MMI関連で以下の仕様を変更した。
OSPFにおいて、unnumberedなLoopbackインタフェースがUPしたとき、次のようなsyslogメッセージ(INFOレベル)を出力するようにした。
"[OSPF] LOOPBACK1 is unnumbered. PLEASE RECHECK SETTING."
MMI関連で以下のバグを修正した。
優先制御、あるいは、帯域制御を使用し、かつ、NATを適用しているインタフェースからフラグメントされたパケットを送出するとき、パケットが不当なクラスにクラス分けされて送出されたり、不当に破棄されるバグを修正した。
OSPFで静的経路をimportしたとき、importした静的経路の出力インターフェイスが短かい期間でリンクダウンとリンクアップを発生させた場合、LSDB上にある当該TYPE 5 LSAが不正な状態になり、広告されなくなるバグを修正した。
IKEキープアライブ機能で、キープアライブの方法をicmp-echoとして設定した場合、noコマンドでこの設定を削除してもキープアライブ動作が停止しないバグを修正した。
複数の専用線でMP接続を行なっているときに専用線のケーブルを抜き差しすると、
・通信できなくなり、interface reset ppでも復旧できない
・show status ppで誤った内容が表示される
という現象が発生するバグを修正した。
帯域検出機能で、タイムアウト時のログ表示に誤りがあるバグを修正した。
帯域検出機能で、一連の測定動作が一度でも完了すると、その後の定期監視動作でエラーになった場合に正しい間隔でリトライができないバグを修正した。
帯域検出機能で、limit-rateオプション制限にかかって速度が設定された後、制限値を越えた測定を試みてエラーとなることがあるバグを修正した。
DHCPサーバ機能で、dhcp scope lease typeコマンドでbind-onlyに設定されている場合に、予約されていないホストからのDHCPINFORMメッセージにDHCPACKを返すバグを修正した。
本バグによるDHCPINFORMへの応答により、WindowsのDNSサーバアドレス設定が上書きされるなどの現象が発生していた。
複数のISDN回線でMP接続を行なっているときに、MPのプライマリリンクに対応するケーブルを抜き差しすると、通信出来なくなるバグを修正した。
LAN側のアドレスで同じアドレスを重複設定すると、そのアドレス宛てのパケットに応答できなくなるバグを修正した。noコマンドで一旦アドレスを削除した後に再度設定する必要があった。
ルータ自身がTCP端点となる複数の通信が同時に行われたときに、動作が不安定になり、リブートすることがあるバグを修正した。
XAUTH認証機能を利用するIPsecインタフェースと、XAUTHを利用しないインタフェースとが混在する設定を行った場合に、XAUTH認証機能を利用したインタフェースが正常に利用できない場合のあるバグを修正した。
なお、上記不具合が発生した場合、XAUTH認証機能を設定したインタフェースの処理が途中で止まってしまうため、対向側のタイムアウトにより接続が失敗する。
DNSリカーシブサーバ機能で、EDNS0に対応したクライアントからの問い合わせに正しく応答しないバグを修正した。
OPT RRを含むDNS問い合わせに対して、DNS requestを返していたものをDNS responseを返すようにした。
専用線に接続して使用したときに、何らかの理由により相手機器がパケットを受信できない状態になりPPP/LCPネゴシエーションが失敗すると、その異常な状態が解消しても専用線経由でパケットを送受信できなくなり、その後ハングアップするバグを修正した。