecで、トンネルインタフェースから送信されるパケットの発生に伴って始動するトンネル設定が21個以上ある場合に、 一斉に各トンネルインタフェースへパケットが送信されると一部のトンネルインタフェースでIPsecが始動しないことがあるバグを修正した。

  44. IPsec認証方式のXAUTH認証、EAP-MD5認証で使用するユーザー数およびユーザーグループ数を500までしか設定できないバグを修正した。

  45. データコネクト拠点間接続のIPsecトンネルで、ipsec ike remote nameコマンドを一旦設定してから削除し、 connect tunnelコマンドを実行すると、SYSLOGに不正なログが出力されるバグを修正した。

  46. ipsec sa policyコマンドでアルゴリズムにaes256-cbcを設定した時に、show configでaes-cbcと表示され、 再起動した時に設定がaes-cbcに変わってしまうバグを修正した。

    ※Rev.9.00.50以降のファームウェアで発生する。

  47. データコネクト拠点間接続のIPsecトンネルで、connect tunnelコマンドで接続後パケット送信がない場合、 切断タイマーの設定に関係なく60秒で切断されることがあるバグを修正した。

    ※Rev.9.00.52のファームウェアで発生する。

  48. 以下の機能でRADIUSを使用してPAPでパスワード認証を行う場合、パスワードの長さが17文字以上あると認証できないバグを修正した。


  49. RADIUS機能において、ルーターからRADIUSサーバーに送出されるAccess-RequestおよびAccounting-Requestに 含まれるNAS-Port-Type属性の値が、着信ポートの種類によらず常にISDN Sync (2) となっているバグを修正した。
    着信ポートの種類と、対応するNAS-Port-Type属性の値は以下の通りとなる。


  50. RADIUS機能でISDN接続による認証を行う場合、PP切断時にルーターからRADIUSサーバーに送出される Accounting-Requestに含まれるNAS-Port属性とCalling-Station-Id属性の値が不正になるバグを修正した。

  51. DNSサーバー機能で、PPインタフェースで取得しているDNSサーバーがIPv6アドレスのサーバーのみのとき、 そのPPインタフェースがdns server selectコマンドにrestrictオプションなしで設定されていると名前解決できないバグを修正した。

  52. dhcp scope optionコマンドで設定値が4オクテット整数型のオプションを設定するとき、 入力範囲外の値が設定できてしまうバグを修正した。

  53. DHCPv6サーバー機能で、ルーター配下に端末を接続するときInformation-Requestの要求オプションリストに DNSサーバーアドレスがあった場合、DNSサーバーアドレスを通知できないことがあるバグを修正した。

  54. DHCPv6-PDクライアントを設定しているとき、show status ipv6 dhcpコマンドで Vender Specific Informationを取得していないときでも表示するバグを修正した。

  55. DHCPv6-PD機能で、プレフィックス情報取得後にReconfigureメッセージを受信したとき、要求された動作に移行しないことがあるバグを修正した。

  56. ngn typeコマンドを設定していないインタフェースでDHCPv6-PDクライアントの設定をしているとき、 DHCPv6-PDメッセージで不要なオプションを設定し送信してしまうバグを修正した。

  57. VRRPで、マスタールーターが切り替わった直後にARP requestを受信すると、マスタールーターのみが replyを返すべきARP request(仮想IPアドレスに対するARP requestなど)に対しても、 旧マスタールーターがreplyを返すことがあるバグを修正した。

  58. 一つの宛先ネットワークに対して複数のゲートウェイが存在するとき、最初のゲートウェイが ip interface vrrp shutdown triggerコマンドのroute形式のnexthopで設定したIPアドレスでなかった場合に、 2番目以降のゲートウェイにnexthopで設定したIPアドレスが存在していてもVRRPをシャットダウンしてしまうバグを修正した。

  59. VRRPでip interface vrrpコマンドを再設定すると、優先度255のマスタールーターが、 コンフィグで設定された優先度のバックアップルーターになってしまうバグを修正した。
    また、VRRPを設定しているインタフェースでIPアドレスを再設定しても、VRRPに設定したIPアドレスが反映されないバグを修正した。

  60. IPv6でVRRPが動作している複数のルーターで、優先度が同じに設定されているときマスタールーターを正しく選定できないバグを修正した。

  61. トンネルインタフェースに対するSNMPのMIB変数ifMtuに、ip tunnel mtuコマンドの設定値が反映されないバグを修正した。
    修正前は常に1280がセットされていた。

  62. SNMP GetリクエストでtcpConnTable以下のMIB変数にアクセスできないバグを修正した。

  63. snmp yrifppdisplayatmib2コマンド、およびsnmp yriftunneldisplayatmib2コマンドの設定が、 SNMP Getリクエストを受信したときの動作に反映されないバグを修正した。

  64. vlan interface 802.1qコマンドが1つでも設定されていると、LANインタフェースがリンクダウンしたときに、 対応するすべてのタグVLANインタフェースに対するlinkdownトラップが送出されるバグを修正した。

  65. メール送信機能で、メール送信処理中に突然メールサーバーからコネクションを切断されると、以下の不具合が発生することがあるバグを修正した。


  66. トリガによるメール通知機能で、Subjectを半角スペースと全角文字を混ぜた文字 列で設定した時に、正しくMIMEエンコードできないバグを修正した。

  67. ルーターに設定しているパスワードの長さが32文字で、かつ暗号化してある場合、パスワード認証において、 最初の32文字が正しいパスワードと一致する33文字以上の文字列を入力すると、認証に成功してしまうバグを修正した。
    以下の場合にパスワードは暗号化される。


  68. ipv6 interface prefixコマンドで、autoが設定できてしまうバグを修正した。

  69. ipv6 filterコマンドのtcpflagオプションが動作しないバグを修正した。

  70. bgp import filterコマンドおよびbgp export filterコマンドで、ip_address/maskパラメーターを指定していなくても、 オプションパラメータを指定するとエラーにならないバグを修正した。

  71. no ethernet interface filterコマンドで、フィルター番号が3つ以上指定されていると削除できないバグを修正した。

  72. 以下のコマンドで、local-addrオプションに0.0.0.0や::が設定できてしまうバグを修正した。
    また、オプションを重複指定してもエラーにならないバグを修正した。


  73. console promptコマンドで長い文字列を指定している際、その後に表示されるはずのサフィックスの表示が途切れてしまうバグを修正した。

  74. ip interface vrrpコマンドで、advertise-interval/down-intervalの各パラメーターを重複指定しても エラーにならないバグを修正した。またpriority/preempt/authの各パラメーターを重複指定したときの エラーメッセージが不適切であったため、適切なメッセージに修正した。

  75. queue class filterコマンドでmappingパラメーターとcosパラメーターを同時に設定できないバグを修正した。

  76. auth user groupコマンドで、"ユーザーID-ユーザーID"という形式でユーザーIDを設定できないことがあるバグを修正した。

  77. ユーザー名と接続種別を指定してdisconnect userコマンドを実行した場合、当該ユーザーが login userコマンドで登録されていても、ログインしていないと「指定されたユーザ名は登録されていません」 というエラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  78. プロンプトの文字数 (末尾の空白1文字を含む) と入力したコマンドの文字数の合計が 4095文字を超えている状態でCtrl+Eを押下すると、カーソルの位置が終端に移動しないバグを修正した。

    ※Rev.9.00.31以降のファームウェアで発生する。

  79. show status vlan コマンドの実行結果が正しく表示されないことがあるバグを修正した。

  80. dhcp client hostnameコマンドでホスト名に128文字以上を指定したときに表示されるエラーの誤記を修正した。

  81. ipv6 ospf area networkコマンドでエリアを10進数とIPv4アドレスのどちらの形式で入力しても、 show configコマンドで表示するとipv6 ospf areaコマンドで設定したエリアの入力形式通りに表示されるバグを修正した。

  82. clear account ngn dataが入力できないバグを修正した。

  83. 以下のコマンドを実行したとき、sip serverコマンドで設定されていない登録番号を指定した場合、 不正なエラーメッセージを表示するバグを修正した。


  84. 本来入力できないはずの以下のコマンドを入力できてしまうバグを修正した。


  85. 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。


■更新履歴

Aug. 2012,   Rev.9.00.56 リリース
Apr. 2015,   Rev.9.00.56 バグ修正7. 文面修正

以上